「君が代」in Marshall

 

「警察と一緒に、「君が代」の練習をしているんだよ。」

 

 

 

「日本財団から寄贈されるパトロール船の贈呈式に向けて練習をしているの。

警察の気合の入りようが、とにかくすごい!」

 

と面白そうな情報を聴きつけ、先日その練習現場へ行ってみました。

 

余裕をもって、練習開始時刻ちょうどに到着~と、マーシャル・タイムを読んだつもりが、

見事に読みははずれ・・・

 

 

 

すでに式典会場の港では、

CMI(マーシャル諸島短期大学)の日本語クラスを受講している有志学生数十名が指導を受けています。

 

暑さにやられている生徒たちを慮って、警察が用意したお弁当が目に入ると、みるみる歌声は大きくなっていきます。

 

 

 

当日は悪天候が心配されましたが、警察側の願いが通じたのか、気持ちの良い青空。

 

 

 

 

心地よい風とともに、一曲目のマーシャル国歌がやわらかく高い空に響きわたります。

 

 

つづく、「君が代」

 

 

 

異国で聴く、母国の国歌。

伴奏なしのアカペラで、外国語の歌を歌う、という困難な試みを

微塵も感じさせない安定した重層ハーモニーに、う~っとり。

 

shiori

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MJCCブログ番外編(台湾)~YASAIを求めて~

上司・直Kによるパラオ、ポンペイの旅を綴る番外編から、

今回は部下・S織がフレッシュなYASAIを求めて・・・台湾へイッテQ!

 

 

意外と知られていない、台湾とマーシャルの太く、深い関係。

 

いまやもう、台湾政府が供給している離島へのソーラーパネル、
食卓を彩る農場の存在なしに、マーシャルを語れません。

 

そんな台湾の存在をより大きく感じたのが先週の土曜日。

ローラ地区にある実験農場“ローラファーム”主催で
世界糖尿病デーにちなんだ野菜販売&野菜料理の試食会が開催されました。

 

 

 

 左はナス、右は空芯菜の炒め物。ナンプラーと唐辛子が利いたピリ辛の味付けは食欲をそそります。

 

 

雨が降ると肌寒い日にはちょうどよい、野菜の甘味が染みわたるトウモロコシと大根のスープでほっこり。

 

 

 

大根はミニミニサイズ、ミニトマトは粒が大きく甘いのが特徴です。

 

 

★出店に並ぶマーシャルの3大おやつ★

1.パパイヤのクールエイド(粉末のジュース)漬け 

2.パンノミチップス(通称メー・チップス)

3.削りタロイモ

 

 野菜は1ポンドあたり$1.25の量り売りで購入します。 

 

 ローカルバナナの味を知ってしまうと、

輸入バナナを食べる気がしない、というのはホントです。

 

そんなバナナの苗も販売中。

 

パパイヤの苗は、お1人さま1苗、でお持ち帰りできました。

 

窒素・リン酸・カリが欠乏した土壌でも、たくましく大きくな~れ!

 

 

ロンドン五輪

史上最多のメダル獲得で、日本中が沸いたロンドンオリンピック。

 

マーシャルから出場した選手4人の活躍を、

地元紙Marshall Islands Journalも大きく報じました。

 

 

出場選手は4人。

種目は陸上男子100m走、女子800m走、競泳男子/女子50m自由形。

 

メダル争いに参加せずとも、本番で自己ベストを更新した選手の喜びは格別です。

 

女子800メートル走に出場したHaley選手は、二度目のオリンピック。

アキレス腱を負傷し、手術後の参加でしたが、

前回の北京五輪を経験したことで、今シーズンのベスト記録を更新しました。

 

特に注目を集めたのは、陸上男子100m走に出場したTimi選手。

 

十分な練習施設がない小さな島国から、世界の大舞台にやってきた選手—

として、BBC World Newsのアナウンサーが”最も気に入った選手”にTimi選手を挙げたことで、

一躍世界中の注目を集めました。

 

AP通信社のインタビューでは、

Timi選手が最速ランナー Usain Bolt選手と、選手村の食堂で遭遇した喜びと興奮を語っています。

 

 

とりわけ緊張した瞬間は、マーシャルの人口より多い8万人の視線が集まったスタジアムだったようです。

 

shiori

 

 

日本食 試食会

先週末、MJCCは日本食 試食会を開催しました。

 

マーシャルの人々に日本食のおいしさを知ってもらおうと 企画した今回が初のイベントです。

マーシャルで手に入る食材で、家庭でも作れる日本食、というコンセプトで

比較的簡単にできる日本の家庭料理と、日本のドリンクを試食してもらいました。

 

肉じゃが、たまごやき、鶏のから揚げ、ちらし寿司、炊き込みご飯、ふりかけご飯、

豆腐のなめたけがけ、まぐろ刺身、みそ汁、グリーンサラダ、フルーツゼリーなど、

料理のメニューは全部で14品。

MJCCスタッフとお手伝いに来てくださったボランティアの方あわせて6名で

一気に料理を完成させて会場に運びました。

 

会場には、日本大使館や青年海外協力隊など在住日本人の方々をはじめ

マーシャル人、台湾人、フィジー人、アメリカ人などが来てくださいました。

 

さて、お料理のほうは気に入ってもらえたでしょうか。

アンケートの結果、おいしいと思った料理ベスト3は、 肉じゃが、たまごやき、ちらし寿司でした。

意外と「たまごやき」がマーシャル人に好評でした。

 

ドリンクコーナーでは、日本酒・缶チューハイ・ビール・ソフトドリンク・コーヒーを 提供し、

試飲してもらいました。 ここでは、チューハイとコーヒーに「おいしい!」との声が集まりました。

いつのまにかドリンクコーナーは立呑みバーとなり、夜遅くまで楽しんでくださったようです。

 

今回の参加者からは「また次回も参加したい!」という声を多くいただきました。

MJCCでは、マーシャルの人々に日本の良さを紹介し、日本の皆様にはマーシャルの良さを紹介していくことで、

これからも身近なところから双方の橋渡しを続けていきたいと思っています。

 

MIKA

Jambo Arts Exhibition


先週18日と19日の二日間、RREホテルの集会所”BOKANAKE”で
Jambo Arts Exhibitionが開催されました。

 

年に二度、マーシャル在住のアーティスト作品が一度に見れる貴重な機会です。

 

Jamboはマーシャル語で「チャンポ」と発音し、日本語の「散歩」が語源です。
散歩のほかに、ヨットや船での航海、車でのドライブも意味します。

 

今回のテーマは、”how do you love?”

絵画、彫刻、アクセサリー、リサイクルクラフトなど、出展作品はさまざまです。

 

アーティストの多くは職業作家ではなく、教師や会社員として勤める傍ら、創作活動を行っています。
会場中央にはJunior Jamboのコーナーが開設され、小中学生による作品も多く展示されていました。

 

5歳の息子がビーズをつなげて作ったネックレスを販売する、大学教員のお母さん。

海に囲まれた環境では、貝殻も身近な材料のひとつです。

巻貝に色付けされた色とりどりの花。

紫の細長いパイプウニ(サンゴがある場所で生息)のとげ、瓶の破片、ロープも芸術作品に様変わり。

運転中よく遭遇する豚がパンダナスの実を食べている、マーシャルならではのファンタジックな画も。

古着をリサイクルしてバックや小物を作るフィリピン出身のアーティスト。

古ジーンズを再利用して作られるバックは大人気です。

 

気に入った作品は購入することもできます。

 

今回購入した作品はこちら。

プラスチックをキャンドルで炙って色づけされた、花びら形のネックレス。

携帯電話で通話する際に必要なcell cardが、お洒落なピアスに大変身!

アミモノと、マーシャルの地図柄の二種類を購入しました。

 

次回開催は、半年後の11月です。

 

今度は私もアーティストの一人として、エコアンダリヤで編んだアミモノバッグを
展示することになりそうです。

shiori