アルノ環礁 その1(Arno atoll )

先日、ついに離島へ初上陸して来ました。
ここマーシャル諸島は大小29の環礁からできており
多くの人が住むマジュロ環礁以外の島を離島(outer islands)と呼んでいます。

今回は離島の中でもマジュロに一番近いアルノ環礁に行ってまいりました。アルノ環礁はマジュロからボートで約一時間。

そんなに遠くは無いのですが、外洋を小型ボートで行くため、
家族は置いて一人で行ってきました。

朝、一緒に行くアルノ出身のマーシャル人と待ち合わせ。

突然ですが、ここで問題です。
ボートに乗って離島に行く。皆さんどんな格好で待ち合わせしますか?

①水着

②濡れても大丈夫なスポーツウェア

③こぎれいなワイシャツ・チノパン

どうでしょう。ちなみに私は①と②のミックスでした。
まあ大方の人が①か②でしょう・・・が、しかし、
このマーシャル人は違います。そうです、③です。

なぜ?もしや行かないつもり?と疑いながらボートにむかうと・・・

あ、普通に洋服で海に入っていきました。
あんまり濡れるとか気にしないみたいです・・・。

う~ん、ワイルド。
しかも、この人マーシャルの国会議員です。

外海は揺れるよ~と色んな人に脅かされてちょっとドキドキの出発でしたが、案の上こんな天気。


途中、同乗者のマーシャル人を拾ってアルノに向かいます。

途中の天気はというと・・・
私の携帯カメラは防水ではないので全く写真が取れませんでした・・・
という事でご想像にお任せします(_;

で、太平洋の荒波にもまれる事小一時間でアルノ環礁近辺に到着。


そのまま環礁に行くのかと思いきや、外海で釣りを始める男たち。

そうか、この人達にとっての移動は食料を掛けた仕事だったのだ!!
すっかり観光気分の私もあわてて参戦。
それにしても、釣りになると真剣な表情を見せるマーシャル人。
真剣な表情をするマーシャル人仕事で見た事がありません。

で、釣果はというと・・・
ジャジャジャジャーン!!
カツオGET!!

って、実はこれ、一緒に行ったマーシャル人(黄色い人)が釣った物、どや顔で写真撮ってもらいましたが、私は一匹も釣れませんでした・・・

それにしても、ものの10分でこの釣果。
やっぱりマーシャル人はすごいですねえ。

今回は中身が濃かったので2回に分けます。では来週!!

MURAI

潮の満ち引き(bōka ボケ)

先日、我々が住むマーシャル諸島マジュロ環礁の端っこ「リタ」に行って来ました。
端っこと言っても、我々も含めたくさんの人が住むメインの環礁の端っこであり、
その先には大小様々な環礁が続いています。

マジュロ全体
行った場所

そこで海を眺めていると・・・

40代中ごろのご夫婦が沖に向かって歩いているではありませんか!!
待って、早まっちゃあいけない、人生辛い事もあれば楽しい事もある。そんな思いで止めに入ろかと思った瞬間・・・。

あれれ、なんだか浅くなって来たぞってな感じで
向こうに渡ってしまいました。

そうなんです実はここ、対岸の環礁まで歩いて渡れるのです。
ただし、干潮時のみで満潮の時はこんな感じで歩いては渡れません。

満潮時

実はこの先にはエジット島という小さな島があり
核実験の影響から未だに自分たちの島に帰れないビキニ環礁の人々が住んでいます。

今回のご夫婦がエジット島の人かどうかはわかりませんが、
こうやって干潮になると海を渡って移動をしたりする人もいるようです。

日本では潮の満ち引きなど気にした事もなかった私も、海で遊ぶタイミングを考えるときはタイドチャートを気にしますし、マーシャルで生活していると潮の満ち引きを気にするケースが意外と多いのです。

こんな日常の一コマも海洋国家ならではの光景ではないでしょうか。

MURAI

文化の日 (Manit day マニットデイ)

今週9月25日(金) マーシャルは『Manit day』と呼ばれる祝日です。
日本で言うところの『文化の日』
日本ではこれと言って意識しない祝日ですが、
マーシャル人は『Manit day』をかなり大事にしています。

その為、学校などではこの日に合わせて
伝統文化(遊びや食べ物等)を子供達に伝えるイベントが開催されたり、
いつものTシャツではなく、伝統的なドレスを着たりおしゃれをして通勤・通学します。

今年はコロナウィルスの影響か全体でのイベントは無かったので詳しくはこちら

MJCCブログ:マーシャルのローカルフード

で、マーシャルの伝統文化でも特に日常に溶け込んでいるのが
このブログでも度々登場する”AMIMONO”

という事でMJCCでもこれにあやかって”AMIMONO”売り場を模様替えしました。

before
after

模様替え前と後。違いわかりますでしょうか?
良く見比べてくださいね。

正解は・・・

こちら!!

写真だとわかりづらいかもしれませんが
意外と大きな変化でマーシャル人には大好評。
Facebookの反応もかつてない程でビックリです。
アミモノ効果で今週はお店も盛況でした。

皆さんもマーシャル土産にぜひAMIMONO買っていってくださいね~。

MURAI

夕日 (tulok in alトゥロックインアウ)

今週は穏やかな1週間でした。

天気の良い日、一日が終わって会社を出るとすぐ向かいにはこんな景色が見えます。

携帯で撮影した夕日

ここで日々生活していると、中米対立とか日本の総理大臣が変わったとかどこか遠い国の話で自分たちとは関係ない話のように感じてしまいます。そんなのんびりした国マーシャル。皆さん是非遊びに来てくださいね~

MURAI

ローカルビジネス

Iakwe! 今週はお店のお話。

毎週木曜日の開店前、MJCCの前にはたくさんの人だかりができます。


何かセールでもしてるのかと思いきや、 実はこれ、Amimonoの買い取りを待つ人達。

Amimonoとはマーシャルの伝統工芸品とも言える装飾品で日本語の編み物に由来してます。
(詳しくはこちら⇒ https://mjcc.biz/wordpress/?p=4469 )

MJCCではこのAmimonoを作り手さんから直接仕入れて販売しているのですが、
その仕入日が毎週木曜日なのです。

仕入日に作った作品を持って来てもらい買い取る仕組みになっているので、木曜日の朝は作り手さん達が自慢の作品を持って朝から並びます。
(買える量に限りがあるので早いもの勝ちなのです。)

店頭で受け付けの順番を整理する従業員
関係ない話ですが、実は従業員のユニフォームの後ろには日本とマーシャル国旗のプリントがあります。日本とマーシャルの架け橋という会社の思いが伝わるので気に入ってます。

購入額はお店の在庫状況や製品のクオリティを見ながら従業員が判断します。
なので、作り手さんも買い手も毎回真剣勝負。

値決めは売り手も買い手も真剣勝負
売れてよかったね(^^♪

こうして購入した製品は、すぐに売り場に並んで販売されます。

MJCCのamimono売り場

今回は総額1,500ドル程の仕入でした。

額が多いか少ないかは別として、 全てローカルの材料でローカルの作り手さんが作った物を購入・販売しているので、日系企業ながらマーシャル人の為の会社という弊社の考えを体現している事業と自負しております。

マーシャル文化そのものと言っても過言ではないこのAmimono
これからももっと発展させてマーシャル以外にも広められるようなPR方法を考えていきたいと思ってます。

もしご興味ある方いらっしゃればお気軽にご連絡ください!!

MURAI