先日、我々が住むマーシャル諸島マジュロ環礁の端っこ「リタ」に行って来ました。
端っこと言っても、我々も含めたくさんの人が住むメインの環礁の端っこであり、
その先には大小様々な環礁が続いています。
そこで海を眺めていると・・・
40代中ごろのご夫婦が沖に向かって歩いているではありませんか!!
待って、早まっちゃあいけない、人生辛い事もあれば楽しい事もある。そんな思いで止めに入ろかと思った瞬間・・・。
あれれ、なんだか浅くなって来たぞってな感じで
向こうに渡ってしまいました。
そうなんです実はここ、対岸の環礁まで歩いて渡れるのです。
ただし、干潮時のみで満潮の時はこんな感じで歩いては渡れません。
実はこの先にはエジット島という小さな島があり
核実験の影響から未だに自分たちの島に帰れないビキニ環礁の人々が住んでいます。
今回のご夫婦がエジット島の人かどうかはわかりませんが、
こうやって干潮になると海を渡って移動をしたりする人もいるようです。
日本では潮の満ち引きなど気にした事もなかった私も、海で遊ぶタイミングを考えるときはタイドチャートを気にしますし、マーシャルで生活していると潮の満ち引きを気にするケースが意外と多いのです。
こんな日常の一コマも海洋国家ならではの光景ではないでしょうか。
MURAI