Tariff Classification Workshop (HS Code Training)

11月11日から14日まで Tariff Classification Workshop に行ってきました。参加者はCUSTOMSが半分、マーシャルで働いている人が半分でした。参加者には日本人はいませんでしたが、主催側にはいらっしゃいました。

このワークショップの目的は以下の2つです。

  • HS条約とその役割についての理解を深める
  • RMI関税法に基づき導入されたHS関税率を詳細に理解し、関税率の管理と解釈ができるようになる

書いていて、よくわからないぐらい難しいです。関税・輸入税の仕組み的なことは RMI Customs の方々が対応できれば良いはず。弊社としては、輸入品のHSコードを正しく理解し申告できればよいのかなと思います。ちなみにHSコードとは、国際貿易商品の名称 / 分類を世界で統一する目的のために作られたものです。

ワークショップは楽しいものでした。ワークショップは大きく座学と実践練習の2つに分かれていました。座学は、主にHSコードの通則について学びました。HSコードをどう決定するかは、WCOの通則といわれるもので決定されます。これがなかなか難しかったです。

チームでの実践練習では、輸入品のHSコードをWCOの通則を見ながらを話し合って決めていきました。通則の解釈が難しく、メンバー内で意見が分かれることもしばしば。それでも、和気あいあいとしたワークショップだったと思います。
(慣れている税関職員でも、意見が分かれる商品もあるようです)

一番の収穫は、MJCCやマジュロの他の場所で声をかけられるようになったことでしょうか。参加者の方々にアイサツをし名刺を配り、顔見知りになれました。イベント参加のいいところです。

日常と違うことをするのは刺激になってよいですね。また、イベントには積極的に足を運ぼうかと思っています。

BUSINESS FORUM 2024

2024年11月5日 / 6日、BUSINESS FORUM 2024 が MIR で開催されました。私は初日の5日のみ参加してきました。大臣・各省庁など公側の人が半分、マーシャルでビジネスされている方々が半分、計50名ほどが参加されていました。マーシャルの人や中国系、欧米系の人たちで占められ、日本の方はいなかったように思います。

5日の内容は、各省庁からプレゼンがあり「マーシャルのビジネスを強化したい」というものでした。プレゼン後、参加者の方々が質問していました。イメージとしては「大学の講義」でしょうか。会は、質問だけではなく「こうしたらよいのでは?」など意見・提案も数多く出ていました。省庁側の人たちも改善の姿勢を見せていて、双方有意義な時間だったのではないかと思います。

マーシャルにいる多くの人たちには「こうしたらよい」という建設的な意見や提案があることがわかりました。BUSINESS FORUM のような機会を経て、官民一体となってマーシャルのビジネスが良い方向に進んでいくことを願っています。

BUSINESS FORUM は、また開く予定があるそうです。(6か月後?) 直接省庁側に言いたいことがあるというのであれば、よい機会かなと思います。

MAJOL2024 Micronesian Games開催!

 いよいよ明日6月15日から、マジュロで第10回Micronesian Gamesが開催されます。今大会は元々2022年に開催される予定でしたがコロナ禍により一年、準備の遅れなどによりもう一年の延期などを経てようやくの開催となるため、マーシャル国内は盛り上がっております。

Micronesian Games公式サイトはこちら→https://www.majol2024.com/

 Micronesian Gameはミクロネシア地域で4年に1度開催される国際的なスポーツイベントです。ちなみに第11回は再来年2026年にナウルで行われる予定です。気になる競技は下記の13種目が行われます。

 陸上競技

 バスケットボール(3on3 & 5人制)

 ビーチバレー

 バレーボール

 テニス

 スピア・フィッシング

 ソフトボール

 水泳

 卓球

 重量挙げ

 レスリング

 カヌーレース

 Micro All-Around

 いろいろ気になるところはあると思いますが、多くの人にとって一番気になるのは最後のMicro All-Aroundでしょう。検索しても出てこない競技名ですが、オフィシャルホームページのマニュアルに競技内容はこう書かれています。

男子:ヤシの木登り、ヤシの実の皮むき、やり投げ、ラン、スイミング&ダイビング

女子:ヤシの実の皮むき、ヤシの実削り、やり投げ、ラン、スイミング&ダイビング

 つまり南の島ならではの混成競技であり、陸上の十種競技がキング・オブ・アスリートなら、こちらはキング・オブ・アイランダーといったところでしょうか。ヤシの木は高さがいろいろあるが木登りに使うヤシの木はやはり背の高いのを使うのだろうか、ヤシの実を選ぶところから競技なんだろうか、等等、謎は尽きません。

 Micro All-Aroundの気になる競技実施日は6/20と6/21の予定。もしかしたらNTA(電話局)が生中継をしてくれるかもしれませんので、気になる向きはNTAのFacebookページをチェックしましょう!

NTAのfacebookページ→https://www.facebook.com/mhnta

SATO

Jambo Arts Exhibition


先週18日と19日の二日間、RREホテルの集会所”BOKANAKE”で
Jambo Arts Exhibitionが開催されました。

 

年に二度、マーシャル在住のアーティスト作品が一度に見れる貴重な機会です。

 

Jamboはマーシャル語で「チャンポ」と発音し、日本語の「散歩」が語源です。
散歩のほかに、ヨットや船での航海、車でのドライブも意味します。

 

今回のテーマは、”how do you love?”

絵画、彫刻、アクセサリー、リサイクルクラフトなど、出展作品はさまざまです。

 

アーティストの多くは職業作家ではなく、教師や会社員として勤める傍ら、創作活動を行っています。
会場中央にはJunior Jamboのコーナーが開設され、小中学生による作品も多く展示されていました。

 

5歳の息子がビーズをつなげて作ったネックレスを販売する、大学教員のお母さん。

海に囲まれた環境では、貝殻も身近な材料のひとつです。

巻貝に色付けされた色とりどりの花。

紫の細長いパイプウニ(サンゴがある場所で生息)のとげ、瓶の破片、ロープも芸術作品に様変わり。

運転中よく遭遇する豚がパンダナスの実を食べている、マーシャルならではのファンタジックな画も。

古着をリサイクルしてバックや小物を作るフィリピン出身のアーティスト。

古ジーンズを再利用して作られるバックは大人気です。

 

気に入った作品は購入することもできます。

 

今回購入した作品はこちら。

プラスチックをキャンドルで炙って色づけされた、花びら形のネックレス。

携帯電話で通話する際に必要なcell cardが、お洒落なピアスに大変身!

アミモノと、マーシャルの地図柄の二種類を購入しました。

 

次回開催は、半年後の11月です。

 

今度は私もアーティストの一人として、エコアンダリヤで編んだアミモノバッグを
展示することになりそうです。

shiori

日本語スピーチコンテスト

5月3日、マーシャルで日本語スピーチコンテストが開催されました。

コンテストは日本大使館の主催で毎年行われており、今年で第8回目となります。

 

 

マーシャルでは現在、マーシャル諸島高校(MIHS)・マーシャル諸島短大(CMI)・ コアップ高校(COOP)の

3校で日本語の授業があり、 各学校では青年海外協力隊などの日本語教師の方々が

熱心に日本語教育に取り組んでいます。

スピーチコンテストはこの3校の学生たちで競われました。

 

マーシャルは日本が統治していた時代もあることから、

祖父・曽祖父が日本人であるという日系人も多く、

名前が「フキコ」「ユキコ」「タダシ」「キヨシ」など名づけられていたり

苗字が「モモタロー」「チュータロウ」「ヤマムラ」「ミズタニ」など 日本的な名前の人もいます。

 

年配の方のなかには日本語を流暢に話せる人もいますが

最近はそのような方は少数になってきたことも事実です。

むしろ街中では、学校で日本語を履修した若い世代のほうが

日本語であいさつ程度はできるという人が多いです。

 

スピーチコンテストでは、会場に立ち見が出るほど、たくさんの人が見に来ていました。

 

コンテストは朗読部門・スピーチ部門があり

スピーチ部門(18歳以上の部)の優勝者は日本へ研修に行く権利を得られます。

今回はマーシャル諸島高校の男子生徒が優勝し、権利を獲得していました。

 

親日な人々が多いマーシャル。 これが若い世代へとつながっていくことを願います。

日本人として嬉しいことですね。

 

MIKA