皆さんおめでとうございます!
SATO
皆さんおめでとうございます!
SATO
5月1日はConstitution Day(憲法記念日)。
今年マーシャルは建国39周年を迎えました。
午前中から政府庁舎前でパレードや式典が行われ、
お昼からはデラップパークにてお祭りがありました。
デラップパークには、BBQプレートやローカルフードを売るお店が
たくさん出ていて、大変な賑わいでした。
今年も、島ごとの特産品を展示・販売するコーナーが設けられていました。
定番のアミモノだけでなく、新商品もありました!
女性たちで人だかりができていたこのブース。黒真珠でも展示しているのかと思ったら、マーシャルのココナッツオイル・ノニなど天然素材を使った手作りスキンケア用品を販売していました。
これはどこの環礁かな、と思い「どこで作っているのですか?」と聞いたら「私の家よ!」との答え。場所はマジュロだそうです。
エボン環礁からは、ココナッツシロップ、ココナッツ酢、バナナジャムなどを作って販売していました。
とても暑かったので、かき氷を買って食べました。
Happy Constitution Day!!
mika
日本政府は昭和51年度から戦没者慰霊事業の一環として、遺族を主とした慰霊巡拝を行っており、マーシャルにもほぼ毎年、慰霊団の方が訪問されます。去る3月にもその慰霊団がいらっしゃったので、MJCCでお手伝いをさせていただきました。
今回は、クワジェリンとマロエラップを訪問するグループと、ミリ、ジャルート、キリバスを訪問するグループと二つに分かれ、私はクワジェリンの方を担当しました。
クワジェリン環礁はマーシャル諸島にある世界最大の環礁で、現在は米軍がマーシャル政府からレンタルして、軍事基地として使用しています。通常は一般人は入ることができませんが、日本からの慰霊団は特別に許可をもらって滞在することができます。基地内では滞在者は行動が制限されています。例えばお店や食堂、ホテルがある地域は自由に移動できますが、工業地域や基地スタッフの住居エリアなどへは立ち入ることが禁じられています。写真も基本的に禁止です(場所によっては可)。
滞在の目的は追悼式ですからそんなに時間はかからないのですが、飛行機の便が少ないため、すぐに移動することはできません。今回は月曜日に到着してから水曜日まではマジュロに戻る便がありませんでした。ただその間は今回の私たちの入域を担当してくれたサカイオさんがいろいろと準備してくれていたので、とても快適に過ごすことができました。
そのうちの一つが戦跡ツアーです。クワジェリンは太平洋戦争当時、日本軍の基地があり、激戦地の一つでした。現在は当時の滑走路の上にさらに大きな滑走路ができていますが、当時の面影をしのぶことができるものもいくつか残っており、ツアーではそれらを見てまわりました。
上の写真は当時の日本軍のトーチカです。当時はこの上に土砂がかけられ、見つからないようになっていたようです。滑走路横のゴルフ場内にあるので、飛行機の窓からも見えます。
案内板もちゃんとしてます。
おそらく下段真ん中の写真が当時のトーチカの写真と思われます。
もう一箇所、島の北端のトーチカ。
そして記念碑のある場所で追悼式を行いました。写真ではちょっとわかりづらいですが、記念碑には日本列島をかたどったモザイクがありました。
きれいなビーチもありました。
追悼式も無事に終わり、慰霊団の皆さんも、きれいな景色やサカイオさんの手厚いおもてなしに感激されたようでした。私もなかなか訪問することのできない場所に行くことができ、とても良い経験になりました。
SATO
マジュロを訪問中のフォトジャーナリスト、島田興生さんがMJCCにいらしてくださいました。島田さんは40年以上にわたり、ビキニの水爆実験で島を追われたロンゲラップ島の人々の追跡取材を続けています。
「ふるさとへかえりたい~リミヨおばあちゃんとヒバクの島」という子ども向けの写真絵本を出版し、2年前にその英語版「Longing for My Home Island」も出版されました。
この英語版絵本はマーシャルの子供たち、そして世界の人々に、水爆実験のこと、
核兵器が使われたらどういうことが起こるのかということを知ってもらいたい、
という目的で作られた本だそうです。
マーシャルで起こった水爆実験のことを、残念ながら今のマーシャルの子供たちはあまり知りません。この本をきっかけに次の世代へと語り継いで、平和教育に役立ててもらえたらと心から思います。
やさしい文章で書かれた日本語版も、素晴らしい本です。
マーシャルに興味のある方は、ぜひ一度手に取ってみてくださいね!
「ふるさとにかえりたい リミヨおばあちゃんとヒバクの島」
Longing for My Home Island: A Story of Nuclear Refugees in the Marshall Islands(英訳版)MJCCにて販売中。
Photographer Mr.Shimada has visited MJCC!
Bravo fallout survivor Lemeyo Abon’s story is told in his book “Longing for My Home Island” by Hanyuda Yuki with large, graphic photos by Shimada Kousei.
He published his book in English to let more people know what happened to the people if we exploded the nuclear bomb. He says, “Especially, we want the younger generation in Marshall Islands to know about the hydrogen bomb test and contribute to creating a future free of nuclear bombs.”
This book is avaliable in Majuro at MJCC.
Mika