ビケンドリック島

今回はビケンドリック島(Bikendrik Islands)について、ご紹介します。

 

ビケンドリック島は、マーシャルアイランド・リゾートからボートで約20分の小さな島ある、
ドイツ人夫婦が経営するプライベートリゾートです。

 

ゲストは1日1組のみ。島をまるごと貸切で、贅沢なプライベート時間を過ごせます。
ゆったりとした時間が流れる中、ビーチで遊んだり、シュノーケルを楽しんだり
お昼寝をしたり、読書をしたり、と思い思いの楽しみ方でお過ごしいただけます。

 

ここでは離島にもかかわらず、レストラン並みの食事とサービスを受けられます。
マーシャルの離島で食事をするとなるとBBQか自炊が主流ですが、
ビケンドリック島では海辺にセッティングされたテーブルで
オーナーが腕をふるうコース料理をお楽しみいただけます。

 

宿泊施設のコテージはヨーロッパのアンティークを使ったテイストで作られており
とてもリラックスできる空間です。

 

オーナー夫妻がフレンドリーで温かくおもてなしをしてくれるので、
マジュロのホテルとはまた違った楽しさがあります。
美しいラグーンに囲まれて、贅沢なプライベート時間をお過ごしください。

 

■MJCCのオプショナルツアー
「ビケンドリック島プライベートビーチツアー」
最小催行:2名
所要時間:日帰り(ランチコース付き)5~6時間  / 宿泊(3食付)

マーシャルの大統領

マーシャルのチューレラン大統領に面会をする機会があり、レストランで大統領とランチミーティングをしてきました。
写真をお願いすると「それなら、もっといい格好してくるんだったなぁ」と笑いながら応じてくれました。

大統領と私

 

マーシャルは人口約6万人の小さな国。

大統領の存在も身近で、空港やレストランで偶然に大統領にお会いすることもしばしばあります。とても気さくな大統領ですが、マーシャル諸島共和国の第五代大統領であり、マジュロの大酋長でもあるという、トップクラスに偉い方です。大統領にはいつもSPがひとりついているはずなのですが、今日はいませんでした。
大統領邸はアジャルタケにあり、ツアーでローラへ向かう途中で徐行して通ります。

 

11月20日には4年に1度の総選挙を控えており、国会議員と各自治体の市長を新たに決めます。首都マジュロでは選挙候補者の看板が多数設置され、夕方になると演説集会なども行われ、選挙戦が繰り広げられています。

 

アルノ環礁 訪問リポート

先週末、MJCCスタッフ2名はアルノ環礁へ行ってきました。

マーシャル諸島共和国は、29の環礁と5つの島、1200以上の小さな島々から
成り立っており、アルノ環礁は首都のマジュロ環礁からボートで1時間くらいのところにあります。

 

アルノ環礁の陸地面積は8平方㎞。マジュロの約1.5倍ですが、
人口は2000人ほどでマジュロの約15分の1です。
アルノアルノという場所に唯一の宿泊施設やスモールストアなどがありますが、
その他の場所にはほとんどないため、住民はヤシの実やパンダナス、パンの実などから作った
ローカルフードを食べ、昔ながらの自給自足に近い、のんびりとした生活をして過ごしているようです。

 

2011年11/4付けの「Marshall Island Journal」には、ここ1年間におけるアルノ環礁のコプラ製造量は
マーシャルで一番多い、と掲載されていました。
コプラは、ヤシの実から獲れるものでココナッツオイルなどの原料となり、
マーシャルでは大きな収入源の一つとなっています。

 

今回訪れたのはイネ、ジャボ、メタルという場所。

 

私たちは車で移動しましたが、アルノ環礁内に車はなんと1台しかありません。
車は乗車賃がかかるので、住民の主な移動手段は徒歩、自転車、バイクなどが多いようです。
私たちが移動した距離は約5キロ間でしたが、中心地のアルノアルノまではさらに約10キロほど。
住民たちにとって、各場所を行き来するのはとても大変な距離で、
移動手段は離島の人たちにとって大きな悩みの一つです。

 

 

しかも、道路は舗装されておらず、車のタイヤ跡が唯一通ることのできる場所。
環礁内はほとんどの場所が自然のままで、ヤシの木やバナナの木など南の島の木々に囲まれ、
まるで、ジャングルの中にいるようです。

 

 

 

道が狭い場所では内海と外海が一度に見渡せるところもあります。

 

 

 

目に入ってくる光景は真っ青な空と、木々の緑と、色鮮やかな海。
そして、元気いっぱいの子供たち。

 

 

 

ラグーンサイドには、真っ白な砂浜と光り輝く海。
ヤシの木の下でこんな風景をぼーっと眺めていたら、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

 

 

そして、ローカルフードもいただきました。
マーシャルにはココナッツを使った料理がたくさんあります。
こんな風に、ヤシの葉を使って作ったバスケットは日常でよく使われています。
マーシャルの人たちにとって、ヤシの木は実、葉、幹すべてが生活に欠かせないものになっています。

 

 

さらに、首都マジュロでは滅多に食べる機会がないヤシガニもいただきました!
ヤシの実を食べているせいか、ミソ部分はココナッツの味がしてとても美味でした。

 

 

帰りには、なんとクジラに会うこともできました!
マーシャル在住4年目のスタッフも、初めてのクジラとの対面に感動です!!

 

 

この日は本当に天候にも恵まれ、朝からとても充実した一日を過ごすことができました。

 

アルノまでのアクセスは、定期便の船かチャーターボートしかありませんが、
マジュロから少し足を延ばしてみると、また違うマーシャルの魅力に出合うことができます。

 

マーシャルを訪れる機会がありましたら、ぜひ、こんな楽しみ方をしてみるのもいいかもしれませんね。

マジュロのハロウィン

週末、マジュロではあちらこちらでハロウィンイベントが開催されていました。

アメリカ文化の影響を受けているマジュロでは、

ハロウィンの時期になるとローカルストアでも仮装グッズが売り出されています。

 

地元の小学校ではハロウィンパーティーが開催され、子どもたちは仮装して参加します。

家の近所では、夜になると仮装した子供たちが家を訪ね歩いて”トリック・オア・トリート!”と

キャンディーをねだっていました。

毎年ハロウィンの頃からクリスマスにかけては、 マーシャル人にとって1年で最も盛り上がるイベントが続いていきます。

 

11月24日 Thanksgiving

12月2日 Gospel day(パレードなど)

12月の第1か第2土曜日 クリスマスパレード(リタからローラまでのパレード)

12月25日 クリスマス(ローカルの教会で終日ダンスイベント)

12月31日 ブロックパーティー(RRE周辺で行われるカウントダウンパーティー)

 

 

このようなイベントでは、普段とは違うマーシャルの一面を見ることができます。

 

MIKA

マーシャルカヌーセイリング体験リポート

先日MJCCスタッフ2名は、マーシャルの伝統的なアウトリガーカヌーに乗船してきました。
カヌーハウス”Wann Aelon in Majel”は、アメリカの代表する人気旅行誌『Travel + Leisure Magazine』の
2011年度グローバル・ヴィジョン賞に選出されました。
カヌーハウスを運営するNPOによる、伝統カヌー文化を保存するための活動や
若者への文化教育活動が受賞理由となったようです。
同誌ではカヌーハウスを訪れ工房を見学したあと、マーシャルカヌーに乗るプランを推奨していました。

 

さて、マーシャルカヌー体験です。
カヌーは潮が引いていると出航できない時間がありますので、予約時に乗船できる時間を確認します。
この日は夕方に満潮だったので、夕方4時から乗船することになりました。

 

いよいよ出航です。

船を海に浮かべて帆を立てると出航準備が完了。
カヌーに乗り込みます。
ボートと違って細長い形の船なので、どこに座ったらいいのか戸惑いましたが
カヌースタッフが、少し広い真ん中の場所に座るようにと教えてくれました。
私たちが座ると、帆を立てたカヌーはスルスルと静かに進み
みるみるうちに岸から遠く離れていきました。
ボートと違ってエンジンの音がしないのに、どんどん進んでいくので不思議な感じがします。
風の力だけで、こんなに進むのかと驚きます。
船上で聞こえてくるのは、海の音と風の音だけ。
水面との距離も近いので、海との一体感が味わえます。

ラグーン内に停泊している大型船の横を通り抜けたときは
こんなに真下から船を見上げたことがないので迫力がありました。

 

この日の天候は晴れ。風が弱く、波がほとんどないという状況です。
時折、顔に風があたり心地よいと感じると、船のスピードも上がります。
風のある日だと相当スピードが出るだろうと思いました。
「太平洋で最速」と呼ばれるカヌーだけあります。
波の影響も受けやすいので、波がある日は乗っていると波しぶきがかかることもあるので
濡れてもいい服装で乗ったほうがいいようです。
この日は波が穏やかだったので、全く波がかかることはありませんでした。


カヌーハウスのあるMIRから30分程で対岸のRRE付近に到着。
ここで折り返します。
船の向きを変えるのに、帆の設置場所を船尾側にして船の前後を逆にしました。

船にも慣れてきて、リラックスしながら夕暮れの海を感じて乗っていると、
出航した場所に戻ってきました。
約1時間のカヌー体験でした。

 
操縦してくれたカヌースタッフと一緒に。