International Women’s Day

3月8日はInternational Women’s Day(国際女性デー)でした。

国連が定める国際記念日で、マーシャルではIOM(国際移住機関)とマーシャル政府が主催でイベントが行われました。

ICCで行われた式典には、女性たちが大勢集まりました。
女性であるならみんな集まらないと!というぐらいの、国際女性デーに対する強い意気込みを感じました。

国際女性デーの式典

2023年のテーマはマーシャル語で”Jemdoon Ilo Ad Juon Wot“ 英語で“Embrace Equity”。
日本語にすると「公平性を喜んで受け入れよう」。

「なぜ平等な機会だけでは十分でないのか」「平等と公平の違い」について理解することが大切だそうです。

詳しく学びたい方はこちらの公式ホームページ(英語)へどうぞ。

マーシャルで特に問題となっているのは「女性への暴力」「ドメスティック・バイオレンス」です。職場では、日本よりも男女公平に、女性も多く活躍しているのではないかと思います。

式典のあとは、屋外の会場でバンド演奏と出店のイベントが開催され、MJCCもブースを出しました。

MJCCのブース
お隣のブース
いま話題の人気者!ミス・マーシャルアイランドたちも見にきてくれました。

イベントの最後で、バンドが「俺たちはどんな曲でも演奏できるから、誰か歌いたい人がいたら演奏するぜ!」とアナウンスし、「じゃあ歌うわ!」と前に出てきた女性。

最初はカラオケのように歌っていたのですが、徐々にその場にいた人たちが一人、また一人と踊りながらゆったりと前に出てきて、楽しそうにダンスをして盛り上がっていました。

mika

天然上物生マグロ

ヤッコエ~。

今日は上司が水産物加工業者へマグロの買いに行くというのでついて行きました。

ネットで調べてみるとこちらの会社は台湾系、水産物加工と貿易を主にやっており、3機のボーイング727を所有して太平洋諸島からマグロなどを世界中に輸出しているとのことです。

普段は輸出分と現地のスーパーに卸す分を加工して出荷していますが、毎週水曜日と金曜日は一般の人でも買える日です。

下の写真のように柵にしたものを販売してくれますが、60センチもの長さで重さは3.8㎏でした。このボリュームでなんと100ドルです。

3.8kgの生マグロが$100!!

味の方は一度も冷凍されていない、本物の生マグロです。こちらでは新鮮でありなおかつ日本で高い値で競り落とされるようなマグロがお手軽な値段で入手できます。

現地の人の食べ方としてはチャチミ(刺身: 日本語由来ですが、現地の人にはサ行の発音が難しいため、このように発音します)、ポキ(ハワイ風漬け: 醤油等で味付け、マーシャル風ポキはライムと塩で味付け)が一般的です。

皆様もマーシャル諸島へいらっしゃる際には是非味わって頂きたいと思います。

ヒデ

待機中の漁船
出荷準備中のコンテナ

3月1日核被害者追悼日

3月1日はNuclear Victims Remembrance Day(核被害者追悼日)の休日です。
近頃はNuclear Victims Remembrance Dayを”NVRD”と略されることもあります。

キャンドルを灯して黙とう

1954年3月1日にマーシャル諸島のビキニ環礁で水爆ブラボーの核実験が行われ、
周辺の島々に甚大な被害が出ました。
アメリカによる核実験はマーシャル諸島で計67回行われています。

マーシャルでは核被害により現在にも及んでいる人々の苦難を思い起こし、
核被害者を追悼する式典が毎年行われています。


今年の式典のテーマは、”KŪRTIPLǪK”。
あまり日常で使われていない昔のマーシャル語で、意味は「決して戻らない」。
核被害の過去に戻ることはない、過去に立ち止まることなく前に進んでいこう。
雨にも負けず、風にも負けず、私たちは前に進むために、この核実験の暗い過去を解決するために、皆で一緒に進んでいきましょう、というテーマだそうです。

デビッド・カブア大統領のスピーチ

被ばく認定されている島は、ビキニ環礁、エニウェタック環礁、ロンゲラップ環礁、ウトリック環礁の4島。
今年の式典では、4島それぞれの島の住民が前に出て、島の歌を歌いました。

ロンゲラップ環礁の人々
エニウェタック環礁の人々。MJCC従業員もこの中に一名います。

マーシャルの人々にとって、忘れてはいけない大事な日、それが核被害者追悼日です。

mika

4 ON 4

ヤッコエ~。

マーシャル諸島ではバスケットボールが一番人気のあるスポーツです。

そこらじゅうでバスケットボールのコートを見かけますし、夕方くらいになると大体いつも子供や若者らがバスケットボールに興じています。

最近私も日曜バスケに誘われ参加してみました。

ルールは4 on 4、6点先取で勝利ですが、これが非常にきつい。

パスをもらうのに走り回り、ドリブル阻止のために体を張り、うまく手を抜かないと卒倒するペースです。

台湾の方と日本人数名ずつ、あとは地元の子供達というメンバーから混成チームを作って戦います。

それにしても地元の子供たちのうまさには驚かされました。レッグスルー、ピボット、レイアップ、様々な技を披露してくれます。もう一つ子供たちに驚かされたことがあります。試合後に一人の子供が近くに生えているヤシの木にスルスルと登り、みんなの分のヤシの実をゲット。コンクリートの角にたたきつけて穴をあけると中にはあふれんばかりのヤシの実ジュースが。おいしそうにのどの渇きを潤していました。

ヒデ

島のごちそう「バルレップ」

ヤッコエ~。

先日、当社の関係者がたくさんのお土産を持って帰省先(隣の島)から帰ってきました。

生きたままのニワトリやクーラーボックスいっぱいのゴシキエビや魚、さらに何匹もの「バルレップ」。元々サービス精神旺盛な人ですが、それにしても豪快です。

さて、下の写真がマーシャル人が大好きな「バルレップ」です。

そうです。マーシャル語の「バルレップ」はココナッツクラブ = ヤシガニのことです。

社員に聞くとこの島の食材の中ではNo.1のごちそうなのだそうです。ご飯と一緒にカニ味噌をからめながら食べるのが最高なのだとか。

私は今回ゴシキエビを一匹もらいました。

下の写真ではわかりにくいですが、通常の伊勢海老の倍くらいのサイズ感です。

この大きなエビを通常サイズのエビと同じ要領でしっぽの部分を切り離し、殻をむいてかぶりつきます。身の方は比較的淡白ですが、濃厚な味と香りのミソとタマゴを絡めて食べるとこれが格別な味わいです。

無我夢中で完食、エビだけで満腹になるという得難い体験をしました。

ヒデ