マーシャルの「アミモノ」その4

昔からマーシャルでは植物の葉や貝殻を使って、いろいろなものが作られてきました。これらのハンディクラフトは「アミモノ」と呼ばれ、現在でも生活の品やお土産としてマーシャル人の生活に欠かせないものとなっています。今回紹介するのはマーシャル人が大好きなアクセサリーです。

多くのアミモノがヤシの葉から作られる「キメジ」、パンダナスの葉から作られる「マーン」を使って作られることは前回ご紹介しましたが、中にはそれ以外の意外なものを使って作られるアミモノもあります。その代表的なものがマーシャル北部のウォッジェ環礁で作られたウォッジェ・フラワーです。

ウォッジェ環礁は元々日本軍の航空基地があったところで、当時は発電所などもありました。その名残で、島に多く残っていた電線を利用して作ったのがウォッジェ・フラワーです。電線で花の形を作り、その周りを様々な色に染めたキメジで覆っています。ちなみに今でも材料の電線は電話局から入手するそうです。

上の写真はフラワーを使った髪飾りとピアスのセットです。

また現在ではワイヤーとキメジの組み合わせを利用してイヤリングも作られています。イヤリングはマーシャル語で「レーレー(dede)」と言います。ウォッジェ・フラワーやイヤリングはマーシャルのお土産としても人気のあるアミモノです。マーシャルにお越しの際は是非お気に入りの一品を探してみてください。

SATO

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