コロナワクチン接種を受けてきました!

 マーシャルではアメリカからの支援でコロナワクチンが送られてきます。第一便は昨年末12月29日、第二便は1月11日、第三便は1月15日に届き、マーシャル保健省はまず医療関係者や港湾労働者など感染リスクの高い労働者や国会議員、高齢者などから接種をはじめました。そして第三便からは第三段階として40代以上の一般人への接種が始まりましたので、さっそく病院に行ってきました。こういう時、人口が少ないのは良いですね。

 病院では特設会場で問診票を書き、接種記録カードを作成してもらうだけで接種できました。所要時間30分くらい。手際が良いです。

 接種記録カード。もちろんすべて手書きです。

 ちなみにマーシャルに送られているワクチンはすべてモデルナ社製です。  

建物の中に入ると2種類の冷凍庫が所狭しと並んでいます。
 

 マイナス20度をキープ。
 こんな大事なものを手の届くところに放り出しておいてよいのでしょうか。
 

 ブスリとやられる私。
 
 全く痛くはありませんでしたが、夜には腕を動かすと注射したあたりが痛むようになりました。1日たった現在は、腕をあげたくない程度の痛み。動かさなければなんともありません。次回2度目の接種は1か月後に行われる予定です。
 
 日本でも5月以降に接種が始まるというニュースがありました。自由に行き来できる日が来るのももうすぐですね!
 
SATO

ブダイの話

 最近、自宅の裏で釣りをしてます。釣れるのはカンモンハタやマダラハタ、もしくはタテシマフエフキが多いのですが、今回初めてブダイを釣りました!

マーシャル語でメレ。「メ」と「レ」の間は巻き舌で「メルレ」っぽく発音すると通じるようです。

 日本名ヒブダイ、だと思います。このヒブダイもそうですが、マーシャルで釣れる魚は日本では沖縄あたりで流通している魚が多いようです。今回はお刺身でいただきました。

 以前、マーシャルの魚について調査していた漁業関係者から「マーシャルでブダイが人気がないのはなぜか」という問い合わせを受けたことがあります。魚なら何でも食べるマーシャル人が、なぜ?

手近にいたスタッフに聞いてみたところ、衝撃の事実が発覚しました。その理由とは、

「食べると怠惰になるから」。
 
 まさかそんな、と思い他のスタッフにも聞いてみましたが、誰も彼も同じ回答。もう少し説得力のある回答としては、食べると体が暑くなるので動きたくなくなる、というのがありました。ちなみに刺身と塩漬けにして食べる場合はその限りではなく、また白い個体(メス?)もマーシャル語では名前が違うので、食べても怠け者にはならないとのことです。良かったです。ブダイを食べるときはご注意ください。

SATO

新型コロナウイルスについての渡航制限措置第10弾が発表されました

マーシャル保健省は3月17日、渡航制限措置の第10弾を発表しました。
主な追加内容は以下の通りです。

・ 現在行っている、すべての国からの入国禁止措置を4月5日まで継続。
・マジュロ~クワジェリン間の国際線による移動の禁止。
・ただし国内線エアマーシャルを利用しての移動は可。

3月14日にクワジェリンで見つかった新型コロナウイルスへの感染が疑われる患者については、まだ検査の結果が出ていません。結果がわかり次第発表されるそうです。

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新型コロナウイルスの感染が疑われる患者1名が発生しました

Suspected case of coronavirus in Marshall Islands/RNZ

新型コロナウィルスの感染が疑われる初の事例の発生について/外務省海外安全ホームページ

3月5日、マーシャル保健省は、マーシャルで初めてとなる新型コロナウイルスの感染が疑われる患者1名が発生したことを発表しました。患者は米国ワシントン州から帰国した66歳のマジュロ在住男性で、現在はマジュロ国立病院の隔離された環境で検査を受けているそうです。
保健省次官Nidenthal氏は「今回の患者は症状が似ているだけでまだ新型コロナウイルスの感染と決まったわけではない」「住人は落ち着いて予防策を行ってほしい」「すぐに検査できる体制を用意することが最優先事項となっている」と述べています。
検査の結果は早ければ土曜日か日曜日には判明するとのことです。

マーシャルだけでなく、他の太平洋諸国でも感染の疑われる患者が出はじめており、各国は対応に追われています。その影響は、観光業だけでなくコンテナ船の遅れから日用品や食料品にも及びはじめており、島の人々の生活への影響も予想されます。全て輸入に頼らざるを得ない島国のつらいところですね。一日も早い終息が望まれます。

SATO

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う渡航制限措置について

マーシャルの保健省より、入国制限についての続報が出ました。日本を含む対象国六か国からの渡航停止、また制限対象国を経由したコンテナ船はマーシャル海域外での30日間係留が義務付けられました。下記は外務省海外安全ホームページからの転載になります。

マーシャル諸島共和国保健省は,2月26日付で新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴う渡航制限措置の第4報を発表しました。
 同第4報は,1月24日付同第1報,1月31日付同第2報,2月7日付国家非常事態宣言及び2月13日付同第3報を見直し,更新した内容として即日発動としてマーシャル保健省より発表されました。 在マーシャル日本国大使館では事実関係の確認を急いでおりますが,今回の措置から,渡航制限対象国に日本,イタリア及び韓国が追加されていますので,ご留意ください。

1 中国,香港,マカオ,韓国,イタリア及び日本からの空・海路いずれも渡航停止。右制限は,マーシャル国内へ新型コロナウイルス感染症が持ち込まれるリスクの軽減に必要な措置として認められる。2019年12月31日以降,これら渡航制限対象国からの渡航者,または同対象国経由の渡航者全てに適用する。

2 渡航制限対象国を通常の経由地または出港地とする全コンテナ船は,厳密にマーシャル海域外にてパイロットステーション到着前30日間の係留を求める。全コンテナ船は,マーシャル諸島港湾局規定(the RMI Ports Authority Standard Operating Procedures)に従うこと。

3 渡航制限対象国から出港または経由する漁船については,追って通知するまで暫定的に入港を停止する。

4 渡航を計画するマーシャル国民及び在留する者に対し渡航延期を強く推奨する。渡航延期が不可能な場合,マーシャル再入国時,マーシャル政府渡航制限に基づき指定された渡航制限対象国へ渡航又は乗継ぐ者に対する制限措置が適用されることに留意すること。5 マーシャル政府医療機関紹介委員会の承認を得た患者を除き,次の通達があるまで,公選役職者,公共事業及び補助機関を含む全ての公務員の海外出張を停止する。

6 マーシャル側受入機関が絶対的に必要と判断するものを除き,保健省として,今後数ヶ月の間,マーシャルを訪問する派遣団,実施される会合及び/又は訓練の延期を求める。7 渡航制限対象国:中国,マカオ,香港,韓国,日本,イタリア

外務省海外安全ホームページ

今回は発表された英文が微妙だったので、保健省に直接確認して時間がかかってしまいましたが、ついに日本からの渡航禁止+全コンテナ船30日という制限がついてしまいました。
観光のお仕事と日本食販売をしている当社にとっては結構な痛手です。もちろん非常事態ですから仕方のないことではありますが。

この制限が解除されるのはいつになるのか?私は休暇で日本に帰れるのか?については現時点で不明ですが、状況が変わり次第こちらでお知らせしたいと思います。

SATO