フードトラック

最近、土曜日のお昼ごろ不定期にデラップパークに出現するフードトラック。
マーシャルでテイクアウト弁当といえばBBQが定番ですが、今日はこちらのフードトラックでランチを買うことにしました。

 

まずはメニューをチェック。いろいろ選択肢があって嬉しい!

・フィッシュ&チップス 7ドル
・ポケ丼 6.5ドル
・ミックスBBQプレート 8.5ドル
・チリ丼 6.5ドル
・チキンカツ 6ドル
・フライドポテト 2.5ドル

・アイスレモネード 1ドル
・ソーダ 1.5ドル
・水 1ドル

 

先に注文したお客さんがいたので、注文してから出来上がるまで、アイスレモネードを飲みながらのんびり待ちました。

約10分後、できあがりました!

 

フィッシュ&チップス
…ワフー(カマスサワラ)のフライ、フライドポテト、タルタルソース、コールスローサラダ

 

ポケ丼
…2種類のまぐろのポケ(醤油味とスパイシーマヨ味)とご飯、枝豆

 

ミックスBBQプレート
…ビーフBBQ、チキンBBQ、フライドチキン、マカロニサラダ、ご飯

 

どれもおいしく、ボリューム満点でした。特にミックスBBQプレートは日本人には2人前ぐらいの量がありました。

 

今週は雨模様のお天気が続いているマジュロ。来週12月2日の夜は、ここデラップパークでクリスマス ・ナイトマーケットが開催されます。MJCCも出店予定です!

 

mika

 

気候変動と健康のアートセミナー

マーシャルの学校は6月から8月上旬までが夏休み。

この夏休み期間中には、現地NGOや政府が主催する学生対象のサマークスールやセミナー、キャンプがいくつか開催されていました。

7月下旬の2週間、高校生を対象とした「気候変動と健康のアートセミナー」がありました。主催は、気候変動問題に取り組む、現地NPO団体ジョージクム。

アートセミナーだけあって、ポスターもデザイン性があってオシャレ。

参加者の高校生たちは、最初の3日間は省庁の専門家からマーシャル文化を良く知るおじいさん・おばあさんまで、何人もの大人たちから貴重な話を聞きました。

 

マーシャルの人が肌で感じている気候変動の影響とは…

・パンダナス(タコの木)の実の収穫時期がこれまでは11月ー12月が収穫シーズンだったのに、数年前から9月ー10月になっている。こんなことは以前はなかった。熟した実も以前は1週間程度は大丈夫だったのに、今はすぐ傷んでしまうから早く収穫しないといけない。

・昔はサンゴ礁がたくさんあった場所が、今はサンゴがすっかりなくなっていて驚いている。

・ローラビーチで引き潮の時だけ現れるロンロン島へ向かう砂地は、昔は陸地だった。家の裏の海岸線も、自分が子供の頃より家に近づいている。

・離島では畑が減っている。気候変動の影響で土の質が落ちていること、離島では乾期が多くなり農業をするのに水が足りないこと、西洋文化の流入が原因。

・アミモノに使うパンダナスの葉が変質してきている。葉が以前は滑らかだったのに、最近はガサガサになった。塩水が影響しているのではないか。

・温暖化が進むと海水の温度も上昇する。すると、貝やサンゴがまず影響を受け、それの側にくる魚もいなくなる。またシガデラ毒を持つ魚も増えて、食用の魚が減ってしまう。

・2019年から2020年にかけてデング熱の大流行があり、なかなか収束しなかった。異常気象によりその年のマジュロは乾期がなく1年中雨期のように雨が降っていたので、蚊の発生も抑えられなかった。

 

話を聞いて学んだあと学生たちは、絵画・作詞作曲・アミモノ作り、の中から自分の興味がある分野を選んで、先生の元で作品を完成させました。

セミナー最終日の夜は、作品の発表会。

絵を選択した学生の作品

絵とアミモノの展示

作詞作曲した歌を発表した二人。高校生と思えないくらい上手でした。

 

マーシャルは海抜が低いため、地球温暖化による海面上昇が起こると、その影響を真っ先に受けてしまう、脆弱な環境にある国です。海面が91cm上昇すると、マジュロの大部分の地域が浸水し、住めなくなるというハワイ大学の研究結果も出ています。また米国地質調査所は、2035年までにマーシャル諸島の一部が水没すると予測しています。

自分たちの島の未来のために今どうしたらいいのか、マーシャルの若い世代は学んでいました。

 

mika

 

 

東京オリンピック-マーシャル代表選手

開催中の東京オリンピック。

マーシャルからは水泳選手2名が出場しました!

7月28日に水泳女子100m自由形で出場したのは、Colleen Furgeson選手。

58.71秒の記録で、マーシャル新記録を更新しました。

おめでとうございます!!

順位はオセアニアで3位、全体で44位でした。

(Photo Credit: Azura Florida Aquatics)

Colleen Furgeson選手のインタビューは、こちらのニュージーランドのオンライン記事で読むことができます(英語)。

https://www.thecoconet.tv/coco-talanoa/humans-of-the-islands/women-of-the-islands-colleen-furgeson/?fbclid=IwAR2-zxS55xkPmO7lsfcUWKpYqw9sFHzHWMr-XF-5Ax91s5gdf80DyMR7Akk

 

7月30日に水泳男子50m自由形で出場したのは、Phillip Kinono選手。

27.86秒の記録で、全体70位でした。

(Photo Credit: Marshall Islands National Olympic Committee)

東京オリンピックに、本来は重量挙げ選手も出場予定でしたが、オリンピック出場のためにマーシャルを出国すると、コロナの影響で帰国時に隔離や入国の順番待ちで選手でも1ヵ月は待たなくてはいけなくなるので、出場を断念したそうです。

水泳選手2名はアメリカ在住なので、日本へ来ることができたようです。

 

マーシャル在住者のオリンピック観戦といえば、フィジーの方々が熱かったです。

毎晩、TVでフィジー代表の試合が観戦できる家にみんなで集まって応援していたそうです。

応援の甲斐あって、フィジーは7人制ラグビー男子で金メダル!!

アパートの通路にも、フィジアンの家の前には応援の国旗が掲げられていました。

オリンピックに出場した選手のみなさんに、心からの拍手を送りたいと思います。

Jeraṃṃan!!

 

mika

 

 

 

マーシャルのコロナ最新情報(2021年7月10日)

マーシャル保健省7月7日発表のデータによると、現在マーシャルはコロナ感染者ゼロです。島の人々はマスクのいらない生活を続けています。

 

海外からの渡航制限は2020年3月より引き続き、継続中です。
外国人はまだマーシャルへ渡航できません。
マーシャル国籍者と外国の政府関係者は、マーシャル政府から事前の許可をもらった人のみ、ハワイの指定ホテルで2週間、その後マーシャルの隔離施設で2週間過ごした後、マジュロに入っています。

 

コロナワクチンの接種も今年1月より進めています。マジュロの18才以上のワクチン接種率は75%、離島も含めた国全体では接種率57%です。都市部のマジュロとクワジェリンではモデルナのワクチンが、離島部ではジョンソン&ジョンソンのワクチンが使用されています。

MJCCにも看護師が来て、従業員はワクチン接種しました。

 

続いて、ユナイテッド航空の運航情報をお知らせします。
昨年は月に1往復まで減便していた国際線ですが、6月から週2便に増えました!

☆ユナイテッド航空 運行スケジュール(7月~10月)☆

・フルアイランドホッパー便(チューク、ポンペイ、コスラエ、クワジェリン、マジュロ経由)
グアム発ホノルル行き:毎週月曜日
ホノルル発グアム行き:毎週火曜日

・ミニアイランドホッパー便(チューク、ポンペイ、マジュロ経由)
 グアム発ホノルル行き:毎週木曜日
 ホノルル発グアム行き:毎週金曜日

6月の空港。アメリカへ向けて出国する人は多い。

見送りに来た人で賑わっていた

 

mika

卒業式

マーシャルの卒業式シーズンは、毎年5月下旬頃。

昨年はコロナの影響で、国内の感染者はまだ出ていなかったにもかかわらず、政府から感染防止のためすべての学校は卒業式を行わないようにという発表が出されました。そのため昨年は卒業式ができず、かわいそうだった卒業生たちもいました。

今年は例年どおりに無事行われました!

マーシャルのコロナ感染者は現在ゼロで、予防接種も進んでいます。今年は何の制限もなく、各学校では卒業式に家族や親戚が大勢集まり、盛大に行われました。

 

高校の卒業式

 

式のあと、卒業生は集まった家族・友人・親戚からレイをかけてお祝いしてもらいます。

卒業生の前にはレイをかけるために列ができます。

今年はNTA(電話局)による卒業式のライブ配信も、盛んにおこなわれていました。卒業式に来られない人やアメリカ在住のマーシャル人も、FacebookやYouTubeの動画で、その様子を見ることができました。

こちらがYouTubeで公開されている、今年のマーシャル諸島短期大学の卒業式です。全部で4時間あります。時おり激しい雨が降る中、デラップパークで行われました。マーシャルの国の人口は約5万人なのに、この動画の再生回数が既に1万4千回を超えているのはすごいですね!親族の卒業式はみんなにとって、一大イベントなのです。

 

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!
Jeraaṃṃan ñan aolep graduates 2021!

 

mika