2020年新型コロナウイルスの世界的大流行が始まってから約2年半
大変遅ればせながら、ここマーシャル諸島にもついに奴らがやってきました・・・
そう、ついに感染者が出てしまったのです。
新聞によると風邪の症状を訴えて外来に来た17歳と9歳の子供達から陽性反応が・・・
とはいえ、この子達の体の中でウイルスが突然変異したわけではないでしょうから
その前から感染は広まっていて、たまたま陽性反応が出たのがこの子達だったのでしょう。
この情報が伝わったのが月曜日の夕方。
火曜日には街中の人がマスクを着用していました。
それまで約2年半、世界の流れとは全く関係無いかの様にマスクフリーで過ごしていた日常が、まさに一夜にして一変した瞬間でした。
とはいえ、やはりこの2年半の猶予は政府や国民にも心構えの期間を与えてくれたのか、国民も素早くマスク着用やステイホームの生活に移行し、政府も感染が発覚した月曜の夜にはすべての学校の休校を決定するなど情報伝達もスムーズで、
私が個人的に想定していたようなパニックには陥らなかったようです。
昨日の政府発表では約500人が感染、死亡者は2名だそうです。
プライベートの検査キットを使って感染を把握している人も相当数いるようですので、実際には政府発表よりもかなり多くの人が感染しているものと思います。
ここからは個人的な感想ですが、
マジュロの人口は2万5千人程なので、
このペースでいけば数日で、人口に占める総感染者数の割合という意味では数日で日本を追い越すと思います。
そういう観点で考えれば、ここ数週間頑張って耐えてある程度の国民が免疫をつければ、またすぐに日常を取り戻せるのではないかとも期待している今日この頃です。もちろん、重傷者が多く出ない事が大前提ですが。
まあこの辺は良くも悪くも小さな国の特性を活かせるところでしょう。
とはいえ、医療設備が脆弱なこの国です。
重傷者が増えない事を願いつつ、手洗い、うがい、マスクの徹底と
衛生管理の基本を徹底して日常生活を送っています。
MURAI