マーシャルいきもの名鑑

※今回の記事には爬虫類の画像が含まれます!苦手な方はご注意ください。

ヤッコエ!

突然ですがマーシャルでは日々生活しているだけで色々な生き物に出会うことができます。

犬・猫はもちろんのこと、あまり会いたくありませんがネズミ、よく見ると可愛いヤモリ、車道の真ん中を堂々と闊歩する小さな蟹、などなど…。

とりわけ犬と猫は個体数が多く、毎日たくさん見かけます。

個人的に猫好きとして写真を撮らずにはいられない!ということで、見かける度にパシャリ、またパシャリ。

今回はその一部をご覧ください。

自宅付近の猫。私という脅威の登場に縮み上がっています。
MJCCに住み着いている猫。ひっくり返って完全リラックス。
生まれたばかりの子猫たち。

また、夜中にトイレに起きるとこんな先客がいたこともありました。

長い棒に乗せて慎重に庭までお見送りしました。

ここマーシャルではカメレオンとか、トカゲとか、いろんな呼び方をされていますが、正式にはなんと言うのかな?

愛らしい生き物がいっぱいですが、言うまでもなく油断すると噛みつかれたり、感染症の恐れもありますのでくれぐれもお触り厳禁です。

マーシャルにお越しの際、彼らに出会えたらそっと眺めてみてくださいね。

やまだ

Starlink

ヤッコエ~。
マーシャル・アイランド・ジャーナルに面白い記事が載っていたので紹介致します。
タイトルは「スターリンクがエバドンにデビュー」。
エバドンは米軍基地のあるクワジェリン環礁の北西にある、言ってしまえば辺境の地です。
居住者がいながらも、これまでインターネットサービスが提供されてこなかった地域ですが、自治体としてスターリンクのモデムを購入してインターネットを使えるようにするという試みです。実はマジュロにあるマーシャル諸島短期大学では既に導入済みですが、離島での導入という事でニュースになったようです。
テスト運用では25個のデバイスでストリーミング接続、その条件で回線速度100Mbpsを超えるパフォーマンスを実現、我々の住んでいる首都であるマジュロ環礁での通常5~6Mbpsと比較して頂くとその速さが伝わるかと思います。
これまで我々が経験してきた経済発展のステップを飛び越えて、資源にも物資にも乏しい国の、その中でさらに辺境の地から始まる高速インターネット、という興味深いニュースです。クワジェリン選出の国会議員、デービッド・ポール氏が言う「Revolutionary = 革命的」という言葉も決して大げさではないと言えるでしょう。こういった動きが今後この地域にどのような影響をもたらすのか、期待と共に目が離せません。
近い内にマーシャル人ユーチューバーが世界中を魅了!なんてことがあるのでしょうか?

ヒデ

計画停電

マーシャルで生活していると、月に2,3回は経験するもの。

それは計画停電!

電柱メンテナス中

電力会社(MEC)が発電所のメンテナンスや電柱関係のメンテナンスをする際に

あらかじめ予告があって、日中に停電します。

計画停電は、水曜か木曜の午前9時から午後5時まで、が基本パターンです。

電力会社のfacebookや携帯電話のショートメッセージで以下のように告知されます。

電力会社のfacebookより

エリアが、発電所(power plant)からローラまで / 発電所からリタまで、と大きく2つに分かれているので、自分の家や職場のエリアが計画停電に該当するかチェック!

多くの家では停電するとウォーターポンプが使えなくなるので、必然的に断水も同時に起こります。停電前にバケツ1杯の水をくんでおくと安心です。

ホテル・大型スーパー・企業・短大では、各自で発電機を備えており、停電時にもなんとか営業できるようになっています。

公立の学校では計画停電の日は、教室の電気もつかず真っ暗なので休校、となることもあります。

停電中のMJCC店内
停電中のMJCC店内

計画停電の他にも、突然の停電も時々起こります。こちらは通常2-3時間で復旧することが多いです。

安定した電力の供給は、マーシャルの課題となっています。

mika

一本の道

ヤッコエ~。

マーシャル諸島は「環礁」という地形の島々で構成されています。「環礁」とは珊瑚礁でできた島の内側が長い時間を掛けて陥没してできた珍しい地形です。

マジュロ環礁、グーグルマップより

上の地図でご覧の通り「紐状の島」といってもいいかもしれません。

島の南半分にある白い部分が居住地や商業地になっており、そこに2万人が暮らしているというのだから驚きです。

この紐状の島を一本の道路が端から端まで繋いでいます。全長約47キロの道路には何と、信号機が一つもありません。つまりこの島自体に一個も無いという事になります。確かペンギン村もそうでしたっけ?

車で走れば知り合いとすれ違うことも多く、「この間○○のあたりで見かけた」なんて言われることはしょっちゅうです。現地の若い人からは噂話が怖くてデートもできない、なんて言う声もあります。いわば「細い社会」といったところでしょうか。

かなりの使用感がある中古車が主流で、日本では廃車にするしかないであろう車が元気よく走っています。

教習所で「へこんだ車に気をつけなさい。へこみを気にしない人は事故に合うことも気にしていないから。」と教わったことが思い出されます。へこんだ車だらけのこの国では一体どうすれば良いのか、そもそも道一本の国でどんな事故が起こるのか等考えさせられますが、大半のドライバーが道を譲ってくれる心優しい人々というお国柄、へこみや傷は全て不注意とごっつぁん事故によるものかもしれません。

ヒデ

マーシャル諸島憲法記念日の朝、自宅前で撮影。会場周辺の通行止めで大渋滞。

ビザと労働許可証更新

早いもので私にも初めてのビザ更新時期が到来です。

海外で生活する日本人の方々から、各国のビザ更新手続きの煩雑さやスピード感に関する悲鳴や愚痴が世界中から聞こえて参りますが、この国も例外ではありません。

  1. 警察署で無犯罪証明書を取得
  2. 病院で健康診断
  3. Labor Officeで労働許可証の更新手続き
  4. Finance Officeで労働許可証更新手数料支払い
  5. Immigrant Officeで必要書類提出
  6. Finance Officeでビザ更新手数料支払い

大まかに上記の手順を踏みますが、簡単に見えてこれが一筋縄ではいきません。様々な理由で各オフィスに何度も足を運ぶことになります。オフィス自体が空いていないことがあれば上席のサイン承認者が不在のケースもあります。スタンプラリー形式の病院の検査では、各検査担当者や医師のうち誰かがいないことが多く、1日で全てを終えられることはまずないでしょう。

Labor OfficeやImmigrant Officeでは応対してくれる担当者によって必要書類が異なることもしばしば。必要書類を聞いてから後日しっかりと準備した書類を持参すれば、別の担当者から追加で書類を請求されることもあります。かつては書類の紛失といったことも頻発していたのだとか。

今回の更新では結局全部で一か月程度かかりましたが、私自身しっかりとコツを掴むことができたように思います。例えば無犯罪証明書と健康診断書は更新前3ケ月以内の発行日で提出可能となるので、前もって準備しておくことも可能です。担当者と知り合いになることも大事です。そうすれば必要書類が後から増えることも無く、電話で進捗を聞けば快く回答してくれます。

ビザに関してはこれまでに色々な国を経験した人たちから様々なエピソードを伺いますが、この国ではワイロの噂を聞くことも無く、入国局に提出したパスポートが半年間返ってこない為帰国もできない等の悲劇が無い分、それほど悪くないのではないかと思ったりもします。

Finance Office内。ここで各種発行手数料を支払う。

ヒデ