先日、知り合いが離島からヤシガニをもってきてくれました。
ヤシガニはヤドカリの仲間で、首都マジュロではすでにとりつくされてしまったらしく、ほとんど見かけることはありません。マーシャル人に聞いても「マジュロにはもういない」という答えが返ってきます。
お店の裏に置いてあるというので見に行くと、逃げられないようヒモにつながれて並んでいました。約10匹。壮観です。
距離を置いて並んでいるのは、近づくとすぐお互いにケンカするためです。
早速2匹いただいて帰りました。
ヤシガニの調理方法はいたって簡単で、鍋にぶち込んで茹でるだけです。ただ水から茹でないといけないそうで、ヤシガニは力が強いのでフタを押さえていないと大変なことになります。
すっかりゆであがったヤシガニさん。
ヤシガニの殻は歯が欠けそうなほど固いので、金槌で引っ叩いて割ります。
ヤシガニの身は蟹を油っこくしたような味なので、さっぱりしたポン酢で食べるのがおすすめです。ちなみにヤシガニは雑食なので、エサによって味が変わるようです。本当にココナッツばかり食べたヤシガニの身はココナッツの香りがします。
機会があったら是非食べてみてください。
SATO