マーシャルの塩辛

 

いまMJCCでマーシャルの塩辛を販売しています。
離島で採れた貝をきれいに洗い、強い塩水につけて瓶詰したローカルフード。

 

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塩辛は、マーシャル語で「チオカラ」と言います。
日本語由来のマーシャル語です。

 

昔ながらの製法で作られるため、塩分が強くて塩辛く
貝1つでご飯が2膳は食べられそうなくらいです。

 

マーシャル人にとって、ソウルフードというチオカラ。
お店に並べておくと、わりとすぐ売れてしまいます。
買っていくのは、もちろんマーシャル人。
家で食べるだけでなく、ハワイやアメリカ本土で暮らす家族へ送る人もいるとか。
まさに故郷の味です。

 

日持ちは、冷蔵庫に入れておけば約6か月は大丈夫とのこと。
3か月以上は余裕だそうですよ。

 

mika

続・マジュロの地名

airport

次に、空港からローラへ向かいますと、まずアジャルタケ地区。
これが意外と長い。
アジャルタケ小学校、前チェトキア大統領宅などを過ぎて
しばらく何もない道を行くとラグーン側に小さな店がありまして、
ここまでがアジャルタケ地区らしいです。
そこから先へ行くとウォジャ地区に入ります。
 
ウォジャ地区と次のアラック地区の境目もよくわかりません。
ウォジャ小学校のある場所は間違いなくウォジャ地区、
マーシャル短期大学の職業訓練用の分校がラグーン側にある辺りは
間違いなくアラック地区らしいのですが・・・
 
アラック地区を抜けると道路が二股に分かれます。
この二股から先がローラ地区。
マジュロ環礁で最初に人が住みついたのがローラ地区です。
 
ちなみにこのローラ地区も4つに分かれてまして、
二股の辺りがジェイロック、環礁側がイヨラップ、外洋側がロバット、
一番端のローラビーチの辺りがロマロ、という名前がついているそうです。
 
住所のないマジュロで、これらの地区名が何のためについているのか?
誰がつけたのか?など疑問は尽きませんが、
私が聞き取りを試みたマーシャル人はそこまで知りませんでした。
 
なんとなく呼ばれている名前でも日常生活に支障はないようです。
以上研究の成果でした。

お役立てください。

続 アミモノ~貝殻はどこから?

今回は、マーシャルの手工芸品「アミモノ」で使われている貝殻について。

 

おなじみのピアスにも様々な貝がつかわれているんですよ!!

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まず、南部のエボン(Ebon)環礁から♪♪

・涙のような形に光沢と白点があって、実はサマーシーズンにしか手に入らない貴重品です。

シンプルなものとデザインしたもの、2種類あります。

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次に、北部のウトリック(Utriik)環礁から2種類のご紹介♪♪

・白くて小さな巻貝
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・白と茶に目玉のような貝
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・これら2種類の貝を使って↓こんなデザインもあります。
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アミモノ1つ1つのもつ、文化や地域性に思いをはせてみては、いかがでしょうか。

こんなデザイン、色合いがあったらいいな~というアイディアを随時募集しています。
気軽にオーダーメイドのご要望を伝えてくださいね。おまちしてま~す♪♪

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リジャコエとレクタングル

少し前からMJCCのお店に新商品が並びました。

マジュロのココナッツ加工工場TOBOLARで作っている石鹸です。

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石鹸は2種類ありまして、写真の右側がリジャコエ(Lijakwe)、左側がレクタングル(Lektanur)です。

2つの違いは香りが少し違うほか、リジャコエは軟水、レクタングルは硬水で使用するのに向いています。

ちなみにリジャコエとレクタングルという名前はどちらもマーシャルの昔話に由来しており、

マーシャル人に聞いたところ以下のような話だそうです。

 

リジャコエは昔の王様の娘の名前で、とてもきれいな人だったそうです。

王様は美しい娘を世の人の目に触れないよう彼女を人里離れたところに閉じ込めていました。

リジャコエは王様の命令もあって世の人々から見られることはありませんでしたが、

太陽だけはいつも空からリジャコエを見ていました。

そして太陽もまたリジャコエの美しさのとりことなりました。

太陽はリジャコエにお願いして彼女の夫となり、彼女を助けて海へ逃がしました。おわり。

 

レクタングルはアイリンラップラップでカヌーレースをした12人兄弟の母の名前。

レクタングルは上の子供たちに「私もレースに連れて行ってくれ」と頼みましたが、

一番上の子は「他の兄弟に頼んでくれ」と答えました。

次の子もその次の子も同じように「他の兄弟似たのでくれ」と答えましたが、

末の子だけは「乗ってもいいよ」とOKしてくれました。

カヌーレースが始まってみると、上の子たちは櫂で一生懸命漕ぎました。

末の子は母から教わった帆を使いました。

上の子たちも必死で漕ぎましたが、帆のスピードにはかなわず、末の子が勝ち、王様になりました。おわり。

 

どちらも唐突なエンディングが魅力的です。

ちなみにこれらの話を教えてくれたマーシャル人によりますと、

レクタングルの話に出てくるアイリンラップラップのカヌーレースは本当にあった話であるとのことです。

強く主張していました。

 

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アミモノ販売スタート

「今年はおかしいね。4月にして嵐を生んでいる。」長年マーシャルに住むアメリカ人船長のつぶやき。

ここ1ヶ月、雨の降らない日はありません。

近隣諸国で地震も多く、揺れないはずのマーシャルで揺れを二度観測した方も何名か。(うち全員外国人)

「えっ?!地震?!みたーい!感じたーい!」と楽しげなマーシャル人の同僚たちと一緒に、

店舗の一角に小さいアミモノコーナーを作っています。

 

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ウオッチェ環礁(日本軍の戦跡が今もたくさん残る環礁のひとつ)で

戦後大量に遺された通信用ワイヤーとココナッツの繊維で作られたウオッチェフラワーは、

アミモノのお土産の中でも人気のある作品です。

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ローゼリンさんはお母さんがキリバス人、お父さんがフィリピン人のマーシャル育ち。

ウオッチェに1年ほど滞在していた間に、編み方を習得。8歳の娘と作ったお花やピアスを持ってきてくれます。

 

アルノ環礁のヘマコさん、チャプワンさんはバック作りが得意です。

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jobwan bag

 

「Tシャツにネクタイ?エンマンエンマン」

necktie

新作ポーチをぶらさげて、マジュロ散策もおすすめです。

purse

お土産に、普段づかいに、贈り物に、ぴったりな作品が見つかりますように!

shiori