観光客増加中

ヤッコエ~。

弊社では観光事業の取り扱いがございますが、ありがたいことに最近日本からの観光客・ビジネス客が増加中であることを実感しております。

ミクロネシアまで来たのでせっかくだから足を伸ばしてみた、ご祖父様がこの島に縁があったので一度訪問してみたかった、青年海外協力隊として派遣された経緯があり20数年ぶりの来マーシャル等、動機は様々です。コロナ禍が落ち着いて3年振りの訪問となる研究者の方々もいらっしゃいました。海外への訪問自体がコロナ禍明けで初という方も多くいらっしゃるので、海外旅行の楽しさもひとしおでしょう。

これから来られる観光客の皆様、ご検討中の皆様、マーシャル諸島でお待ちしております!

ヒデ

飛行中の機内から見えるマジュロ環礁の一部を撮影

Starlink

ヤッコエ~。
マーシャル・アイランド・ジャーナルに面白い記事が載っていたので紹介致します。
タイトルは「スターリンクがエバドンにデビュー」。
エバドンは米軍基地のあるクワジェリン環礁の北西にある、言ってしまえば辺境の地です。
居住者がいながらも、これまでインターネットサービスが提供されてこなかった地域ですが、自治体としてスターリンクのモデムを購入してインターネットを使えるようにするという試みです。実はマジュロにあるマーシャル諸島短期大学では既に導入済みですが、離島での導入という事でニュースになったようです。
テスト運用では25個のデバイスでストリーミング接続、その条件で回線速度100Mbpsを超えるパフォーマンスを実現、我々の住んでいる首都であるマジュロ環礁での通常5~6Mbpsと比較して頂くとその速さが伝わるかと思います。
これまで我々が経験してきた経済発展のステップを飛び越えて、資源にも物資にも乏しい国の、その中でさらに辺境の地から始まる高速インターネット、という興味深いニュースです。クワジェリン選出の国会議員、デービッド・ポール氏が言う「Revolutionary = 革命的」という言葉も決して大げさではないと言えるでしょう。こういった動きが今後この地域にどのような影響をもたらすのか、期待と共に目が離せません。
近い内にマーシャル人ユーチューバーが世界中を魅了!なんてことがあるのでしょうか?

ヒデ

ローラビーチ

飾らず、隠さず、気取らず、そのままの自分で居続けることが一番かっこいい。

by 西城秀樹

https://meigen.pt-hamamoto.biz/index.php?2764

遠浅の海。透明度が高く「千と千尋の神隠し」のワンシーンのよう。干潮時に撮影。

今日はマジュロ島にあるローラビーチに来ています。
島の中でどこから歩いても一分以内で海に辿りつくというマジュロ島ですが、岩場が多くて砂浜のビーチが少ないという島でもあります。

地元民にとっても貴重なビーチなので休日にはBBQや海水浴で賑わっているそうですが、平日である今日は周りに誰もいないプライベートビーチ状態でした。


冒頭ローラつながりで西城秀樹さんの言葉を引用させて頂きましたが、さすがは生涯にわたってかっこよさを追求し続けたスーパースター、しばらくの間頭の中で咀嚼し続けたくなるほどの含蓄があります。ローラビーチは何千年もの間飾らず、隠さず、気取らない、悠久の自然であり続けたわけで、西城さんの代表曲のタイトルだけには止まらない、不思議な因縁を感じずにはいられません。

静かに海を眺めていると、あっという間に時間が過ぎていきます。たまにはこういう時間の過ごし方も必要であるということを実感した小旅行となりました。

ヒデ

新感覚アミモノ

ヤッコエ~。

今日はマーシャル諸島名物、アミモノについてです。

当地に古くから伝わる手工芸品で、素材はヤシの葉やパンダナスの葉など自然のものです。

代表的なアミモノ「オボン」

上の写真はもっともオーソドックスかつ代表的なアミモノ「オボン」です。壁飾りとして使い、きめ細やかな装飾が特徴的です。手作りの温かさや自然素材の優しさが感じられますね。

最近はこの伝統手工芸にも「ニューウェーブ」とも呼ぶべき動きがあるようです。

弊店の天井から吊り下げられたアミモノの数々

以前には最初の写真のような代表的なものしか置いていませんでしたが、今ではご覧の通り、カラフルで色々な形をしたものが増えてきました。マーシャルでは「オボン」とは区別され「デコレーション」と呼ばれています。

ハート形のDecoration
複雑な幾何学模様の装飾品
鳥をモチーフにしたモビール風アミモノ
花飾り風
かわいらしい色使いが目を引く「レーレー(耳飾り)」

伝統的な形だけにとどまらず、カラフルで新しいデザインに挑戦するアミモノの編み手たち。飾られているだけで店内を賑やかな雰囲気にしてくれます。

このブログを書いている5月末から6月上旬という時期は、各学校での卒業式シーズン。卒業式はマーシャルの人々にとって一大イベントであり、卒業生が式典でアミモノを身に着けたりたり、卒業生や島を旅立つ人への贈り物としてアミモノを買い求める人が増える時期です。

マーシャルの人の手によるものを大切な人の人生の節目にプレゼントする、なんだか心が温まる話です。それも全て自然由来というのだから「豊かさ」とは何なのか、考えさせられますね。アミモノはマーシャル人が現在も誇りにし、大切にしている伝統文化です。

今日ご紹介したもの以外にもバッグやネックレス等いろいろな種類がございます。

アミモノは是非MJCCにてお買い求めください。

ヒデ

一本の道

ヤッコエ~。

マーシャル諸島は「環礁」という地形の島々で構成されています。「環礁」とは珊瑚礁でできた島の内側が長い時間を掛けて陥没してできた珍しい地形です。

マジュロ環礁、グーグルマップより

上の地図でご覧の通り「紐状の島」といってもいいかもしれません。

島の南半分にある白い部分が居住地や商業地になっており、そこに2万人が暮らしているというのだから驚きです。

この紐状の島を一本の道路が端から端まで繋いでいます。全長約47キロの道路には何と、信号機が一つもありません。つまりこの島自体に一個も無いという事になります。確かペンギン村もそうでしたっけ?

車で走れば知り合いとすれ違うことも多く、「この間○○のあたりで見かけた」なんて言われることはしょっちゅうです。現地の若い人からは噂話が怖くてデートもできない、なんて言う声もあります。いわば「細い社会」といったところでしょうか。

かなりの使用感がある中古車が主流で、日本では廃車にするしかないであろう車が元気よく走っています。

教習所で「へこんだ車に気をつけなさい。へこみを気にしない人は事故に合うことも気にしていないから。」と教わったことが思い出されます。へこんだ車だらけのこの国では一体どうすれば良いのか、そもそも道一本の国でどんな事故が起こるのか等考えさせられますが、大半のドライバーが道を譲ってくれる心優しい人々というお国柄、へこみや傷は全て不注意とごっつぁん事故によるものかもしれません。

ヒデ

マーシャル諸島憲法記念日の朝、自宅前で撮影。会場周辺の通行止めで大渋滞。