マーシャル人のファミリーネームに残る日本

先日、某レセプションに招待されて出席してきました。その席で、マーシャルの財務大臣が日本とマーシャルとの関係について触れ、マーシャル人にとって、いかに日本が身近な存在かという例えに、自分は「ワセ」、奥さんの旧姓は「ウエノ」、いとこは「カミナガ」だと、日系のファミリーネームについて話をしていました。
マーシャル諸島は1914年から約30年間(1920年からは国際連盟の委任統治)、日本によって統治されていました。1944年にアメリカ軍が占領するまでの間、マーシャル諸島を含む南洋群島は日本の一部だったわけです。南洋群島全体で約9万人の日本人が移り住んでいたといわれています。当時南洋庁が置かれたジャルート環礁は、日本からの距離が遠かったため日本からの移住者は少なかったといわれていますが、それでも680人と記録されています。現在マーシャルにいる日本人が50人前後ですから、それと比べるとかなりの人数ですね。またこれとは別に約2万人の日本兵が駐在していました。このように当時滞在していた日本人との関係の名残が、日系マーシャル人のファミリーネームに残っているのですね。
ちなみに前述の他に「ミズタニ」「ナカムラ」「サトウ」「カネコ」「ヤマムラ」「ミヤゾエ」「マタヨシ」等々、さらには「モモタロー」「キンタロー」「チュータロー」等のファミリーネームがあります。同じ苗字の方はマーシャルにいらした際に名乗り出てみてください。マーシャル人から歓迎されること間違いなしです。

SATO

ウリガ地区に新しいレストランができました!

ウリガ地区に新しくできた中華料理店の紹介です。
新しくできたレストラン「アイランドスター」は、ウリガ地区、オフィスマートというお店の向かいにあります。ラグーン側です。
店内はそこそこきれいで料理もおいしいのですが、このお店の特長は何と言ってもメニューにあります。日本語訳が付いていて、その翻訳が絶妙でした。

お立ち寄りの際は是非「秘密のアヒル」に挑戦してみてください。

SATO

マジュロの夕焼け

現在マジュロに到着するユナイテッドの便は、グアム発ホノルル行きが月水金日、ホノルル発グアム行きが月火木土、合計週8本あります。
ホノルル行きの4本のうち、水曜日の便はコスラエに止まらないため、他の日より30分ほど早く到着します。時間通りもしくはそれより早い到着ですと、ちょうど日没時で、天気が良ければきれいな夕焼けを見ることができます。空港周辺は周りに建物が何もないので、なかなか壮大な景色で、おすすめです。

夕焼けは雲の動きなどですぐに雰囲気が変わってしまうので写真を撮るのが難しいですが、MJCCのお店の前も隠れた撮影スポットですので、こちらもおすすめです。

SATO

保存食Jankwun「ジャヌクゥン」

MJCCではたまにローカルフードも買い取ります。バナナのジャムや、シオカラという塩辛い貝の漬物、そして今回はJankwun(ジャヌクゥン)という保存食を買ってみました。

常温で約1年も持つくらいの保存食だそうで、作り方は下の写真のパンダナスという果実?をココナッツジュースで煮詰めて煮詰めて天日干し、保存に適する固さになるまで天日干し、を繰り返すとても時間のかかる保存食です。

昔はショルダーバッグのように紐を肩にかけて小腹が空いたらちぎって食べるという画期的なスタイルだったそうです。

貴重な食べ物なようで、入手したことを知った現地従業員がちょっとザワついたので、気になり一つ買って食べてみました。

まず外側の葉っぱを取り(取ったら小さな虫が数匹出てきましたが、現地従業員がすぐそばで見ているので騒げません(笑))、本来はナイフで切るそうですが、持っていたお箸で割ってみます。(割ったら小さい幼虫がでてきましたがやはり騒げません…)

ちょうどきな粉棒くらいの固さの食感で、甘い和菓子のような、ほのかにパンダナスの風味がします…パンダナスを食べたことがない方にはさっぱり伝わりませんが、なかなか美味しい食べ物でした。これを溶かしてジュースにすることもあるそうです。

残りは従業員におすそ分けしました!

 

 

あかね

AMIMONOの材料

 

MJCCではAMIMONOというマーシャル諸島の工芸品も扱っておりまして、毎週その工芸品をMJCCで買い取るのですが、たまに原材料も買取ります。

編み手さんも原材料の売り手さんを探すのに苦労するそうで、お店に置いてほしいとリクエストされることがよくあるのです。上の写真は「キメジ」というココナッツの葉っぱでできた原材料で、約3束で下の写真のバッグが1つ作れます。貝殻はネックレスやクラウン(冠)、腕輪、ピアスなどに使います。

 

 

 

 

あかね