ビザと労働許可証更新

早いもので私にも初めてのビザ更新時期が到来です。

海外で生活する日本人の方々から、各国のビザ更新手続きの煩雑さやスピード感に関する悲鳴や愚痴が世界中から聞こえて参りますが、この国も例外ではありません。

  1. 警察署で無犯罪証明書を取得
  2. 病院で健康診断
  3. Labor Officeで労働許可証の更新手続き
  4. Finance Officeで労働許可証更新手数料支払い
  5. Immigrant Officeで必要書類提出
  6. Finance Officeでビザ更新手数料支払い

大まかに上記の手順を踏みますが、簡単に見えてこれが一筋縄ではいきません。様々な理由で各オフィスに何度も足を運ぶことになります。オフィス自体が空いていないことがあれば上席のサイン承認者が不在のケースもあります。スタンプラリー形式の病院の検査では、各検査担当者や医師のうち誰かがいないことが多く、1日で全てを終えられることはまずないでしょう。

Labor OfficeやImmigrant Officeでは応対してくれる担当者によって必要書類が異なることもしばしば。必要書類を聞いてから後日しっかりと準備した書類を持参すれば、別の担当者から追加で書類を請求されることもあります。かつては書類の紛失といったことも頻発していたのだとか。

今回の更新では結局全部で一か月程度かかりましたが、小生自身しっかりとコツを掴むことができたように思います。例えば無犯罪証明書と健康診断書は更新前3ケ月以内の発行日で提出可能となるので、前もって準備しておくことも可能です。担当者と知り合いになることも大事です。そうすれば必要書類が後から増えることも無く、電話で進捗を聞けば快く回答してくれます。

ビザに関してはこれまでに色々な国を経験した人たちから様々なエピソードを伺いますが、この国ではワイロの噂を聞くことも無く、入国局に提出したパスポートが半年間返ってこない為帰国もできない等の悲劇が無い分、それほど悪くないのではないかと思ったりもします。

Finance Office内。ここで各種発行手数料を支払う。

ヒデ

Island で Cafe

ビザの更新であちこちを行ったり来たりしていたところ、小さな隠れ家的カフェを見つけました。その名も「Island Cafe」。

スタバもマックも無いこの国ではごく普通のカフェの存在が貴重なものとなっています。

エスプレッソマシーンが動く音を聞きながらコーヒーを待っていると、不思議となんとも贅沢な心持ちになります。世界中どこのカフェに行ってもこの気持ちを味わいますが、これもまた「1/fの揺らぎ」がもたらす心理効果なのでしょうか。

場所はマーシャルアイランドリゾートの向かい、緑色のMIDBビル正面玄関の右隣りにあるので皆様も是非。お弁当(とんかつ等日替わり)も売っていますよ!

日替わり弁当は昼12時前にはレジ横に並んでいるので、ランチのテイクアウトにもおススメです。

店内の様子
赤を基調とした内装。スナック等も販売。

Island Cafe アイランドカフェ

<営業時間>

月曜~土曜 午前7:30~午後4:30

日曜・祝日は定休日

TEL:625-2884

台風2号(マーワー)の影響

5月24日にグアムを直撃した大型の台風2号(英語名マーワー)。
グアムでは各地で大きな被害を受け、浸水・停電・断水・樹木や建物の一部に倒壊があったとのこと。
被害に遭われたグアムの方々にお見舞いと、一日も早い復旧をお祈りいたします。

グアム空港も浸水被害を受け、5月23日から5月29日まで閉鎖していました。
その影響で、マーシャルを経由するユナイテッド航空アイランドホッパー路線も
この2週間は運休が相次ぎ、マーシャルから出ることができずに足止めされている方も多くいました。

アメリカからマーシャルへ帰国する人もハワイで足止めされ、
マジュロへ渡航できない状態が続いたため、
5月27日にはホノルルーマジュロ間を折り返す臨時便が運航されました。
この臨時便が決まったのも前日の夜、ということで
この日の空港は大混雑でした。

出国する人と見送りの人で混雑する空港

万が一、搭乗予定の飛行機がキャンセルになったら、
マジュロにあるユナイテッド航空の事務所に足を運び、
振替便を確実に確保されることをおすすめします。

マジュロにあるユナイテッド航空の事務所は、
デラップ地区にあるスーパーK&Kの並びにあります。

営業時間:月曜から金曜の朝9時から16時頃まで(ランチタイム12時-13時はクローズ)
TEL: 625-3209

ユナイテッド航空オフィスの場所
ユナイテッド航空オフィスの入り口

「マーシャルに台風は来るの?」とたまにご質問いただきます。
台風はマーシャル諸島付近の熱帯低気圧から発生し、
徐々に大きくなって北へ進んでいきます。
よって、マーシャルに台風が来ることはほぼありませんが、
嵐のような悪天候の日はあり、
その熱帯低気圧がマーシャルを通過したあと台風になることはあります。

mika

MIRホテルのレストランでランチ

ヤッコエ~。

たまには少し贅沢を、とMIRホテルでランチを食べてみました。

ステーキのランチセット、約$10.00です。

写真で伝わりづらいですが、この牛ステーキはなかなかボリュームがあります。

他にライス、マカロニサラダ、エビ、野菜ソテーがついてこの値段。

食料品価格が高めのマーシャル諸島、しかもホテルのランチということを考えれば結構なお値打ち価格と感じます。

味の方はさすがにホテルのレストラン、大変おしいく頂きました。

特に甘辛いステーキソースが絶妙で、味の説明や材料の特定が難しいところにシェフのこだわりを感じます。BBQが盛んなマーシャル諸島ならではの味ですね。

ヒデ

フォトジャーナリストの島田さん、MJCC訪問

フォトジャーナリストの島田興生さんが、MJCCに立ち寄ってくださいました。

島田さんは1970年代より、核実験で故郷を追われたマーシャルの人々の写真を撮り続けています。今回はコロナの影響で、5年ぶりのマーシャル訪問だそうです。

今週、地元紙マーシャルアイランズジャーナルにも、島田さんの記事が掲載されました。

2023年5月19日付 Marshall Islands Journal

MJCCの店頭でも販売している島田さんの本はこちら。

核実験で故郷を追われたロンゲラップの女性、リミヨさんのお話。リミヨおばあちゃんの語りでお話は進み、ロンゲラップの人々に何が起こったのかがわかる、子供から読める写真絵本です。

英語版もあります。英語版は、マーシャルの公立学校で教師用の社会科の副教材として採用されています。

島田さんの写真は、マーシャルの暗く悲しい核実験の歴史を理解し次の世代へ伝えていくために、マーシャルの人々にとっても貴重な資料となっています。

mika