MIRのサンデーブランチ

マーシャルアイランド リゾート内のエンラ レストランでは

毎週日曜日にサンデーブランチを実施しています。

 

時間は午前10時30分から午後2時30分まで、 料金は大人$15.50。

食べ放題のブッフェ形式です。

 

具を選んで、その場でシェフに作ってもらうオムレツ、

オーダーをすると焼いてくれるパンケーキが、 このブッフェで特におすすめです。

パンケーキには、生クリームやイチゴをたっぷりのせて

アメリカンスタイルでいただくのも、いいですね。

 

MIRのサンデーブランチは、ローカルにも人気があります。

この日、お昼頃になると元大統領や国会議員など

マーシャルの有名人が 続々とお店にやってきました。

教会での礼拝を終えてから、来ている人もいました。

 

レストランでは、日曜日の明るくゆったりとした時間が流れていました。

 

MIKA

2012.3.1 ビキニ・デー

ビキニ核実験から58年目を迎えた今年は、
MOH(Ministry of Health)主導による核被爆者追悼記念式典が
首都マジュロの中心街Delap(デラップ)地区に位置する
ICC(International Convention Center)で行われました。

 

前日の夕方、マジュロ病院で10時に式典開催のアナウンスが流れた
という情報を入手したので、10時に会場へ向かったところ、
明らかにまだ準備中の様子。

 

1、2時間の遅れは想定内でも、15時開始の変更にはマーシャルタイムといえどもびっくりです。
(招待状が届いた日本大使館には、最初から15時と連絡があったようです)

せっかく中心街までやって来たので、車で5分ほどの場所にあるビキニ環礁地方政府の事務所へ行ってみました。

事務所前には5、6人のERUB(米国が核被災を認定している4環礁の頭文字をとった名称で、マーシャル語で「破壊」の意)
メンバーのおじさんがおしゃべりをしていました。
今年は被爆者の多くがキリ島(ビキニ退去直後に約1200人が移住)に行っているため、
マジュロでは特にイベントや集会を開かないというのがERUBメンバーの共通認識としてあるように感じました。

年によってはパレードがある(2007年には、数台の車に乗ってクラクションを鳴らしながら
ビキニデーのアピールをしている様子を見ました)が、今年はパレードもないとのこと。

事務所玄関内の壁に飾ってあるブラボーショットの写真や、実験後の島民の写真について解説をしてくれたのは
ビキニ出身の方で、今日は特に何をするわけでもないが、家族で集まってご飯を食べ、お祈りをすると話をしてくれました。

15時半から始まった式典には、政府関係者の出席が目立ち、子どもの姿はほとんどありませんでしたが、
マーシャル短期大学の成績優秀者10人ほどの生徒が、
キャンドルセレモニーで点灯役を務めるために出席していました。

 

海外メディアの姿はなく、日本から前日入りした焼津市のNGO団体と報道陣数人が
ビデオカメラを回しているくらい。
マーシャル国内のテレビ、ラジオ局の中継もありませんでした。

 

お祈り、国歌斉唱の後、米国大使、マーシャル地方政府の議員、外務大臣、
ERUB代表被爆者、4環礁(米国政府が被害があったと認めたビキニ、ロンゲラップ、エネウエタック、ウトリック環礁)
を代表してウトリック環礁代表の5人が順に登壇してスピーチをしました。

 

各スピーチは1人10~15分くらいで、
一番長かったのは意外にも最後に話をしたERUB代表者でした。
スピーチはマーシャル語だったので、英訳の全文が会場に配られました。

<ERUB代表Charles Domnick氏証言スピーチ>
http://www.yokwe.net/index.php?module=News&func=display&sid=2977

 

<式典の様子を伝えるYokwe online記事>
http://www.yokwe.net/index.php?module=News&func=display&sid=2976

 

2007年に私が出席した式典(ビキニ環礁地方政府事務所前でテントを設置して開催)では、
どちらかというと政府関係者が招待されて、ERUBの人たちが主催しているという形だったと記憶しているので、
今年はその構図が逆であることから、ERUBメンバーが招待されている場で
被爆体験を語ることは厳しいだろうと予想していました。
過去には、直前まで被爆体験を話すつもりでも、いざステージに立つと重要な部分を話せなかったり、
被爆体験者のスピーチがプログラムから削除されるといったことがあったそうです。

 

しかし、そんな私の予想は大きく裏切られ、しっかりとした語り口で堂々と当時の記憶を語る様子は、
なんとも言えない緊張感と威厳に満ちていました。

 

スピーチの途中で、「WE WANT JUSTICE」と手書きで書かれた紙を持った男性が前に出て、
しばらくするとステージから会場の中央を通って、後ろの席までゆっくりと紙のメッセージを客席に見せながら歩いていきました。
スピーチ終盤も、今度は別の男性が同じ紙を持ち、中央通路を通ってステージ前に戻りました。

 

そして、客席に身体を向けた瞬間、
突然感極まった嗚咽と共に泣き崩れ、顔を覆いながらしばらく震えが止まらず身悶える様子に、
会場は一瞬時が止まったような静けさに包まれました。

 

スピーチが終わっても、男性は米国大使に紙を見せるように身体を向けたまま、
司会者が話をするまでなかなかステージから降りようとしない姿にも、
無言の抵抗を強く感じました。

 

その後、キャンドルセレモニーが行われ、スクリーンには核実験当時の映像や
今も放射能の脅威が残る様子を伝えるスライドが流れました。
実験後、米国兵が島民の健康調査をする様子など、米国兵の活躍を主張するようなスライドが多いかと思えば、
すさまじい実験映像の合間に、マーシャルの美しい島の映像が挟まれるような編集に
愛国心を彷彿とさせるようなものも感じました。
映像がどのような立ち位置から作られたものか知りたかったので、映像制作者を尋ねたところ、
MOHでデータ管理をしているマーシャル在住9年目の
フィリピン人女性が映像を作成していました。
彼女は今年でセレモニー用の映像を作るのは3度目で、特に今年は他の核実験との比較をすることで、
ビキニ被害の甚大さを伝えたかったと話をしていました。

 

約2時間半の会が終了した後は、ロビーでサンドイッチが配られ、歓談する人たちで溢れていましたが、
米国大使の姿は見えませんでした。

 

OKAWA

92歳のお誕生日会

先週末、MJCCの元従業員で、ケサイ・ノート元大統領の義父である カナメさんの

92歳の誕生日パーティーが開催されました。

カナメさんは日本人の父を持ち、日本の統治時代に日本の教育を受けた世代です。

日本語を話すことはもちろん、読み書きも日本人と変わらないレベルで出来ます。

 

カナメさんの娘さんが、お店に招待状を持ってきてくれました。

若かりし頃のカナメさんの写真入りカードです。

MJCCマネージャーとスタッフ一同を招待してくださいました。

 

 

招待状にはパーティー開始時刻は、夜7時からとありました。

30分遅れて7時半に会場に着きましたが、まだこのような感じです。

ほぼ誰も来ていません・・・。 マーシャリーズタイムですから、気長に待つことにします。

 

徐々に人が集まり、夜9時過ぎにパーティーはスタートしました。

家族の方に支えられて、主役のカナメさんの入場です。

 

挨拶や神父さんのお祈りのあとは ステージで余興のダンスが始まりました。

 

お食事もいただきました。

BBQ、スシ、パンの実の料理、ココナッツの料理など ローカルフードのフルコースです。

 

海がめもありました。

今日は大変なご馳走です。

 

MJCCのローカルスタッフも会場に来ていました。

 

ひ孫たちは日本語がプリントされている、お揃いのバースデーTシャツを着ていました。

 

会場には300人ほど集まり、とても盛大でした。

パーティーは午前3時頃まで続いたようです。

 

カナメさん、これからもどうぞお元気で!

 

MIKA

ローカルBBQ食べあるき

マーシャル人の誰もが大好きなものといえば、BBQ!

 

休日にみんなでピクニックに行くとBBQ、 パーティーや誕生日会でも必ずBBQがあります。

街中ではお昼頃になると、BBQプレートが売られています。

マーシャルのBBQは下味をつけた肉を焼くスタイル。

肉は醤油の味付けで日本人に口にも合います。

 

今回はマジュロで買うことができる主なBBQプレートを食べ比べてみました。

 

まずは、ウリガ地区にあるウリガ教会前のBBQです。

ここはRREから徒歩8分、ウリガ・インから徒歩1分の場所です。

 

時刻は午前11時30分。 BBQは、どのお店も昼の11時半というのが開店の目安です。

それより早い時間に行くと、まだできていない事が多いのでご注意ください。

売り切れ次第お店を閉めますので、だいたい午後3時頃まで販売しています。

 

さて、もう焼けて準備ができているようなので、買ってきました。

 

BBQプレートは、1つ3ドルでした。

ウリガ教会のBBQプレートはサイドディッシュに 日替わりでローカルフードが入っていることが特徴です。

この日は、チキンとポークスペアリブのBBQに、

パンの実を使ったローカルフード3品とご飯という内容でした。

ローカルフードをいろいろ食べてみたい方には、いいかもしれません。

 

 

次は、同じくウリガ地区にあるモモタローストアのBBQです。

MJCCから車で2分ほどのところにあります。

大きな看板が出ているお店なのでわかりやすいですが ホテルから歩いて行くには、

やや距離があるので タクシーやレンタカーで買いにくるのがよいと思います。

 

値段は1つ4ドルです。 モモタローBBQは、味とボリュームに評判があります。

BBQは醤油の濃い目の味付けでおいしいです。

MJCCスタッフもモモタローBBQのファンで、 週に1度は食べたくなり、買ってしまいます。

毎日”ミスターBBQ”という名のおじさんが、肉をジューシーに焼き上げています。

 

この日のプレートは、チキンとポークスペアリブのBBQに ご飯と、

サイドディッシュにマカロニとキャベツキムチが入っていました。

※追記:モモタローBBQは2013年4月以降、休業中です。

 

次は、デラップ地区、デラップ小学校向かいに出ている 串刺しBBQのお店です。

場所はMIRから空港方面に徒歩5分。

制服の黄色いTシャツを着た子どもたちが多くいるあたりの 、テントの下です。

BBQ1串(ライスつき)で、1.5ドルでした。

ターキーテイルのBBQなので、お肉に若干脂身が多いです。

付いてきたライスは、ココナッツをまぶしたローカルおにぎりが2つでした。

ココナッツおにぎりは少し甘いので、ご飯が甘いことに日本人は驚いてしまいますが

“おはぎ”のようなものだと思えば、やさしい味のような気がします。

 

以上、3軒のローカルBBQをご紹介しました。

ぜひ街中でマーシャルのBBQをお試しください。

 

MIKA

 

散歩~MIR周辺

マーシャル語で「散歩」は、「チャンポ」と言います。

日本語が語源となったマーシャル語です。

道端でマーシャル人に会ったときに「何しているの?」と聞くと 、

「チャンポ、チャンポ!」との答えがよく返ってきます。

「チャンポ」は、日常で頻繁に使われている単語です。

平日の午後、マーシャルアイランド リゾート(MIR)の近所を 散歩してみました。

MIRから空港方面に歩いていくと、ホテルの脇に売店が出ていました。

日本でいうと、農作物の産地直売所という感じです。

この売店は不定期ですが、お昼から午後4時頃までローカルフードを販売しています。

通常は、ローラまで行かないと手に入らないものも並んでおり、

ローカルフードを買い求める人が次々に立ち寄っていました。

新鮮なココナッツジュースは1つ¢50でした。お買い得です。

MIRの向かいには”マッコー ビルディング”という緑色の政府の建物があります。

1Fに”アイランドカフェ”というコーヒーショップと

“コピーマスター”というオフィス用品を扱う文具店が入っています。

コピーマスターに入ってみました。

店内はアメリカの文房具や、ハワイアンテイストの小物、

PC、デジカメなどの精密機器や周辺機器が置いてあります。

マーシャルでは珍しく、日本のキャラクター商品の品揃えが充実。

日本からアメリカに渡り、そこからマーシャルに来たキティちゃんです。

マーシャルの街の空気が感じられた午後のチャンポでした。

MIKA