マーシャル諸島デジタルアーカイブ ワークショップ

3月25日マーシャル諸島短期大学(CMI)にて、日本とマーシャルをZOOMでつないで、マーシャル諸島デジタルアーカイブ オンラインワークショップが開催されました。

このプロジェクトは、核問題研究者の中原聖乃さんによるもので、マーシャルにおける核実験の影響や気候変動の問題、マーシャルの伝統文化についての情報をWeb上の地図にアップロードするプロジェクトです。マーシャル政府、CMI、マーシャルのNPO団体と協力して、これから情報を掲載していきます。

マーシャル諸島デジタルアーカイブ ワークショップ会場

デジタルアーカイブは、日本人だけですべて作り上げてマーシャルへ贈るのではなく、マーシャルの若い世代が中心となって情報や人々の物語を集め、日本のデジタルアーカイブの技術を使い、次の世代へ残したい情報を保存します。デジタルアーカイブの制作に参加することで、参加者の若者が学ぶこともたくさんあり、その後は若者自らが語り部となっていくことができます。

また、マーシャルの人々が自分たちで作ったアーカイブなら、完成後も自分たちで毎年新しい情報を追加して更新することができます。完成後も持続可能な発展を目指しています。

データのアップロード
データのアップロード

コロナ禍による入国制限で日本からはマーシャルへ渡航できないため、MJCCに今回のワークショップのコーディネート業務のご依頼を受け、現地でお手伝いさせていただきました。

「ぜひマーシャル諸島デジタルアーカイブを作りたい!」という共通の熱い想いを持って、会場には37人が集まりました。ワークショップでは、マーシャルで集めた情報をデジタルアーカイブの試作品にアップロードし、今後どのような情報を集めたらよいか、どんなアーカイブにしたいかなどを話し合いました。

 

日本とマーシャルで知恵を出し合い、これから3年後の完成を目指してアーカイブを作っていきます。どんなアーカイブが出来上がるのか、今から楽しみですね!

mika

核被害者追悼日(Nuclear Victims Remembrance Day)

3月1日は核被害者追悼日(Nuclear Victims Remembrance Day)。マーシャルでは、1946年から1958年にかけて12年間で、アメリカによる核実験が67回行われました。マーシャルの人々に最も深刻な被害が出た水爆ブラボーは、67年前の3月1日、ビキニ環礁で爆発しました。近海で操業していた日本の漁船「第五福竜丸」もこのときに被ばく。日本でもビキニ事件として大きなニュースとなり、この事件をきっかけに原水爆禁止運動が日本全国に、世界にと広がっていきました。

核被害者追悼式典

マーシャルは核実験が行われた場所であり、最大の犠牲者がいるにもかかわらず、被ばくしたマーシャルの人々の被害はどうなのか、大丈夫なのかと被ばく者に寄り沿う声や関心は、当時世界からあまりありませんでした。日本のニュースでも「ビキニ」という場所以外にマーシャル諸島について語られることは、70年代にジャーナリストが現地に来て取材し伝えられるまで、残念ながらあまりありませんでした。

マーシャルがアメリカ信託統治時代であった影響もあると思いますし、インターネットなどない時代、太平洋の孤島から情報を世界に発信する手段は限られていました。当時、被ばくした島民(ビキニ・エヌエタック・ロンゲラップ・ウトリックの人々)は、孤独に核被害と闘ってきたという歴史があります。

式典でビキニ環礁の歌をうたう、ビキニ島民たち

今年の核被害者追悼日のテーマは「私たちは一人ではない」。時代は変わり、いまはマーシャル国内だけでなく世界中の人々やNGO団体・研究者が、平和と人権のためにマーシャルの核実験の問題を注視しています。今回のテーマに沿って、世界中の人々からマーシャルへメッセージビデオが寄せられ、式典で上映されました。日本からも投稿してくださった方々がいました。

日本からのビデオメッセージ

 

核実験のために島を追い出され、75年経っても、いまだに故郷へ戻れない島民。核廃棄物を封じ込めたドームがあるエニウェタック環礁では、地球温暖化による海面上昇やドームのひび割れからの、放射性物質の海への流出が懸念されています。

さらに核実験による放射性降下物が、被ばく4島以外にもマーシャル全土に影響を及ぼした可能性や、特に中間地帯に位置するリキエップ環礁やウォッチェ環礁などの人々の健康に被害をもたらしたと言われています。

“Nuclear Justice”、核被害に対する正当な解決、真実、そして故郷での平和な暮らしを求めて、マーシャルの人々の訴えはこれからも続きます。

 

mika

 

Tourist Trap コーヒーバーとフレームツリー

マーシャルでおなじみのレストラン、フレームツリーの下にあるTourist Trapというお店の中に、コーヒーバーがオープンしました。この店は、フレームツリーと同じオーナーのお店です。

店の入り口
店の奥にコーヒーバーがありました
フレンドリーな店員さん

コーヒーは一杯1ドル~1.5ドル。
紅茶、ココア、シェイクもあります。
気軽にテイクアウトできるお店です。

ドリンクメニュー

2階のフレームツリーも健在です。
私はテイクアウトのピザ屋さんのような感じで、よく利用しています。
電話でピザを注文すれば、昼間ならだいたい30分以内には出来上がり、「できましたよ」と折り返し電話をくれるので、取りにいきます。
週末の夕方以降は注文が混んできますが、それでも待ち時間45分ぐらいでピザはできると思います。

フレームツリー店内

こちらがピザのメニューです。

ミミ部分にホットドッグソーセージ入りのピザ、という新メニューが登場しました。
私は食べたことがありませんが、食べた人によると「1枚のボリュームがすごくて、すぐお腹がいっぱいになる」そうです。

ピザの他には、フレームツリーのハンバーガーもオススメです。
パンはふわふわで、パテも手作りなのでジューシーでおいしいと思います。

ハンバーガー類も電話で注文してテイクアウトできます。
こちらはチーズバーガー(7ドル)です。

たまに店内にいるネコ。くつろいでいました。

mika

文化の日その2

Manit Day(マニット・デイ/文化の日)にあわせて、学校で行われたイベントから、マーシャル文化の一部をご紹介します。

マーシャル文化の行事が行われた学校

この文化行事はマーシャルの各学校で行われ、多くの保護者も協力して、子供たちにマーシャルの文化を伝えて、体験させています。

ヤシの葉を編んで、お皿を作ります。簡単で基本の作りです。中学生・高校生になると「お皿早編み競争」に挑戦します。

写真を撮っていたら、あなたも作りなさい!と言われて作ってみました。上手ではありませんが、お皿の完成です。これを2つ組み合わせて、つなげるように編めば、バスケットができます。

子供たちが試食しているローカルフードは、IQ(アイキュウ)。日本語の「配給」が語源とされる、ココナッツミルクにとろみをつけた甘いスープです。体に優しいおかゆのような感じです。

他にもローカルフードをご紹介します。

上からパパイヤ、アメタマ(ココナッツキャンディー)、ユー(ココナッツの新芽のスポンジ部分)
ライッシ ボーボー(おはぎ感覚のココナッツおにぎり)
ベールー(かぼちゃのペーストを蒸したもの)
ピコル(パパイヤの漬物)
カマット ラル(魚の網焼き)

この日の給食は、みんなが大好きなBBQチキンとパンダナスのベールー。子供たちは大喜びで、特別な日の給食を楽しんでいました。

Happy Manit Day!

Mika

マーシャルより配信!ライブコンサートのお知らせ

8月29日(土)12時より(日本時間:午前9時~)マーシャルの人気ミュージシャンたちによる配信ライブコンサートが行われます。下記facebookページか、YouTubeで無料ライブ配信されますので、世界中から観ることができます。

“KODAK DRON CONCERT”と名付けられたこのイベント。マーシャル語で”KODAK DRON”とは「団結と連帯」を意味します。

マーシャル国内は、3月より海外からの入国を禁止しているので、まだコロナ感染者はゼロです。マスクなしで安心して暮らせる日常が続いています。しかし、アメリカに移住したマーシャル人コミュニティでコロナ感染者が多く出ています。国内の人口5万9000人のマーシャル。それに対しアメリカ在住のマーシャル人は約3万人とされており、そのうち約3000人がコロナに感染、死者は70-100人出ているそうです。アメリカにおけるマーシャル人のコロナ感染率は、アメリカ人平均よりかなり高くなっています。

また、3月より入国を禁止しているため、国に帰れず海外で立ち往生しているマーシャル人も450人程いるとのこと。そのうち約200人はハワイ・アメリカ本土・フィジー・パラオ・台湾・日本など海外に留学しているマーシャル人学生です。

このようにコロナの影響を受け、困難に直面しているマーシャル人が海外にいます。彼らに向けて、今回マーシャルから配信するライブコンサートです。

人気アーティストが歌う若者向けの楽しいコンサートだと思いますので、ご興味のある方はぜひご覧になってください。

mika