マーシャル大家族

MJCCブログ初投稿です。
最初のネタは何にしようかと思いましたが、
最初はとてもまじめにマーシャルの大家族について書こうかなと。

 

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みなさん知ってのとおりマーシャルの家族はすごく大きくてすごく複雑。
大家族です。国民全部が家族のよう。
いっつもマーシャル人の家族の話を聞くと僕の頭はパンクします。
ドッカーン。

 

ちなみにJouiは聞いたことありますか?
Jaki(マット)でもない、
Jouni(水をかける)でもない、
Jouj(お願い!)でもない、
JouiですJoui。

 

Jouiの話を聞いて目がキラキラ輝いたり、もっと聞きたいって思う人、
はい完全マーシャルおたくです。

 

マーシャルはもともと女系家族みたいです。かかあ天下。

Jouiは自分の祖先(どこの家系、地域から生まれ育ったのか)を表しています。
このJouiは母方のものを引き継ぎます。
マーシャルには今40数個のJouiがあるそうです。

 

昔はこのJouiがあればよかったんです。
これがあれば自分が誰か、どんなルーツで育ったのかわかるから。
もちろん今もこのJouiは引き継がれています。
小学校の社会の時間なんかにも先生が子供にJoui聞いてたりしてました。

 

ただ最近は西洋文化がマーシャルに入ってきました。
食べ物やマジュロの生活を見れば一目瞭然。
コーラ、スナック、缶詰、お金もドルを使っています。

 

名前の文化にもこの西洋文化が入ってきました。
昔はLastName(名字)はありません。

 

俺のJouiはこれだ。
私のJouiはこれよ!

みんなJouiを名乗っていました。

 

ただ最近は名字をつけるのが普通です。
みんな名字を持っています。
MomotaroやKintaroなんかもよく聞くんじゃないかと思います。

 

この名字は父方からとるのが今はポピュラーだそうです。
従業員の話では、子供ができたら父方のおじいちゃんから名字をとるんだよ!と言っていました。

 

ただここからがマーシャルのおもしろいところ。
今は父方の祖先の人の名前や名字からなら何を名字として使ってもいいそうです。
自分で好きな名字を選びたい放題。

 

なんで、親子でも名字が違うということは普通です。
日本とは少し違います。

 

ただこのシステムの裏には家族のいろんな問題があると思います。
実の親とは一緒に住んでいない。
養子にだされた。
親が離婚しているなどなど。

 

一見平和で穏やか、家族円満にみえますが、いろんな問題もあるんじゃないかな。
そんな中、たくましく生活してる子供はやっぱすごいですね。

 

kids

 

もうちょい算数できるようになってほしいけど。。。

 

ようすけ

 

 

 

新鮮な魚を買うなら

 

マジュロでローカルが新鮮な魚を買う場所といえば、、、ガソリンスタンド!

こちらの、街中によくあるガソリンスタンド。

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よくみるとクーラーボックスが並んでいます。

中身をチェックしてみると。。。

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釣ってきたばかりの近海の魚がたくさん入っていました。

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お店の人に「プラスティック・バッグ」と言って、

魚を入れるビニール袋をもらい、好きな魚を量り売りで買うことができます。

アジのような魚や、かつおや小ぶりのマグロが入荷していることもあります。

丸ごと1匹買うことになりますが、値段はお手頃価格ですよ。

 

今日も晴天のマジュロです。

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mika

 

 

アレレ博物館

マーシャル人の文化やルーツを知りたいならアレレ博物館へ。

こちらの博物館は資金難や建物の老朽化により閉鎖していた時期もありましたが、

昨年よりリニューアルオープンしています。

貴重な展示もきれいに見やすくなりました!

 

場所はウリガ地区、RREから徒歩5分ぐらいのところです。
隣にあるこの建物は裁判所。同じ敷地にあります。

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道路沿いにある、この看板が目印。

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看板の横にある建物の1F、入ってすぐ右側に「MUSEUM」と書いてあるドアがあり
それが入り口です。

 

ちょうど文化の日(Manit Day)でしたので、地元の子どもたちが大勢見学に来ていました。

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昔のマーシャル人が使っていた道具、服、カヌーなどの展示です。

展示室は2部屋、視聴覚室ではビデオが上映されていました。

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アレレ博物館(Alele Museum)

開館日

月ー金 午前9時~午後4時

土  午前9時~12時

 

mika

 

マーシャルの塩辛

 

いまMJCCでマーシャルの塩辛を販売しています。
離島で採れた貝をきれいに洗い、強い塩水につけて瓶詰したローカルフード。

 

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塩辛は、マーシャル語で「チオカラ」と言います。
日本語由来のマーシャル語です。

 

昔ながらの製法で作られるため、塩分が強くて塩辛く
貝1つでご飯が2膳は食べられそうなくらいです。

 

マーシャル人にとって、ソウルフードというチオカラ。
お店に並べておくと、わりとすぐ売れてしまいます。
買っていくのは、もちろんマーシャル人。
家で食べるだけでなく、ハワイやアメリカ本土で暮らす家族へ送る人もいるとか。
まさに故郷の味です。

 

日持ちは、冷蔵庫に入れておけば約6か月は大丈夫とのこと。
3か月以上は余裕だそうですよ。

 

mika

続・マジュロの地名

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次に、空港からローラへ向かいますと、まずアジャルタケ地区。
これが意外と長い。
アジャルタケ小学校、前チェトキア大統領宅などを過ぎて
しばらく何もない道を行くとラグーン側に小さな店がありまして、
ここまでがアジャルタケ地区らしいです。
そこから先へ行くとウォジャ地区に入ります。
 
ウォジャ地区と次のアラック地区の境目もよくわかりません。
ウォジャ小学校のある場所は間違いなくウォジャ地区、
マーシャル短期大学の職業訓練用の分校がラグーン側にある辺りは
間違いなくアラック地区らしいのですが・・・
 
アラック地区を抜けると道路が二股に分かれます。
この二股から先がローラ地区。
マジュロ環礁で最初に人が住みついたのがローラ地区です。
 
ちなみにこのローラ地区も4つに分かれてまして、
二股の辺りがジェイロック、環礁側がイヨラップ、外洋側がロバット、
一番端のローラビーチの辺りがロマロ、という名前がついているそうです。
 
住所のないマジュロで、これらの地区名が何のためについているのか?
誰がつけたのか?など疑問は尽きませんが、
私が聞き取りを試みたマーシャル人はそこまで知りませんでした。
 
なんとなく呼ばれている名前でも日常生活に支障はないようです。
以上研究の成果でした。

お役立てください。