マジュロから飛行機で40分のジャルート環礁より、
特産品”アメダマ”のお土産をいただきました。
ずっしりと重く、ほんのりと甘い香り漂うこのネックレスの名前が
ココナッツの樹液を醗酵させた”ジャカロー”と、地面に落ちて茶色くなった”ワイニー”で作る”アメダマ”です。
(ココナッツについて、詳しくは「ココナッツとマーシャル文化」をご覧ください。
https://mjcc.biz/wordpress/?tag=%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%84)
日本統治時代、ジャルート環礁には南洋庁のヤルート支庁がありました。
「暑いのに、ブーブー(マーシャル語でおばあちゃん)は温かいお湯をバスタブに張っていつもお風呂に入っていたよ。
チョコレート(マーシャル語で森永のミルクキャラメル)を「キャラメル」と日本人みたいに発音してたし、
寝る前には日本語の歌をよく歌ってくれた。」
と、ジャルート出身の祖母をもつ同僚の話は、当時どんな暮らしがあったのか、想像を掻き立てます。
“アメダマ”を作るのに必要な”ジャカロー”は、チョーユ(醤油)に並ぶ万能調味料です。
お鍋の中で色が変わるまで熱するとハチミツ色になり、ご飯にかけて食べたり、
パンケーキのシロップとして使います。
常温保存するとアルコールになります。
離島で飲酒は禁止されているため、飲みたい方はジャカローアルコールを嗜みましょう。
常温ジャカローに緑または赤ピーマンを2晩漬け込むと、酢に変わります。
チャチミ(刺身)と一緒に食べるのがエンマンターター(マーシャル語で最高!)だそうです。
フレッシュなジャカローは、色と味が似ていることから、CALPICO(米国で販売されている「カルピス」の名称)と間違えられることも。
ネックレスは男性も兼用です。
くるっと二重にすれば、ブレスレットにもなります。
頭のサイズに合わせて、冠にもなります。
ポン・デ・リングには、なりませんでした。。。
shiori