ノニパワー

8月に入り、陽射しが一段と強い日が続いています。

 

いつも以上にエネルギーを欲し、手軽に栄養を摂取したい…

そんなときは、日本でも健康食品として注目されているノニを飲みましょう!

 

多くはサプリメントやお茶として販売されていますが、

マジュロでは原液ノニジュースを1本6ドル、安いお店では4.99ドルで販売しています。

ノニジュースの栄養表示成分を見てみると、

ビタミンC 40%

カルシウム 4%

鉄分 5%

その他…食物繊維、ソリウム、ミネラル、アミノ酸など、マジュロで欠如しやすい栄養が見事に濃縮されています。

 

白い花を咲かせたノニの木の近くに、緑の実が落ちていたら…

そのまま食べてみましょう。

毎朝食べ続けたおばあちゃんは、119歳まで生きたとか!

糖尿病に一番良い食べ物として、マーシャル人のあいだでは知られています。

 

残念なのは、臭いがキツイこと。

身体に良いとわかっていても、この強烈な臭いに抵抗を感じてしまう方も多いようです。

 

そこで、原液ノニジュースと相性の良いドリンクを探してみました。

【ノニ×豆乳】◎

コーヒー牛乳のような、口当たりまろやかな味になります。

豆乳が苦手な人も、ノニを加えれば飲めるかも。

 

【ノニ×赤ワイン】◎

ノニの臭みが消え、少し辛口のワインになります。

グレープジュースとの相性も良いです。

 

【ノニ×麦茶】△

濁ったような色が抵抗感を高めてしまいます。

味も溶け合わず、喧嘩してしまいます。

 

【ノニxアミノサプリ】×

アミノサプリの甘さだけが強調され、臭みと苦みも残ります。

 

【ノニxココナッツビール(マッコリの味を想像してください)】△

ノニの臭いが消えませんが、甘さを少し控えめにしたい時に、

少し加えてみるといいかも。

※赤ワインと同じく、身体に良いかどうかの保証はありません。

 

他にも、どんなドリンクと相性がいいのか…試飲会は続きます。

 

 

shiori

ジャルートの特産品”アメダマ”

マジュロから飛行機で40分のジャルート環礁より、

特産品”アメダマ”のお土産をいただきました。

 

ずっしりと重く、ほんのりと甘い香り漂うこのネックレスの名前が

ココナッツの樹液を醗酵させた”ジャカロー”と、地面に落ちて茶色くなった”ワイニー”で作る”アメダマ”です。

 

(ココナッツについて、詳しくは「ココナッツとマーシャル文化」をご覧ください。

https://mjcc.biz/wordpress/?tag=%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%84

 

 

 

 

 

日本統治時代、ジャルート環礁には南洋庁のヤルート支庁がありました。 

 

 

「暑いのに、ブーブー(マーシャル語でおばあちゃん)は温かいお湯をバスタブに張っていつもお風呂に入っていたよ。

チョコレート(マーシャル語で森永のミルクキャラメル)を「キャラメル」と日本人みたいに発音してたし、

寝る前には日本語の歌をよく歌ってくれた。」

 

と、ジャルート出身の祖母をもつ同僚の話は、当時どんな暮らしがあったのか、想像を掻き立てます。

 

 

“アメダマ”を作るのに必要な”ジャカロー”は、チョーユ(醤油)に並ぶ万能調味料です。

 

お鍋の中で色が変わるまで熱するとハチミツ色になり、ご飯にかけて食べたり、

パンケーキのシロップとして使います。

 

常温保存するとアルコールになります。

離島で飲酒は禁止されているため、飲みたい方はジャカローアルコールを嗜みましょう。

 

常温ジャカローに緑または赤ピーマンを2晩漬け込むと、酢に変わります。
チャチミ(刺身)と一緒に食べるのがエンマンターター(マーシャル語で最高!)だそうです。

 

フレッシュなジャカローは、色と味が似ていることから、CALPICO(米国で販売されている「カルピス」の名称)と間違えられることも。

 

 

 

ネックレスは男性も兼用です。

 

 

 くるっと二重にすれば、ブレスレットにもなります。

 

頭のサイズに合わせて、冠にもなります。

 

 

 

 

 

ポン・デ・リングには、なりませんでした。。。

 

shiori

 

 

マーシャルのドル紙幣


(毎週木曜日発行 ”Marshall Islands Journal” 6/29/2012 2面記事)

 

先日、お会計時に「これ偽札じゃないよね?」とお客様から確認を受けました。

 

あるお店の売上の中に、偽札が混入していたようです。

 

「あのお店でチェックマーカーを売ってるよ!」と、
教えていただいた店舗に早速行ってみると、すでに最後の一本。

 

ここ数日のあいだに買占めがあり、ハワイへ追加購入の予約をしたけれど、
店頭に並ぶのは3週間後になると答えたレジのお姉さんも驚きを隠せない様子。

 

スーパーのレジでも、店内のライトに紙幣をかざして、キャッシャーが偽札かどうか見分ける姿が見られるなど、
警戒という二文字がそぐわないマジュロで、いま珍しい光景が見られます。

 

この国の紙幣はドルです。

しかし、ただのドルを想像してはなりません。

 

多少の破れは至って問題ありません。

赤いスタンプでURLが記載された広告紙幣もあります。

ずらりと書かれたサイン入り1ドル。

メモ代わりに使われたのか、メモリアル紙幣なのか、これぞ偽札なのか?

疑問が尽きません。

 

多くの紙幣は湿っているため、数えるのに一苦労です。

脇の下やあんなところ、こんなところがお財布になっているからです。

 

この日は、離島からボートに乗ってやってきたお客様が
束ねた1ドル紙幣でお買い物をされました。

 

 

びちょびちょに濡れた紙幣を乾かすのも仕事です。

 

本物の偽札は、どんな姿でマジュロ内を駆け巡っているのでしょうか。

 

shiori

 

卒業式

マーシャルでは卒業式のシーズンも終わり

ほとんどの学校では約2ヵ月半の夏休みに入りました。

 

先週末、今年1期生が卒業する私立高校の卒業式に出席してきました。

会場は学校の校庭。青空の下の卒業式です。

 

12名の卒業生は、揃いのローブと帽子を身につけ、

舞台の壇上に座っていました。

 

 

校長先生から一人ずつ卒業証書を受け取ります。

 

卒業式は来賓挨拶や先生方の挨拶、卒業生代表の挨拶、 在校生からの歌、

卒業証書授与、卒業生からの歌など 約2時間盛りだくさんの内容で行われました。

 

日本で卒業式といえば涙がありますが、感動して泣く生徒や親は見かけません。

全体的に明るい雰囲気で行われ、みんな笑顔です。

式典が終わると卒業生は一斉に帽子を空に向かって放り投げました。

アメリカの映画やドラマで見かけるシーンと同じですね。

 

卒業生は、ガムで作ったレイや1ドル札をつなげて作ったレイを

お祝いに家族や友人からかけてもらいます。

 

Jeramman ilo raan in kadiwoj lok in am!

(卒業の日、おめでとう!)

 

MIKA

ココナッツオイル

マーシャルの特産品のひとつに、ココナッツオイルがあります。

マーシャルの人々は、昔からココナッツオイルを日常で使っています。

ココナッツには抗酸化・抗菌成分が多く含まれているので

マーシャルではスキンケアだけでなく、塗り薬のように使うこともあります。

 

それではマーシャル人のココナッツオイルの代表的な使い方をご紹介します。

 

1.肌に塗る

ココナッツオイルは保湿効果が高く、乾燥した肌もしっとりします。

塗ってしばらくするとピュアオイルが肌に浸透するので、ベタつきもそれほど気になりません。

女性のスキンケアの定番です。 妊婦さんはお腹に塗って妊娠線の予防に。

また、 サンオイルのように塗って日焼け対策にも使います。

 

2.髪になじませる

髪の長い女性は、ヘアクリームやヘアトリートメント代わりに使います。

 

3.傷、やけどに塗る

抗菌作用があるので、切り傷・やけど・日焼けに塗ると効くそうです。

ココナッツオイルに薬草を加えた、薬用ココナッツオイルもあります。

これは各家庭で、薬草の知識があるおばあさんが調合して作ります。

 

4.料理に使う

ローカルフードを作るときに、自家製ココナッツオイルを料理に使います。

 

赤ちゃんから大人まで使えるので、私と娘もスキンケアに愛用しています。

特にアトピー気味で乾燥肌の娘には、日本で処方された保湿クリームよりも ココナッツオイルのほうが効き、

乾燥とかゆみを抑えてくれました。 ただのオイルではなく、効用は確かにあるみたいですね。

MJCCローカルスタッフの女性陣も、仕事中によくココナッツオイルを塗っています。

 

ピュアオイルなので、気温が26℃以下になると固まりますが、

凝固しても品質に問題はありません。 気温が上がると、再び液体に戻ります。

日本で冬場に使う場合、クリームを入れるような蓋つきの容器に少し移し替えておけば

オイルが固まっても容器から少量を指に取り、手のひらで温めれば溶けるので 一年中使えます。

MJCCでも1本5.25ドルで販売しております。 お土産にいかがでしょうか。

 

ピュアココナッツオイル

 

MIKA