在マーシャル日本人インタビューシリーズ:第一弾 後編

業務内容は?
K井さん:首都マジュロの廃棄物の収集、運搬、処理です。私達が廃棄物に関する唯一の機関なので。

 

K井さんのお仕事は?
K井さん:私の活動内容は廃棄物関係の多岐にわたっており、収集、運搬の効率化、ゴミの減量化、

リサイクルの効率化、ゴミ埋め立ての効率化、埋立地の管理、新規埋立地の建設、

などなどに関してのアドバイスと時には自らが手本を示すことです。

 

実際にはどのようなことをされているのですか?
K井さん:収集運搬の効率化のため日本の草の根無償資金協力を使って

家庭用ゴミ箱の設置、ごみの減量化や、リサイクルの効率化のための学校や地域へのリサイクルポイントの設置、

ごみ減量・リサイクル・分別の市民啓発、グリーンウェストと呼ぶ木や草のごみのコンポスト化、

紙ごみのバーベキュー用燃料化・販売、ごみ量やごみ組成の調査、

新規埋立て地の建設に関する各種測量調査等ですね。

 

大変そうなお仕事ですね。。。
K井さん「そうですね。廃棄物国家戦略の策定にも携わりますし、マネージャーをはじめ職員が何かわからないことがあれば

自分に聞いてくるので常に頭の切り替えが必要な毎日です。

 

いま重点的に行っている活動はなんですか?
K井さん:ごみ分別の定着です。ゴミ分別が徹底できればこの国の廃棄物処理はリサイクルを含めかなりの部分が改善されると思います。

 

隊員活動を終えたらどうされるおつもりですか?
K井さん:体が健康であり必要とされるなら再度JICAのSVとして志望しようと思っています。

 

さて、最後になりました。弊社MJCCへ一言ください。
K井さん:日本語で買い物ができ、日本食品も買え、非常にありがたい会社です。

さらにこの国のいろいろな情報も入手できるという自分にとってはなくてはならない会社です。

時々迷惑をかけると思いますがこれからもよろしくお願いします

 

K井さん、ありがとうございました。

 

Naoki

在マーシャル日本人インタビューシリーズ:第一弾 前編

K井さんはどういう経緯で(協力隊として)マーシャルへいらっしゃったんですか?

K井さん:38年間広島市職員としての勤務し、定年後に公益法人に勤務しましたが、

それらの間に途上国の環境協力の仕事を行ったのがきっかけです。

 

 

広島市職員のときはどんなお仕事だったのですか?

K井さん:最初の25年間は衛生研究所で研究員でした。

昭和40年代~50年代の日本の公害時代で毎日がてんてこ舞いでした。
本庁の環境関係の環境局に移動した後は環境基本条例、地球温暖化防止条例、

環境基本計画、等の条例の制定や各種環境関係の計画策定を行ってきました。

 

環境一筋のスペシャリストですね。

K井さん:38年間、広島市で私以上に環境問題に詳しい人はいないという自負を持って職務を全うしました。

 

協力隊に応募したきっかけは?

K井さん:市職員時代の国際協力に関わったことがあるのですが機材援助、研修生の受入ばかりで

実際の途上国の現状は書物、インターネット、テレビ等の情報だけでした。

肌で感じておらず。果たして本当に効果的な協力を行っているのかという思いがありました。

退職後はこれまで習得した知識や技術を必要としている人のために役立てたいという思いもありました。

市職員時代終盤にはその思いが一層強くなり、

ボランティアでも良いから途上国の環境問題解決に役立ちたいとJICAのSVを志望しました。

 

 

協力隊員として今はどちらの機関へ所属されているのですか?

K井さん:Majuro Atoll Waste Companyという組織です。

 

“カンパニー”なんですね。

K井さん:カンパニーといっても政府をはじめとする各種機関の100%出資で設営運営されており、

公共事業省の外郭団体の位置づけといえます。日本流に言えばマジュロ環礁廃棄物管理公社ですね。

 

(続)

マーシャル在住日本人インタビュー

「マーシャルってどんな国?」「日本人いるの?」
聞かれること多いです。
しかしなんともひとことでは言い表せず・・・

 

そこで、マーシャル在住の日本人の方に
マーシャルの生活、問題点、良いところ、悪いところ、
気ままに当ブログにて話をしてもらおうと思います。

 

ちなみに、マーシャルには日本人結構います。
弊社⇒ペイレス(マジュロ最大のスーパーマーケット)と
15分程度歩けば日本人の一人や二人すれ違うこと間違いなしです。

日本人っぽいけど挨拶すべきかな?

 

他の国の人だったら無視されるしやっぱりクールに「ハーイ」かな・・。

 

でも日本人だったら恥ずかしい・・・

 

などと思うテレ屋さんはぜひ「ヤコエ」で挨拶しましょう。

 

~マーシャル日本人インタビューシリーズ~
第一弾、K井さん

第一回目は、いつもステキな笑顔をみせてくれる愛妻家のK井さんです。

 
K井さんは青年海外協力隊のシニアボランティアとしてこのマーシャルに派遣されております。
教育、医療での隊員派遣が多いマーシャルで、環境問題に取り組んでいるK井さんの仕事は珍しく、
せっかくですので活動内容含め、色々お話を伺ってみたいと思います。

 

Naoki

ロンドン五輪

史上最多のメダル獲得で、日本中が沸いたロンドンオリンピック。

 

マーシャルから出場した選手4人の活躍を、

地元紙Marshall Islands Journalも大きく報じました。

 

 

出場選手は4人。

種目は陸上男子100m走、女子800m走、競泳男子/女子50m自由形。

 

メダル争いに参加せずとも、本番で自己ベストを更新した選手の喜びは格別です。

 

女子800メートル走に出場したHaley選手は、二度目のオリンピック。

アキレス腱を負傷し、手術後の参加でしたが、

前回の北京五輪を経験したことで、今シーズンのベスト記録を更新しました。

 

特に注目を集めたのは、陸上男子100m走に出場したTimi選手。

 

十分な練習施設がない小さな島国から、世界の大舞台にやってきた選手—

として、BBC World Newsのアナウンサーが”最も気に入った選手”にTimi選手を挙げたことで、

一躍世界中の注目を集めました。

 

AP通信社のインタビューでは、

Timi選手が最速ランナー Usain Bolt選手と、選手村の食堂で遭遇した喜びと興奮を語っています。

 

 

とりわけ緊張した瞬間は、マーシャルの人口より多い8万人の視線が集まったスタジアムだったようです。

 

shiori

 

 

ネイルサロン

一年中、チョーリ(マーシャル語でビーチサンダル)で過ごせるマジュロには、

約10店舗のネイル(&ヘア)サロンがあります。

 

値段は一律10ドル。

手足両方で20ドル。

 

日本から観光で来た友人と一緒に、RREホテル一階のお店に行ってみました。

 

 

 

冷房の効いた店内に、フィリピン人のスタイリストが2名。

店内のモデルはアジア系、特に日本人モデルのポスターが目立ちます。

 

 

 

まずは、30種類のサンプルから、好みの柄を選びます。

 

イチゴ、パイナップルのフルーツ柄や、

海中のサンゴ、植物など色とりどりのユニークな模様が目を引きます。

 

最初に友人が選んだものは、

サンプル(写真上)上から2段目、左から4番目の「リップ&リーフ」。

 

 

20分ほどかけて甘皮の処理、爪のお手入れをした後、

黄色のベースを塗ります。

 

 

唇から葉っぱが飛び出す斬新なデザインは、晴れたコバルトブルーの空と海に

よく映えます。

 

デザインは、オーダーメイドも可能です。

「椰子の木と夕陽」をリクエストしてみると、内海に沈む黄色い太陽と

風に揺れる椰子の木が、親指の爪1.5センチの世界に描かれていきます。

 

 

足元に現れた新たな風景と一緒に、チョーリを履いて、チャンポチャンポする午後のひととき。

いつもの景色が、なんだか違ってみえてきます。

 

 

 

 shiori