3月1日核被害者追悼日

3月1日はNuclear Victims Remembrance Day(核被害者追悼日)の休日です。
近頃はNuclear Victims Remembrance Dayを”NVRD”と略されることもあります。

キャンドルを灯して黙とう

1954年3月1日にマーシャル諸島のビキニ環礁で水爆ブラボーの核実験が行われ、
周辺の島々に甚大な被害が出ました。
アメリカによる核実験はマーシャル諸島で計67回行われています。

マーシャルでは核被害により現在にも及んでいる人々の苦難を思い起こし、
核被害者を追悼する式典が毎年行われています。


今年の式典のテーマは、”KŪRTIPLǪK”。
あまり日常で使われていない昔のマーシャル語で、意味は「決して戻らない」。
核被害の過去に戻ることはない、過去に立ち止まることなく前に進んでいこう。
雨にも負けず、風にも負けず、私たちは前に進むために、この核実験の暗い過去を解決するために、皆で一緒に進んでいきましょう、というテーマだそうです。

デビッド・カブア大統領のスピーチ

被ばく認定されている島は、ビキニ環礁、エニウェタック環礁、ロンゲラップ環礁、ウトリック環礁の4島。
今年の式典では、4島それぞれの島の住民が前に出て、島の歌を歌いました。

ロンゲラップ環礁の人々
エニウェタック環礁の人々。MJCC従業員もこの中に一名います。

マーシャルの人々にとって、忘れてはいけない大事な日、それが核被害者追悼日です。

mika

大晦日Block Party

12月31日の夜は、恒例のブロックパーティーが今年もRRE周辺で開催されます。

2023ブロックパーティーのお知らせ

当日はRRE前の道路がEZ Priceあたりから歩行者天国となります。

出店やバンド演奏や行われ、真夜中のカウントダウン&花火まで大変賑やかとなります。

午後7時から9時頃までは子連れ客も多く、最近はファミリ―フレンドリーな雰囲気です。

デラップの政府庁舎前では、クリスマスのライトアップが行われています。

柵内に入って遊ぶ子供たち…。

今年も1年間、MJCC Blogをご覧いただき、ありがとうございました。
来年もみなさまにマーシャル現地情報をお届けしてまいります。
どうぞ、よいお年をお迎えください!

mika

マニットデイ(文化の日)の日程

マーシャルでは、毎年9月の最終金曜日はマニットデイ(文化の日)の祝日です。

マニットデイ2021


この祝日が、今年は9月23日なのか30日なのか、情報が錯そう。

マニットデイは23日だという人と、30日だという人がいて、一体いつが祝日なのか?
この祝日はMJCCの休業日なので、確かな日にちを知る必要があります。

真相を確かめるべく、マーシャル政府の部署に電話して確認を取りました。

 

MJCC: 「今年のマニットデイは、23日と30日、どちらが正しいのですか?」


政府: 「30日です。当初30日の予定でしたが、23日に変更し、でもまた30日に変更になりました。」


ということで、今年のマニットデイは9月30日です!!

アレレ博物館より、マニットデイのイベントのチラシが出ていました。

<マニット週間のイベント>

9月26日(月)マーシャル伝統ドレスやシャツを着る日
9月27日(火)マーシャル産の材料で作ったアミモノを身につける日
9月28日(水)ココナッツの葉(キメジ)で作られたものを身に付ける日(帽子など)
9月29日(木)マーシャル伝統料理を食べる日
9月30日(金)マニットデイの式典、オンラインで開催

 

Happy Manit Day!!

 

Mika

医療船”LIWATOONMOUR”号  引渡式

昨日は日本からマーシャルに贈られた医療船”LIWATOON MOUR”号の引き渡し式に招待されて参加してきました。

上から見たLIWATOON MOUR号

この船は病院の無い離島での医療設備として日本政府からマーシャル保健省に贈与されました。

船尾には船尾には”From the people of JAPAN”の看板
中には新しい医療設備が整っています。

”LIWATOON MOUR“(リワトゥ―ン ミョール)はマーシャルの伝統的な神話の名前との事。

式典は在マーシャル日本大使館の田中大使をはじめ、マイク・カブア大統領も出席す
盛大なセレモニーでした。

マイク・カブア大統領と在マーシャル日本大使館 田中大使
マーシャル人が大好きなケーキセレモニーもありました。

ところでこの儀式の最中、船に赤ワインの瓶を叩きつけて割るという儀式がありました。

赤ワインを叩きつける瞬間
その後はこんな感じ。真っ白な船に赤ワインが~


真っ白な船に赤ワインがついてもったいないなぁなんて思っていたのですが、
家に帰ってグーグル先生に聞いてみると、
この儀式は船の安全を祈る伝統的な儀式で、18世紀頃のヨーロッパが起源とのこと。

船が汚れてもったいない、なんて貧乏人根性で見てはいけなかったようです。

またこの儀式、必ず女性が行うのも伝統だそうでそのあたりもしっかり伝統にのっとって行われていました。

新造船という事でとてもキレイで設備の整ったこの船が
マーシャルの離島で人々の役に立つことを心より祈っております。

MURAI

卒業シーズン

5月下旬は、マーシャルでは卒業式シーズン。

毎日のようにどこかの学校で卒業式が行われています。

高校の卒業式は、一大イベント。卒業生の親戚一同が参列し、みんなで卒業生の門出を祝福します。

まるで島中の人が卒業生をお祝いしているようで、温かい気持ちになります。

卒業式の後は、卒業生にレイをかけるのが定番。

知り合いの子の卒業式に呼ばれたら、その子にかけてあげるレイを持って行くとよいです。

レイは、スーパーで買う(ガムのレイは$1~、造花$5~)、手作りのオリジナルレイ、1ドル札をセロテープでつなげて作る、等いろいろあります。

 

卒業おめでとう!!

 

mika