lakwe
先週のトンガ火山噴火後、たくさんの方々に津波の影響をご心配頂きました。
マーシャルは環礁という地形特性で大陸棚上に無い為か、幸い津波の影響を受ける事はありませんでした。
ご心配頂いた皆様ありがとうございます。
さて、今週はマーシャルの通信事情についてのお話。
当然マーシャルもインターネットは普及しており多くの人がインターネット回線を利用しています。
MJCCの従業員も暇さえあればスマホをいじっていますし、
マーシャルの若者に”今欲しい物アンケート”を実施したら、恐らく1位はスマートフォンだと思います。
そんなマーシャルですが、
インターネット回線が整備され、インターネットが一般的になったのは意外と最近で
10年程前までは懐かしのダイアルアップを使用していたそうです。(マネージャー談)
たまたま、先週の新聞でインターネットの加入者数が増加しているという記事が出ていたので少しご紹介すると、
最近の主流である無線方式が導入されたのが2017年らしく、それから4年で4G LTEの加入者は約3倍、通信料は約6倍に伸びています。
2017年加入者数 1,872件 使用データ量 85,965GB
2021年加入者数 5,824件 使用データ量 491,871GB
(Marshall Islands Journalより)
え、そんだけ?と思う数字かもしれませんが、人口約5万人のマーシャルでインターネットが普及しているのはほぼ首都マジュロ(人口2万5千人)とイバイだけという事を考慮すると、なかなかの普及率であると言えるでしょう。
そんなマーシャルの通信事情について
・4Gの速度が遅い
・ランドラインはいまだにADSLが主流(光は一部)
・5Gなんて夢のまた夢
など種々不満はありますが、
個人的に最も不満が大きかったのが通信料の高さ。
主流のポケットWifi 4G使い放題プランで1ヶ月$70、日本のポケットWifiの実質無制限が月4500円位だと考えると倍近い金額です。
しかも、使い放題と謳っていながら、通信量が50GBを越えるとダイアルアップ並みの通信速度に制限される為、実際は50GBプランと言うべき品質・・・。
データ通信量はNTA(日本でいう所のNTT)のアプリにアクセスすると、リアルタイムでチェックできるのですが、この画面の数字が50GBになると1か月たってなくてもさらに$70のチャージを余儀なくされます。
家族4人で使用していると50GBで収まるわけもなく…。
とは言え、今の時代インターネットが使えない=世界との断絶を意味する為、
ケチる事も出来ず月に約2回$70をNTAに納めておりました。
ところが、先日アプリをチェックしていたところ、
なんと、50GBを越えても通信速度が落ちて無い事を発見。
不思議に思っていると、アプリ上のプラン名が”4G GOLD”という見慣れないプランに変更されているではありませんか。
あわててNTAに確認してみると、その新しいプランだと50GBを越えてもスピードはちないとの事。しかも料金は前と同じ$70据え置き
という事は、$70×1回で1ヶ月丸々使えるという事で
「ホントの使い放題プランになった!!」という事。
今までの名ばかり使い放題がまともになっただけと言えばそれまでなのですが、
この変更は私にとってはかなり嬉しい変更。
何と言っても通信費が半額(いや、それ以上。)になるのです。
日本では、携帯通信費の引き下げはかなり大きなニュースになりましたが、 こんな大きな変更を何の告知もなく突然してしまうのがマーシャルの恐ろしさ。
とはいえ、珍しく嬉しい変更だったので今回は手放しで喜びたいと思います。
ただ、数か月後「やっぱりや~めた。」ともとに戻す可能性があるのもマーシャルの恐ろしさ。
まだまだ気は抜けません。
MURAI