国際環境NGO団体グリーンピースの船、レインボー・ウォリアー号が40年ぶりにマーシャル諸島にやってきました。
デラップ港に停泊中で、3月15日(土)午前9時から午後5時までは一般公開されます。興味のある方は、誰でも見学できるそうです。
1954年にビキニ環礁で行われた核実験ブラボーで被ばくしたロンゲラップ環礁の人々は、アメリカの安全宣言を受けて、1957年から徐々に避難先からロンゲラップに戻り暮らしていました。しかし住民に健康被害が出て、島の安全性に不安を持ったロンゲラップの人々が世界に助けを求めました。その声を受け、1985年にロンゲラップの人々をクワジェリン環礁のメジャト島へ避難させた船がレインボー・ウォリアー号で、マーシャルでは知る人ぞ知る有名な船です。
日本人フォトジャーナリストの島田興生さんは、当時レインボー・ウォリアー号にマジュロから乗りこみ、ロンゲラップの人々の避難の様子を写真で記録しました。
マジュロのデラップ港に停泊中で、来週からメジャト、エニウェトック、ビキニ、ロンゲラップ、ウォッジェなど離島への訪問を予定しているそうです。各島では放射線レベルに関する独自の調査が行われるほか、土壌、水、堆積物、生物サンプル収集プログラムが実施されるとのこと。
ご興味のある方は、土曜日の一般公開にぜひ足を運んでみてください!
mika