タクシー利用講座

ヤッコエ~。

これまでに当ブログで何度かテーマになってきたかと思いますが、ここ数年の物価の影響による値上げもあったようなので改めてタクシーについてです。

マーシャルのタクシーはすべて他のお客さんと相乗りです。

乗り方は至って簡単、行先の方向の車線側(右側通行にご注意)に立って走ってきたタクシーに向かって手を挙げるだけです。空席があれば止まってくれますし、満員ならそのままスルー。また、運転手がライトをパッシングしたら、いま満員という合図です。

旅行者の方にはご注意願いたいのですが、高齢の運転手には中々英語が通じないことがあります。行き先を告げるだけですが、日本人特有の発音が難しいようで何度も繰り返し言う必要があったりします。どいういうわけか「バスケットボール(コート)」が通じずに苦労したこともあります。「バスケトボー」「バアスケットボー」「バスケ↑ットボー↓」等いろいろ試してようやく通じました。この国では国技とも言えるほどの人気スポーツ、発音にも強いこだわりがあるのかもしれません。

料金は、行先の地域によって分けられています。料金は一人あたりの値段です。

・ダウンタウン内(リタ~マジュロ橋まで)の移動 1.50ドル

・ダウンタウンから橋を越えた地域(ライロック方面)2.50~3ドル

・ダウンタウンから空港まで 10ドル(たまに10ドル以上請求する運転手もいるので、乗る前に確認するとよいです)

・空港より先ローラ方面へ行く場合は、タクシー運転手と交渉になります。レンタカーがおすすめです。

現地の子供たちや学生さんたちもヘビーユーザーなので朝の通勤通学の時間帯と夕方午後4時くらいはタクシーが捕まりにくい上、学校周辺地域で道路が混雑し動きが鈍いです。

公共交通機関が無い国なので、上に書いたような注意点さえ気を付ければ非常に便利な交通手段です。これまでに悪質なドライバーに会ったこともありません。ただしタクシードライバーは男性しかいないので、女性が夜間に一人で乗車するのは念のため避けたほうが安全です。

難点を挙げるとすれば相乗り、ということにつきます。運が悪いと後部座席で大柄な二人に挟まれることもあります。

ちなみに目的地付近に着いたら「イジョー、イジョー(ここだよ!)」と言えば降車もスムーズですね。

ルーフのサインが目印。日本のように夜に光ることはありません。

ヒデ

5月1日憲法記念日

マーシャルでは、毎年5月1日は憲法記念日の祝日です。

Photo by PSS

今年は建国44周年。終日デラップ パークでイベントが開催されます。

午前中は、午前10時頃から、大勢の人々が参加するパレードと式典。

午後は、カヌーレースなどマーシャル伝統競技の開催。

夜は、出店とライブバンドで人気の、ナイトマーケットが開催予定です。

昼間は、毎年BBQプレートを売る店がたくさん出ます。

ご興味のある方は、ぜひデラップパークに行って、

マーシャルの人々と一緒に憲法記念日をお祝いしましょう!

mika

日本の大学が地元紙の記事として掲載されました

マーシャルアイランドジャーナル4/14号

久しぶりに日本のことが地元紙に掲載されたのでご紹介します。

新聞紙見開き全面を使用しての記事で、見出しは「APU(大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学、Ritsumeikan Asia Pacific University)のオセアニアの学生たちが太平洋の島国文化を紹介」と言ったところでしょう。

記事によるとマーシャル諸島をはじめとしたミクロネシア、サモア等の太平洋に浮かぶ島々からの留学生が多数おり、「オセアニア学生協会」に所属して互いの交流を深めているとのこと。

毎年4月1日に新入生歓迎会が催され、その様子と太平洋島しょ国からの学生を取材した内容になっていました。

学生さんのインタビューでは、日本やAPUの学習環境等に対してかなり好意的な回答となっていました。公共交通網が非常に便利、食べ物がおいしい、治安が良い等々。

中でもマーシャル諸島出身のケリーさんのインタビューは「ここ日本にはたくさんの学ぶ機会がある。しかしながら島国の人は往々にして外の世界に出たがらない。自分の島が居心地が良いから。私は彼らに母国から飛び出して外の世界を経験するように勧めている。」「それは彼らにとって大変なことではあるが、それは自分自身を知るということにもつながり、とても楽しいことだ。新しい環境に身を置くことはあなたの為の箱を開けることであり、それは経験するに値することだ。」という力強いメッセージが込められていました。

ヒデ

二重虹(ダブルレインボー)

ヤッコエ~。

一か月も前のこととなりますが、ふと海越しの空を見るとはっきりとした虹が。

写真には納まりきらなかったのが残念ですが、綺麗な半円を描いていました。しかも珍しい現象、同時に二つの虹が出現する「二重虹」です。

小生のスマホではこの程度ですが、肉眼ではもっとはっきりと見えていました。

日本でもヨーロッパでもメルヘンの世界に登場するような夢のある自然現象も、この国では頻繁に出現するからか気に留める人もおらず、むしろウキウキ写真を撮っている小生に対して物珍し気な視線を投げかけてきます。

わが社の飲み会スペシャリストかつバドライト愛好家の現地社員Tに虹について尋ねたところ「虹なんてマーシャル語は存在しない。レインボーとしか呼ばない。お祈りを捧げたら夢がかなうなんて誰も信じないよ。俺はいつも虹なんかよりビールにお祈りしている。4本飲めば願い事が叶うんだ。」だそうです。

まじめな女子社員に同じことを聞いたところ、マーシャル語では「IA」(イア)と言うのだそうです。英語の「Yeah!」に発音がよく似ています。彼女らの発音から何となくポジティブな印象を受けました。

ヒデ

Marshall Islands Pop Songs (男性歌手編)

ヤッコエ~。

マーシャル人は歌と踊りが大好きで、宴の席では必ずと言っていいほど歌が披露され誰かが踊りだします。休日に外を歩いていても家の中にいてもどこからともなく歌が聞こえてくる、そんな島です。

そんなマーシャル諸島にもミュージックシーンがあり、いくつか有名な曲をご紹介します。

まず最初はChaninwayによる「Request」。

アップテンポの曲調で、レゲエの影響を感じさせる曲です。彼らに限らず今でもシンセサイザーを使っての録音が主流で、懐かしさ満載です。80年代から90年代初頭にかけてチャートを賑わしたUB40を彷彿とさせます。

続いては惜しまれながら2年前に他界したEddie Enosの「Ritto Ro Ad」。マーシャル人アーティストとしては珍しくSpotifyでも入手可能で、ほぼ全てのマーシャル人に知られていると言っても過言ではないかと思います。

この曲はこの島を発見し、伝統を受け継ぎ、文化を育んでくれた先祖に対して「ありがとう」の気持ちを届ける歌です。

Les Anjolokの「Etolok Aelon Eo」。

アメリカに移住したマーシャル人が祖国を懐かしむ歌です。

この曲が書かれた下地として、年に2千500人ものマーシャル人がアメリカに移住しているという現実があります。人口が5万人程度の国なのでその影響は小さいものではなく、発展途上にある段階で人口減少に直面するという珍しい国でもあります。

現在多数のマーシャル人がアメリカに住んでおり、コミュニティも形成されているようですが、楽天家のマーシャル人であってもホームシックは無縁ではないようです。

ちなみに原曲はサイモン・アンド・ガーファンクルの「サウンド オブ サイレンス」です。

最後を飾るのはMJCCの若手社員、Mr. Jによる選曲でFlavah Cの「Kolikit io」。

ガールフレンドに初めて出会った時のことを歌にしたキュンキュンソングです。

いかがでしたでしょうか。

また日を改めて女性ボーカル編等も掲載したいと思いますので是非お楽しみに!

ヒデ