アレレ博物館

マーシャルで唯一の博物館、アレレ博物館。古来、マーシャル人は口頭伝承により文化を伝えてきた民族なので、18世紀以前の昔のマーシャルのことは、ほとんど記録に残っていないので、知ることができません。ここには、数少なく残された貴重なマーシャルの民芸品や道具、写真などが展示されています。

アレレ博物館は、ウリガ地区にある裁判所の隣にあります。

アレレ博物館
建物の1階に博物館の入り口があります。
展示室

建物の2階には、アレレ図書館があります。こちらもマーシャルで唯一の公立図書館です。それほど蔵書は多くありませんが、マーシャル本コーナーがあり、マーシャルについて書かれた本(主に英語の文献)が集められていて、閲覧できます。

マーシャル本コーナー

アレレ博物館の「アレレ」の意味をご存じでしょうか?マーシャルのハンディクラフト(アミモノ)に「アレレ バスケット」と呼ばれる、パンダナスの葉で編んだ平らな形のバッグがあります。これはマーシャルの習慣で、家族の最も貴重な所有物として使用されてきました。 家族の最年長の女性がこれを保持し、それを次の最年長の女性に渡して受け継いでいきました。 アレレ博物館は、この「アレレ バスケット」にちなんで名付けられました。

アレレ バスケット

「アレレ バスケット」も博物館に展示されています。ぜひ一度はアレレ博物館に足を運んでみてくださいね。

<アレレ博物館 Alele Museum>

開館時間:月~金(土日休み)午前9時ー12時、午後1時ー4時

入館料無料

mika

オーダーメイドのドレス

マーシャルで暮らしていて、1着持っていると重宝するのが、アイランドスタイルのドレスやアロハシャツ。仕事で、フォーマルな式典で、教会で、パーティーで、すべての場面で通用するので便利です。

マーシャルの人々もオーダーで自分のドレスやシャツを作ります。何かのイベント時にお揃いの生地で職場の仲間と作ったり、教会のダンスチームで作ることが多いです。

アイランドスタイルのドレスやアロハシャツを着て踊る人々

ドレスやアロハシャツは地元の洋裁屋さんで作ることができます。今回はDARソーイングショップで、オーダーメイドのドレスを作りましたので、ご紹介します。

ドレスを作りに行く前に必要なことは、まず布を買うこと。デラップ地区にあるフォルモサ スーパーが、マジュロでは一番布地の品揃えが豊富です。

好きな生地を選んだら、必要な長さを買います。目安は、女性ドレス2.5ヤード(Aラインドレス)~3.0ヤード(切替のあるデザインのロングドレス)、男性アロハシャツ2.5ヤードです。

布を買ったら、それを持ってお店に注文に行きます。DARソーイングショップは、裏道沿いにあるDARレストランの後方にあります。

DARソーイングショップ

お店に看板はありませんが、窓に”OPEN”というサインがあるのでお店だとわかります。

店内

ドアを開けて入ってみると、左側にソーイングショップ、右側に美容室がありました。外観からは想像できないような活気と、新しく広々とした空間が広がっています。

ソーイングショップの方々。こちらの皆さんで作っています。

布を持参して、希望のドレスのデザインを伝えます。絵にかいてもいいし、写真を持参してもよし。店内には過去にお店で作ったドレスの写真集があるので、それを見て決めてもいいでしょう。

デザインを相談して伝えたら、採寸してもらいます。ここのお店はジャストサイズでドレスをきつめに作りがちなので、少しゆとりを持たせたかったら忘れずに伝えましょう。アロハシャツであれば、Mサイズ、Lサイズとだけ伝えたり、作ってほしいシャツと同じサイズのシャツを持参してサイズを伝えることもできます。

料金は、大人ドレス1着50ドル、子供ドレスは30~40ドルです。注文後3~4週間でできます。

ドレスが出来上がったら、受け取り時に美容室の奥で試着できます。直してほしい部分があったらその場で伝えます。

完成したAラインドレス

満足な仕上がりのドレスができました!

大晦日のブロックパーティー

大晦日のマジュロでは、今年もブロックパーティーがRRE(ホテルロバートレイマーズ)周辺で開催されます。

31日は夕方ごろから車両規制が始まり、午後6時から歩行者天国になります。道路に出店があったり、特設ステージでは人気バンドによるライブが予定されています。

ブロックパーティーは午後7時頃には始まりますが、カウントダウンが近づく午後11時過ぎからが、一番人も多く、盛り上がる時間帯です。

今年は出演のバンドにソロモン諸島の歌姫、Rosie Delmahを迎えます。他にも、マーシャルで人気のあるZeah、クワジェリンで人気のマーシャリーズバンドJabubuなど、マーシャルの最新音楽シーンを見れるチャンス!

年末ステージに出る出演者たちの、最新ミュージックビデオ。撮影場所はもちろんマーシャル!↓

Roise Delmahカバーによるアデルの”Hello”。↓

今年も大晦日のブロックパーティーは盛り上がりそうですね!

クリスマス

ウリガ教会

マーシャルの一年で最大のイベントといえば、クリスマス。12月25日は教会に集まり、グループごとにダンスを踊ります。25日の夜12時までに終わらなかったら、26日にも教会に集まり、続きを踊ります。それでもまだ終わらず週末に踊りの続きをする教会もあったようです。踊り続けるクリスマス!

教会で踊る人々

政府庁舎前では、今年もクリスマスのイルミネーションがきれいです。ゲートが開いていたら、自由に中に入って写真を撮ることができます。いまの期間限定の、マジュロのフォトスポットです。

MJCC店内にもクリスマスツリーを飾りました。このツリーは本物のモミの木です。子供の学校のPTAから購入しました。ツリーは本物の木でないと、と考えるアメリカ人が一定数いるということでしょうか。日本のお正月のお飾りと同じような感覚かもしれません。

メリークリスマス!素敵な年末年始をお過ごしください!

マーシャルでタピる

タピオカドリンクを飲むことを日本では”タピる”と言うそうですね。最近知ったので、さっそくタイトルに使ってみました。

マーシャルにもタピオカドリンクが飲めるお店が数年前からあり、日本と同様に若い世代に人気です。でも行列することはなく、値段も安いですよ!

1軒目は、MIR(マーシャルアイランドリゾート)の向かいにあるお店、”L2ストア”。Do It Bestの横に建つ、コンテナハウスのスモールストアです。店の外観はかなり質素ですが、普通に日本と同じようなタピオカミルクティーが飲めます。

メニュー。タピオカ入りドリンクやスムージーがあります。

タピオカミルクティーは、マーシャルでは「バブルミルクティー」と言います。バブルミルクティー(2.5ドル)を注文しました。タピオカの柔らかさもちょうどいいし、量もたっぷりです。

バブルミルクティー

2軒目は、最近CMI(マーシャル諸島短大)の向かいにオープンした店、”S7-Icy Bubble”です。

こちらのお店はドリンクだけでなく、バーガーやフライドポテトなど軽食もあり、店内にテーブルとイスも用意されています。ファーストフード店のような雰囲気です。

店内
ドリンクメニュー。MILK TEAはすべてタピオカ入りドリンクだそうです。
軽食メニュー

シグネチャーミルクティー(2.75ドル)とストロベリースムージー(2.5ドル)とフレンチフライ(1.95ドル)を注文しました。

こちらの店のシグネチャーミルクティーは、タピオカが固めなので、私は1軒目のL2ストアのほうが好みでした。でもスムージーはおいしかったし、軽食もあり、涼しい店内でゆっくり過ごせるのはいいですね!

タピオカ好きの方は、ぜひマーシャルでも「バブルミルクティー」を試してみてください!