思うようにいかない事

今週は興味ない方には申し訳ないですが、MJCCの内輪なお話。

実はここ最近、MJCCのブロック製造部門が忙しいのです。
原因はこれ

来年予定されているマイクロゲームス(ミクロネシアのオリンピック)に向けた競技場建設です。
ここに我々が製造しているコンクリートブロックが使用されることになり、
地元の大手建設会社から大量の注文を頂きました。

我々の製造能力から行くと約2か月フル生産をして何とか作り切れる量。
大変ですが、とても嬉しい悲鳴です。

もちろん、2交代や3交代等すればもっと早く作り終えられるのですが
製造設備や人員確保にも限界があり、製造能力はそう簡単に増やせません。

そこで大切になるのが、
“いかにトラブルなく毎日稼働し続けられる環境をつくるか”
これがとても大切になります。

これを阻害する要因は

①機械トラブル
②従業員の欠勤
③天候 

これらがほぼ9割です。

“え、その位なら簡単じゃん”と思うかもしれませんが
それがそう簡単ではありません。

①長年直しながら大切に使っている製造設備は今だ健在ですが、
やはり小さな故障は度々おこりますし、最近は発電機も良く故障します。

②実はこれが結構大変で、
日本人と違い現地従業員は仕事を休む事に特に罪悪感は感じません。
なのでちょっとした理由ですぐに欠勤します。
職業観の違いなので責められないのですが、毎日来てもらうためには
日頃から“See you tommorw”を言い続けるなど、細かな気遣いが欠かせません。

③これはどうしようもないのですが、
大雨が降ってしまうと砂に水が混ざってしまい通常通りの製造が出来ません。
そうすると製造を休まざるを得なくなってしまったり、生産量が少なくなったりします。

こんな感じで、出来るだけ多くの日数を稼働させるため
日々薄氷を踏む思いで取り組んでいます。

例えば今週

月曜日・・・雨の為、目標の半分しか製造できず。
火曜日・・・稼働
水曜日・・・発電機トラブルにより目標の半分しか稼働できず。
と言った感じで、目標の半分程度しか作れておらず、
生産管理としはイライラする日々でした。

とは言え、色々と手を尽くし機械も復活、人員も確保、
昨日(木曜日)はなんとか100%作ろうと思った矢先・・・

突然の大雨(泣)

さすがにこの雨では作れないなぁと思い、
“なんだかなぁ”とちょっとイライラしながらも
まあ自然の事なのでどうしようもない割り切って帰宅。

ところが、世の中悪い事ばかりではありません。
今朝(金曜日)会社に来てみると

何と製造した形跡が。
数量は目標の3分の1程度ですが、
前日私が帰った後に雨が止むのを待って作ってくれたようです。
“いつも文句ばかり言って申し訳ない”と工場スタッフに感謝。

とは言えまだ作れているのは注文の1割程度。
注文をこなすまでまだまだ先は長いですが、
こんな感じでちょっとずつクリアしていけばいつか終わるかな。
と日々頑張っていきたいと思います。

村井

車の停め方

今日お昼を食べて会社に帰ると駐車場に
こんな停め方の車が。

これだけ見ると駐車の途中?
でも運転席に人は居ないので駐車中です。

基本的にマーシャルの人は自由です。
自由というのが正しいのか、周りを気にしないというのが正しいのか、
“空気を読む、周りに迷惑をかけない”という事を大切に育てられた日本人には
理解しきれない行動が多々あります。まあそれが良い所でもありますが。

時折見かけるこの自由な車の止め方。
いくら周りに車が無いからって・・・これはアウト(笑)

MURAI

ついに・・・

2020年新型コロナウイルスの世界的大流行が始まってから約2年半
大変遅ればせながら、ここマーシャル諸島にもついに奴らがやってきました・・・

そう、ついに感染者が出てしまったのです。

新聞によると風邪の症状を訴えて外来に来た17歳と9歳の子供達から陽性反応が・・・
とはいえ、この子達の体の中でウイルスが突然変異したわけではないでしょうから
その前から感染は広まっていて、たまたま陽性反応が出たのがこの子達だったのでしょう。

この情報が伝わったのが月曜日の夕方。
火曜日には街中の人がマスクを着用していました。

それまで約2年半、世界の流れとは全く関係無いかの様にマスクフリーで過ごしていた日常が、まさに一夜にして一変した瞬間でした。

とはいえ、やはりこの2年半の猶予は政府や国民にも心構えの期間を与えてくれたのか、国民も素早くマスク着用やステイホームの生活に移行し、政府も感染が発覚した月曜の夜にはすべての学校の休校を決定するなど情報伝達もスムーズで、
私が個人的に想定していたようなパニックには陥らなかったようです。

昨日の政府発表では約500人が感染、死亡者は2名だそうです。
プライベートの検査キットを使って感染を把握している人も相当数いるようですので、実際には政府発表よりもかなり多くの人が感染しているものと思います。

ここからは個人的な感想ですが、

マジュロの人口は2万5千人程なので、
このペースでいけば数日で、人口に占める総感染者数の割合という意味では数日で日本を追い越すと思います。

そういう観点で考えれば、ここ数週間頑張って耐えてある程度の国民が免疫をつければ、またすぐに日常を取り戻せるのではないかとも期待している今日この頃です。もちろん、重傷者が多く出ない事が大前提ですが。

まあこの辺は良くも悪くも小さな国の特性を活かせるところでしょう。

とはいえ、医療設備が脆弱なこの国です。
重傷者が増えない事を願いつつ、手洗い、うがい、マスクの徹底と
衛生管理の基本を徹底して日常生活を送っています。

MURAI

マーシャルでも・・・

先日の安部元首相の銃撃事件は我々日本人にとってはとても衝撃的な事件でしたが、
世界的に見ても衝撃的な事件だったようで、
ここマーシャルの地元紙でもこんな感じで大々的に取り上げられていました。

と言っても記事は全てNew York Timesから取って来た物みたいですが。

こんな小さな国でも大きく取り上げられる位大きな衝撃を与えた事件でした。

ご冥福をお祈りします。

MURAI

医療船”LIWATOONMOUR”号  引渡式

昨日は日本からマーシャルに贈られた医療船”LIWATOON MOUR”号の引き渡し式に招待されて参加してきました。

上から見たLIWATOON MOUR号

この船は病院の無い離島での医療設備として日本政府からマーシャル保健省に贈与されました。

船尾には船尾には”From the people of JAPAN”の看板
中には新しい医療設備が整っています。

”LIWATOON MOUR“(リワトゥ―ン ミョール)はマーシャルの伝統的な神話の名前との事。

式典は在マーシャル日本大使館の田中大使をはじめ、マイク・カブア大統領も出席す
盛大なセレモニーでした。

マイク・カブア大統領と在マーシャル日本大使館 田中大使
マーシャル人が大好きなケーキセレモニーもありました。

ところでこの儀式の最中、船に赤ワインの瓶を叩きつけて割るという儀式がありました。

赤ワインを叩きつける瞬間
その後はこんな感じ。真っ白な船に赤ワインが~


真っ白な船に赤ワインがついてもったいないなぁなんて思っていたのですが、
家に帰ってグーグル先生に聞いてみると、
この儀式は船の安全を祈る伝統的な儀式で、18世紀頃のヨーロッパが起源とのこと。

船が汚れてもったいない、なんて貧乏人根性で見てはいけなかったようです。

またこの儀式、必ず女性が行うのも伝統だそうでそのあたりもしっかり伝統にのっとって行われていました。

新造船という事でとてもキレイで設備の整ったこの船が
マーシャルの離島で人々の役に立つことを心より祈っております。

MURAI