マーシャル諸島デジタルアーカイブのワークショップ

2023年4月24日マーシャル諸島短期大学にて、
マーシャル諸島デジタルアーカイブのワークショップが開催されました。

マーシャル諸島短大にて

マーシャル諸島デジタルアーカイブは、日本の研究者とマーシャルの若者たちが中心となり取り組んでいる、市民参加型プロジェクトです。MJCCもお手伝いで参加しています。


マーシャルの核実験の歴史、核被害、気候変動の影響、
各環礁の文化や昔話、歴史などの情報を地図上に掲載する
デジタルアーカイブを作っています。


完成すると世界中から誰もが、これまでは現地に来ないと知ることができなかったようなマーシャルの情報にアクセスすることができます。

今回のワークショップのテーマは、AIの技術を使った白黒写真のカラー化。
ウェブ上のサイトにアクセスすると、簡単に写真のカラー化ができました。
参加した学生たちは、自分のスマホやノートパソコンからウェブサイトにアクセスし、写真のカラー化を体験していました。

日本統治時代に撮影されたマーシャルの白黒写真をカラー化すると、
「昔」という印象だった白黒写真が、急に生き生きと見えてきました。
「写真に命が吹き込まれたみたい!」と驚く学生もいました。

左:オリジナルの白黒写真 右:Palette Appによる自動着彩写真
マーシャルのコプラ製造、ジャルート
出展:国立国会図書館「南洋群島寫眞帖 : 南洋廰始政十年記念」(南洋廳 編纂) (https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1899662/37)を加工して作成

白黒写真をカラー化する目的は、昔の出来事や人々を身近に感じ、
共感したり、その感想を話すことで対話が生まれ、
より深い歴史学習ができることです。
カラー化した昔の写真は、デジタルアーカイブに掲載予定です。

マーシャル諸島デジタルアーカイブは、年内の完成を目指しています。
こちらのブログで最新情報をお知らせしますので、どうぞ完成をお楽しみに!!

mika

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください