ロンドン五輪

史上最多のメダル獲得で、日本中が沸いたロンドンオリンピック。

 

マーシャルから出場した選手4人の活躍を、

地元紙Marshall Islands Journalも大きく報じました。

 

 

出場選手は4人。

種目は陸上男子100m走、女子800m走、競泳男子/女子50m自由形。

 

メダル争いに参加せずとも、本番で自己ベストを更新した選手の喜びは格別です。

 

女子800メートル走に出場したHaley選手は、二度目のオリンピック。

アキレス腱を負傷し、手術後の参加でしたが、

前回の北京五輪を経験したことで、今シーズンのベスト記録を更新しました。

 

特に注目を集めたのは、陸上男子100m走に出場したTimi選手。

 

十分な練習施設がない小さな島国から、世界の大舞台にやってきた選手—

として、BBC World Newsのアナウンサーが”最も気に入った選手”にTimi選手を挙げたことで、

一躍世界中の注目を集めました。

 

AP通信社のインタビューでは、

Timi選手が最速ランナー Usain Bolt選手と、選手村の食堂で遭遇した喜びと興奮を語っています。

 

 

とりわけ緊張した瞬間は、マーシャルの人口より多い8万人の視線が集まったスタジアムだったようです。

 

shiori

 

 

ネイルサロン

一年中、チョーリ(マーシャル語でビーチサンダル)で過ごせるマジュロには、

約10店舗のネイル(&ヘア)サロンがあります。

 

値段は一律10ドル。

手足両方で20ドル。

 

日本から観光で来た友人と一緒に、RREホテル一階のお店に行ってみました。

 

 

 

冷房の効いた店内に、フィリピン人のスタイリストが2名。

店内のモデルはアジア系、特に日本人モデルのポスターが目立ちます。

 

 

 

まずは、30種類のサンプルから、好みの柄を選びます。

 

イチゴ、パイナップルのフルーツ柄や、

海中のサンゴ、植物など色とりどりのユニークな模様が目を引きます。

 

最初に友人が選んだものは、

サンプル(写真上)上から2段目、左から4番目の「リップ&リーフ」。

 

 

20分ほどかけて甘皮の処理、爪のお手入れをした後、

黄色のベースを塗ります。

 

 

唇から葉っぱが飛び出す斬新なデザインは、晴れたコバルトブルーの空と海に

よく映えます。

 

デザインは、オーダーメイドも可能です。

「椰子の木と夕陽」をリクエストしてみると、内海に沈む黄色い太陽と

風に揺れる椰子の木が、親指の爪1.5センチの世界に描かれていきます。

 

 

足元に現れた新たな風景と一緒に、チョーリを履いて、チャンポチャンポする午後のひととき。

いつもの景色が、なんだか違ってみえてきます。

 

 

 

 shiori

ノニパワー

8月に入り、陽射しが一段と強い日が続いています。

 

いつも以上にエネルギーを欲し、手軽に栄養を摂取したい…

そんなときは、日本でも健康食品として注目されているノニを飲みましょう!

 

多くはサプリメントやお茶として販売されていますが、

マジュロでは原液ノニジュースを1本6ドル、安いお店では4.99ドルで販売しています。

ノニジュースの栄養表示成分を見てみると、

ビタミンC 40%

カルシウム 4%

鉄分 5%

その他…食物繊維、ソリウム、ミネラル、アミノ酸など、マジュロで欠如しやすい栄養が見事に濃縮されています。

 

白い花を咲かせたノニの木の近くに、緑の実が落ちていたら…

そのまま食べてみましょう。

毎朝食べ続けたおばあちゃんは、119歳まで生きたとか!

糖尿病に一番良い食べ物として、マーシャル人のあいだでは知られています。

 

残念なのは、臭いがキツイこと。

身体に良いとわかっていても、この強烈な臭いに抵抗を感じてしまう方も多いようです。

 

そこで、原液ノニジュースと相性の良いドリンクを探してみました。

【ノニ×豆乳】◎

コーヒー牛乳のような、口当たりまろやかな味になります。

豆乳が苦手な人も、ノニを加えれば飲めるかも。

 

【ノニ×赤ワイン】◎

ノニの臭みが消え、少し辛口のワインになります。

グレープジュースとの相性も良いです。

 

【ノニ×麦茶】△

濁ったような色が抵抗感を高めてしまいます。

味も溶け合わず、喧嘩してしまいます。

 

【ノニxアミノサプリ】×

アミノサプリの甘さだけが強調され、臭みと苦みも残ります。

 

【ノニxココナッツビール(マッコリの味を想像してください)】△

ノニの臭いが消えませんが、甘さを少し控えめにしたい時に、

少し加えてみるといいかも。

※赤ワインと同じく、身体に良いかどうかの保証はありません。

 

他にも、どんなドリンクと相性がいいのか…試飲会は続きます。

 

 

shiori

野菜生活

 マーシャルのタニタ食堂に来てみました。

 

 と言えるような、ヘルシーメニューが並ぶここは、

マジュロ中心街に位置するマジュロ・ホスピタルです。

 

正面玄関左にあるWellness Centerでは、

平日の朝と昼にお肉を使わない、塩分控えめの野菜中心メニューを食べることができます。

(おかわり自由)

 

きゅうり1本が3ドル、レタス1つが5ドルするマジュロで、

これだけの野菜を8ドルで食べられるランチは破格の値段です。

 

1ドルプラスで、フレッシュなココナッツジュースも一緒に飲むことができます。

 

○本日のメニュー○

 

ブラウンライス(玄米)、大根、ナス、玉ねぎ、人参の具だくさんスープ、

ブレッドフルーツ(パンノキ)のサラダ、大豆を使ったベジミートの野菜炒め、

コーンブレッド、フルーツ(オレンジ、リンゴ)

 

 

日本の援助で建設されたマジュロ病院で、米国人スタッフが考案したレシピを、

台湾政府の実験農場で作られた野菜を使って、マーシャル人が調理する・・・

糖尿病大国における、その名も”アンチ糖尿病”ランチ。

 

外国につながる人の利用が多く目立ちますが、

女性の3人に1人、男性の4人に1人が糖尿病と言われているマーシャル人で

賑わう食堂になったらいいな。と願う、とある日のランチでした。 

 

shiori

ジャルートの特産品”アメダマ”

マジュロから飛行機で40分のジャルート環礁より、

特産品”アメダマ”のお土産をいただきました。

 

ずっしりと重く、ほんのりと甘い香り漂うこのネックレスの名前が

ココナッツの樹液を醗酵させた”ジャカロー”と、地面に落ちて茶色くなった”ワイニー”で作る”アメダマ”です。

 

(ココナッツについて、詳しくは「ココナッツとマーシャル文化」をご覧ください。

https://mjcc.biz/wordpress/?tag=%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%84

 

 

 

 

 

日本統治時代、ジャルート環礁には南洋庁のヤルート支庁がありました。 

 

 

「暑いのに、ブーブー(マーシャル語でおばあちゃん)は温かいお湯をバスタブに張っていつもお風呂に入っていたよ。

チョコレート(マーシャル語で森永のミルクキャラメル)を「キャラメル」と日本人みたいに発音してたし、

寝る前には日本語の歌をよく歌ってくれた。」

 

と、ジャルート出身の祖母をもつ同僚の話は、当時どんな暮らしがあったのか、想像を掻き立てます。

 

 

“アメダマ”を作るのに必要な”ジャカロー”は、チョーユ(醤油)に並ぶ万能調味料です。

 

お鍋の中で色が変わるまで熱するとハチミツ色になり、ご飯にかけて食べたり、

パンケーキのシロップとして使います。

 

常温保存するとアルコールになります。

離島で飲酒は禁止されているため、飲みたい方はジャカローアルコールを嗜みましょう。

 

常温ジャカローに緑または赤ピーマンを2晩漬け込むと、酢に変わります。
チャチミ(刺身)と一緒に食べるのがエンマンターター(マーシャル語で最高!)だそうです。

 

フレッシュなジャカローは、色と味が似ていることから、CALPICO(米国で販売されている「カルピス」の名称)と間違えられることも。

 

 

 

ネックレスは男性も兼用です。

 

 

 くるっと二重にすれば、ブレスレットにもなります。

 

頭のサイズに合わせて、冠にもなります。

 

 

 

 

 

ポン・デ・リングには、なりませんでした。。。

 

shiori