4年に一度の総選挙

ヤッコエ~。

2023年11月20日月曜日、快晴。絶好の選挙日和です。

今日は4年に一度の国会議員改選に伴う総選挙の日です。

マジュロ島を走るボランティア車。リアウィンドウには「Jaluit」の文字が。

朝から投票所に向かう車で道路は混雑。それぞれの選挙区を表示したボランティアの車が車の無い有権者を乗せて忙しく走り回っています。実質的に候補者がボランティア車を手配し、食事を各家庭に配ることもあるのだとか。日本だったら大問題でしょうが、こちらでは選挙日の恒例行事です。その甲斐もあってのことか、投票率はかなり高いようです。アメリカ在住者も積極的に不在者投票という方法で有権者の声を届けます。

実は当店にはお客さんとして度々来店してくれる現職国会議員の方がいたりします。この国では国会議員とは言っても誰とでも気さくに挨拶し、一般の人ともファーストネームで呼び合うような身近な人達です。

自宅から一番近くにある小学校はある環礁地域の投票所になっていました。警察の姿も見えますが、非常に穏やかな雰囲気です。

今回の選挙は巨額の予算がアメリカとの間で締結されたばかりとあって、きわめて重要な選挙であるとの見方もありました。1983年に始まり、2003年の再締結以来20年振りの再々締結となるCompactと呼ばれる予算について、あるニュースサイトは「challenging waters」(試される水域?)と表現していました。各選挙区から選ばれた議員がこの巨額資金の使い道を議論し、決議するのはこれからになります。さらには国会議員の最初の仕事として次の大統領を選出することになります。新しい議会で選ばれる新大統領が誰になるのか、そして新しいリーダーに導かれるこの国の方向性は、といったところからも目が離せません。

ヒデ

中華料理スペシャルレストラン、再オープン!

マジュロで人気の中華料理屋スペシャルレストランが、デラップ地区の裏道沿いで店を再オープンしました!

店入口
屋外のコーナー

スペシャルレストランは以前ロングアイランド地区で営業していたのですが、半年ほど前に火事で全焼しました。けが人は出ませんでしたが、悲しい出来事でした。

このたび、デラップ地区の新しく広い店舗に移転し、再オープンしました。

店内入口

席は個室も多く用意されています。

店の入り口にはおすすめ人気メニューが掲示されています。

入口のメニュー

一人客でもお食事ができるような定食的メニューもありました。

以下は通常メニュー。中華は大勢で行くと、お料理をいろいろ楽しめますね。

蒸し魚

辛い豚肉スープ
イカと野菜の炒め物
麻婆豆腐
料理を注文するとサービスで白米が付きます。
練乳をつけて食べる揚げパン

Special Restaurant

営業日:月ー日

TEL:456-6888/456-8769

場所:デラップ地区、CMIからの裏道沿い、旧マジュロボウルの裏手

mika

エボン環礁のココナッツオイル

MJCCにて販売中の、エボン環礁で作られたヴァージン ココナッツオイル(無精製・無添加・非加熱で搾油されたオイル)をご紹介します。

甘い香りのココナッツの風味が残るオイルで、お料理にも使えます。

エボン環礁のココナッツオイル $10.50

このココナッツオイルは、国連開発計画(UNDP)とのパートナーシップによる地球環境ファシリティ(GEF)の支援を受けたマーシャル諸島共和国リッジ・トゥ・リーフ(R2R)プログラムの一環として、エボン環礁で作られました。

エボンの地域コミュニティーのためにヴァージンココナッツオイル(VCO)ダイレクトマイクロエクスペリング(DME)加工施設を設立することに焦点を当てたそうです。
以下のビデオで、エボン環礁の人々の声と、美しい風景がご覧いただけます。

mika

米軍の病院船マーシー寄港中

米軍の病院船マーシーがマジュロに寄港中。

総合病院が丸ごと移動しているような船で、1,000床の病床に加えて、手術室12室やコンピュータ断層撮影(CT)装置など、充実した医療能力を備えているとのこと。

今回イバイとマジュロで、マーシャルの人々に歯科や眼科の医療を提供してくれるそうです。

白い船が病院船

病院船に乗る700人以上の船員を歓迎しようと、今週末11月4日(土)にRRE周辺でナイトマーケットが予定されています。

mika

エスニックジョーク

昔からある有名なジョークに「各国からの乗客を乗せた沈没寸前の船から、人々を海に飛び込ませるために何を言ったら良いか?」というものがあります。

アメリカ人には「飛び込めばあなたはヒーローだ」
イギリス人「飛び込めばあなたは本物の紳士です」
ドイツ人「飛び込むことがあなたの義務です」
フランス人「飛び込んではいけません」

他にもロシア人やイタリア人等ありますが、誰でも容易に見当がつくのでここでは省略します。

小生が初めて聞いたときに思わず膝を打ったのが日本人、
「みんな飛び込んでいます」。

ところでマーシャル人のバージョンはないものかと弊社社員に聞いてみました。

「お前たちは太平洋のど真ん中に生きる海の男たちだ。後先のことは考えずさっさと飛び込め!」

誰もが口を揃えてそう言うのかと思いきや、実際にはアメリカ人、フランス人的回答だったり、あるいは二人を足して割ったような回答と皆それぞれバラバラです。それでもJ君の意見にははっとなりました。

「マーシャル諸島にはいろいろな人がいて一括りにするのはむずかしい」

なるほど、さすがは海洋面積2百万㎢、つまり日本の国土面積に対して5.3倍もの広さに29の小さな環礁が散らばっている国。遠く海を隔てた環礁に住む、それぞれの人々に違った個性があるわけです。歴史的な経緯から日本人やドイツ人を祖先に持つ人々もいます。古くからキリバスやフィジー等他の島国との交流も盛んで、そもそも1986年の独立まではミクロネシアの一部でした。最近ではフィリピン、中国、アメリカ、オーストラリア等実に様々な国の人々が住んでいます。いわば太平洋のど真ん中に浮かぶ人種のるつぼです。

ちなみに関西の方を海に飛び込ませるには「阪神勝ったよ!」だそうです。
遅ればせながら阪神ファンの皆さん、優勝おめでとうございます。

夕暮れ時、バレーボールに興じる若者

ヒデ(2023年9月26日記)