卒業シーズン

5月下旬は、マーシャルでは卒業式シーズン。

毎日のようにどこかの学校で卒業式が行われています。

高校の卒業式は、一大イベント。卒業生の親戚一同が参列し、みんなで卒業生の門出を祝福します。

まるで島中の人が卒業生をお祝いしているようで、温かい気持ちになります。

卒業式の後は、卒業生にレイをかけるのが定番。

知り合いの子の卒業式に呼ばれたら、その子にかけてあげるレイを持って行くとよいです。

レイは、スーパーで買う(ガムのレイは$1~、造花$5~)、手作りのオリジナルレイ、1ドル札をセロテープでつなげて作る、等いろいろあります。

 

卒業おめでとう!!

 

mika

 

 

マーシャルの鯉のぼり

マーシャルの空を泳ぐ、鯉のぼり。

4月下旬より在マーシャル日本大使館で、掲げられています。

ここは通勤・通学で毎日通る道なので、いつも雄大に泳ぐ鯉のぼりを眺めて、日本を感じています。

マーシャルはフレームツリー(火炎樹、南洋桜)がいま満開の季節です。

 

 

mika

 

マジュロ空港が再開!

約3か月近く閉鎖されていたアマタ・カブア国際空港の補修工事が終了し、

4月11日より空港が再開しました!

 

これでマジュロから国際線に乗れます。

マジュロの人々はホッとひと安心。

 

空港が閉鎖されていた期間は、マジュロからユナイテッド航空に乗れず、

利用者はクワジェリンの空港から乗ることに。

マジュロからクワジェリンまでは、国内線エアーマーシャルで

離島2島経由のアイランドホッピングです。

 

エアマーシャルも空港ターミナルを使用できなかったので、

貨物の受付をしていた建物を使用し、

屋外にテントで待合室を設置していました。

 

国内線と国際線の乗り継ぎ時間を合わせているわけではないので、

グアムへ向かうにはユナイテッド搭乗日の前日にクワジェリンに移動し、

クワジェリンのイバイ島で1泊が必要という具合で、

これまでで最も、マジュロから日本までの距離が遠くなった期間でした。

空港が再開して本当によかったです!

 

こちらが再開した空港の写真(2022年4月11日)です。
突然ですが、マーシャルクイズ!以前の空港との違いはどこでしょうか?

何度も空港を利用した方なら、わかるかも!?


正解は、、、、柱が増えて、到着出口が数メートル移動しました!

 

マーシャルの入国制限は継続中で、入国するには事前に政府の許可と

17日間の隔離施設での滞在が必要であり、観光での入国はまだできない状況です。

早く自由に日本と行き来できるようになる日を願っております!

 

mika

 

 

核被害者追悼日2022

3月1日、マーシャルは核被害者追悼日の祝日でした。午前中に式典が行われ、午後は音楽とアートのイベント、夜には学生たちによる演劇が上演されました。

式典

マーシャルに最も大きな被害をもたらした水爆実験ブラボーが行われたのが、68年前の3月1日。近海で操業中だった日本の漁船第五福竜丸もこのときに被ばくし、日本では「ビキニ事件」として知られています。
マーシャルで行われた核実験は3月1日のブラボー実験の1回だけではなく、12年間に合計67回行われました。また、被ばくの被害を受けたのは、ビキニだけでなく、広範囲にわたり他の島々にも放射性降下物が降り注ぎました。

ビキニ環礁の人々

核実験の被害を受けたマーシャル人が辿ってきた歴史は、世界にはあまり知られていません。アメリカが実施してきた核実験の文書や記録映像の一部が機密指定を解除されると、マーシャルの人々ですら知らなかった実態が明らかになりました。

 

3月1日に上演された劇は、高校生やマーシャル諸島短大の学生が集まり、ビキニの人々の体験を再現したもの。タイトルは”The Declassified File”。直訳すると「機密指定解除ファイル」。脚本、演出、衣装の調達などもすべてマーシャルの若い世代の力を合わせて、自分たちでひとつの劇を作りあげました。笑いあり涙ありの、見ごたえのある学べる劇でした。

学生による演劇


ビキニ環礁やロンゲラップ環礁など被ばくした島の人々が、いま切実に考えているのが、世界や自国の若い世代への教育と、マーシャルの核実験で自分たちに起こったことの伝承です。ビキニ出身者はマーシャルからアメリカへ移住した人も多く、アメリカで育ちでマーシャルのことを知らないマーシャル人の若い世代も増えてきています。
だからこそ、今回の若い世代による劇の上演は、教育と伝承という目的に向かっていくもので、大変意味のある劇だったと思います。

プロジェクト4.1の場面

コンパクト交渉でアメリカへ行く

 

マーシャルでは現在、アメリカとコンパクト3(自由連合盟約)の改定交渉が進められています。核実験賠償問題は重要な論点のひとつです。

ウクライナ情勢の深刻化で核使用の脅威が出ている中、世界がヒロシマ、ナガサキ、そしてマーシャルの核被害から学ぶ必要が、今こそあるように思います。
世界の人々が平和に暮らせますように…。

 

mika

ボートの捜索


突然ですが、MJCCのFacebookページがあるのをご存じでしょうか?

https://www.facebook.com/MJCC.biz

こちらのFacebookページは、マーシャルの地元のお客さま向けに主に英語で商品情報を発信しています。今回は、このMJCCのSNSが思わぬところで活躍したお話をご紹介します。


先日、MJCCのお客さまから「自分のボートがなくなってしまった」と連絡を受けました。ヨットに住んでいるこの方が、上陸の際にヨットとの往復に使っていたゴムボートが港からなくなってしまったそうです。

盗まれたのでしょうか?さっそくMJCCのFacebookページに投稿して、ボートの情報を呼び掛けてみました。

 

すると、その日の夜に投稿を見た別のMJCCのお客さまから「アジャルタケでボートを見たよ。ボートの持ち主に知らせて、確認してもらって」と写真と共に投稿がありました。さらに他のお客さまからも、「ウチの子が、アジャルタケでそれらしきボートを見つけたぞ」と目撃情報が寄せられました。

翌日ボートをなくしたお客さまを連れて、アジャルタケまで確認しに行くと、ご本人のボートでした!早く見つかって良かったです。


警察よりも先にMJCCのSNS経由でボートが見つかり、お客さまは大変喜んでいらっしゃいました。ぜひ会ってお礼を伝えたいとのことで、見つけてくれた方となくした方がMJCCの店内で面会しました。見つけてくれたのは長年のお客さまのバジさん(写真中)。お礼なんていいんだ、よかったな、とサラリ。相変わらず、いつも親切でカッコイイいい方です。

 

 

さて、マーシャルで紛失物を探すときには、以下の3ステップが有効です。

1.警察へ届ける。

2.ラジオ局に行って、放送してもらう。

3.Facebookに投稿、拡散してもらう。

物を失くしたことが島中のみんなに知れ渡ってしまいますが、効果は抜群ですよ。

 

mika