武井外務副大臣のマーシャル訪問

1月10日ー11日の日程で、日本から武井外務副大臣がマーシャルを訪問されました。

日本から大臣がお越しになるのは、2019年の河野外務大臣(当時)の訪問以来です。
今回の訪問では、マーシャルとの二国間関係の強化や太平洋島嶼国地域での協力につき意見交換を行われたそうです。

マーシャル政府外務省主催の歓迎晩餐会にて
歌「ありがとう」を歌って歓迎するマーシャルの人々

マジュロではMIR前からICCまで、メインロード沿いに日本とマーシャルの国旗をずらりと掲げ、日本の外務副大臣の訪問を歓迎していました。

11日はピースパーク、日本のODAで建てた魚市場など訪問され、在留邦人経営の店の視察としてMJCCにも立ち寄ってくださいました!

それなのに、副大臣がお越しになる30分前に突然の停電…。まさにマーシャルの日常風景を視察いただきました。

マーシャル人スタッフはやや緊張気味でしたが、副大臣自らから話しかけてくださり、力強さの中にあるフレンドリーで明るい笑顔に魅了されていました。

MJCCにて

mika

マーシャル一周マラソン

大変ご無沙汰しております。MURAIです。
私の更新はすご~く久しぶりなのですが、今回はこれ

ジャジャーン
“Marathonman Murai”とは私の事です。
なんとMarshal Island Journalの一面に載ってしまいました。

私がジョギング好きなのはちょいちょいブログでも紹介しているのですが、
最近は結構距離を増やして週末は1日20キロ位走るようになってました。
で、せっかくならもっと長い距離を走りたいなと思い、
昔、社長から言われた事があるマーシャル一周マラソンを企画してみました。

で、走ったのがこんなかんじ

マーシャルはこんな感じでリング状の環礁になっているのですが、
北側は飛び地になっているため、陸続き部分の端から端という事で
LauraからRitaまでの約46kmを走りました。

この地図を見てあれっ?と思った方はなかなかのマーシャル通です。
そうです。マーシャルの端から端までを一周と言いながらLauraの入り口からスタートしているので、正確には完全に一周ではないのです。
完全な端となるとLauraビーチがスタートになるのですが、
プラス4キロになるのでちょっとビビッてしまいLaura村の入り口からスタートする事にしました。まあ一応LauraからRitaである事に違いはないのでインチキとは言わずにお許しください。

当日の流れはこんな感じ

AM6:00   まだ真っ暗の中出発

AM8:00頃 Ajaltake付近(20km)でちょっとづつ疲労を感じる

AM9:00頃 Airport付近(30km)暑さでやられてヘロヘロになる

AM9:30頃 自宅(31km)に立ちより水浴びをして元気回復

AM10:30頃 Batkan付近で(約35km)で再び力つき、そこからは歩いたり

走ったりしながら

PM12:00 Ritaゴール

ほんとは最初から最後までちゃんと完走したかったのですが、
久しぶりにちゃんと天気が良い日に当たってしまい暑さにやられてしまいました。
でもまあなんとかゴールできて良かったです。

いつかマーシャル一周マラソンをちゃんとした大会として企画し、
外国からのお客さんを呼んだりして開催できたら楽しいだろうなあと思いました。
マラソン好きの方、ぜひ一度マーシャル一周マラソンお試しください!!       コーディネートいたします。

そんなこんなで私、村井は今月で日本に帰る事になりました。
最近ちょっとさぼりがちだったBlogの更新は、Webの不具合発生、Block製造とマラソン準備が忙しかったという事でご容赦いただければと思います。

MJCCは引き続きマーシャルからの情報発信を続けていきますので
これからもMJCCをよろしくお願いします。

KOMMOL TATA!!

MURAI

ホームページ修復

MJCCブログ、久しぶりの更新となってしまいました。

そのわけは、、、

ホームページに使っているソフトウェアのアップデートに失敗して、これまでの内容が消えてしまったのです!
ホームページとブログの復旧作業に、時間がかかっておりました。最終的に自分たちの手に負えないことがわかり、業者に頼んで修理してもらいました。

さすが業者さん、過去10年分ぐらいのブログ記事も、無事復活しました!
最初から業者に依頼すべきケースでした…。

ご自分でホームページやブログを書いていらっしゃる方、
データのバックアップは大事ですね~!

また今回の私たちのように、ページが表示されなくなったからといって作り直してしまうと、バックアップデータが更新されて、素人の手に負えなくなるので、お気を付けください!

さて、マーシャルは9月から国境が開放されたため、マジュロには海外からの訪問者が多くなっています。日本から、出張でお越しになる方も増えています。

最近は、ホテルで満室日もあるとか。11月と12月は、島から国外へ出る人も多いようで、空の便アイランドホッパー路線も混雑しているようです。
旅のご予約は、どうぞお早めに!

みなさまのマーシャルへのお越しをお待ちしております。

mika

思うようにいかない事

今週は興味ない方には申し訳ないですが、MJCCの内輪なお話。

実はここ最近、MJCCのブロック製造部門が忙しいのです。
原因はこれ

来年予定されているマイクロゲームス(ミクロネシアのオリンピック)に向けた競技場建設です。
ここに我々が製造しているコンクリートブロックが使用されることになり、
地元の大手建設会社から大量の注文を頂きました。

我々の製造能力から行くと約2か月フル生産をして何とか作り切れる量。
大変ですが、とても嬉しい悲鳴です。

もちろん、2交代や3交代等すればもっと早く作り終えられるのですが
製造設備や人員確保にも限界があり、製造能力はそう簡単に増やせません。

そこで大切になるのが、
“いかにトラブルなく毎日稼働し続けられる環境をつくるか”
これがとても大切になります。

これを阻害する要因は

①機械トラブル
②従業員の欠勤
③天候 

これらがほぼ9割です。

“え、その位なら簡単じゃん”と思うかもしれませんが
それがそう簡単ではありません。

①長年直しながら大切に使っている製造設備は今だ健在ですが、
やはり小さな故障は度々おこりますし、最近は発電機も良く故障します。

②実はこれが結構大変で、
日本人と違い現地従業員は仕事を休む事に特に罪悪感は感じません。
なのでちょっとした理由ですぐに欠勤します。
職業観の違いなので責められないのですが、毎日来てもらうためには
日頃から“See you tommorw”を言い続けるなど、細かな気遣いが欠かせません。

③これはどうしようもないのですが、
大雨が降ってしまうと砂に水が混ざってしまい通常通りの製造が出来ません。
そうすると製造を休まざるを得なくなってしまったり、生産量が少なくなったりします。

こんな感じで、出来るだけ多くの日数を稼働させるため
日々薄氷を踏む思いで取り組んでいます。

例えば今週

月曜日・・・雨の為、目標の半分しか製造できず。
火曜日・・・稼働
水曜日・・・発電機トラブルにより目標の半分しか稼働できず。
と言った感じで、目標の半分程度しか作れておらず、
生産管理としはイライラする日々でした。

とは言え、色々と手を尽くし機械も復活、人員も確保、
昨日(木曜日)はなんとか100%作ろうと思った矢先・・・

突然の大雨(泣)

さすがにこの雨では作れないなぁと思い、
“なんだかなぁ”とちょっとイライラしながらも
まあ自然の事なのでどうしようもない割り切って帰宅。

ところが、世の中悪い事ばかりではありません。
今朝(金曜日)会社に来てみると

何と製造した形跡が。
数量は目標の3分の1程度ですが、
前日私が帰った後に雨が止むのを待って作ってくれたようです。
“いつも文句ばかり言って申し訳ない”と工場スタッフに感謝。

とは言えまだ作れているのは注文の1割程度。
注文をこなすまでまだまだ先は長いですが、
こんな感じでちょっとずつクリアしていけばいつか終わるかな。
と日々頑張っていきたいと思います。

村井

『ワクチン接種は突然に』

今週水曜日夕方、
クーラーボックスを抱えた保健省の方が突然やってきました。


どうしたのか要件を聞くと・・・
「ワクチンを打ちに来た」との事。
そうです、彼らは怠惰な国民に有無を言わせずワクチンを打ち込む精鋭部隊
『TEAM COVID-19』なのでした。

こんなおそろいのポロシャツであらわれるTEAM COVID-19

たしかに、ワクチンについての認識は人それぞれで
ローカルの人の中にはまだまだ注射自体に抵抗感のある人も多く、

『あの日 あの時 あの場所でワクチン打ってなかったら~
 僕らは いつまでも ワクチン未接種の まま~♪ 』状態になってしまうのを防ぐ為、

日夜住民の家や企業に出向いては、
ワクチンの必要性を説き、打って廻っているそうです。

ワクチン接種の必要性を説くTEAM COVID-19のメンバーと興味深々の従業員

やり方は極めて単純で、
お店の奥のソファーに座らされ、順次接種されていきます。

真剣な表情で注射器にワクチンを挿入し・・・
ブスッ!!

先月すでに接種済みの私はというと、接種を促すお兄ちゃんに
『You come!!』と言われたので

『I took a shot already!!』と自信満々に答えると、

『おじいちゃん、いいですね~』といかにも怪しげな日本語で返してくれました。

怪しげな日本語を操るおにいちゃん(真ん中)と仲間たち

そんなこんなで、ブースター接種はしていなかった我らが従業員も
『TEAM COVID-19』の餌食となりほぼ完全に接種完了しました。

まぁこの半強制的なやり方が良いか悪いかは別として、
こういった人々の努力もあって、いまだにマーシャルはコロナ感染ゼロを続けております。

MURAI