マーシャル諸島での誕生日

先日は弊社マネージャーの誕生日でした。
終業後にスタッフ全員で、ピザとケーキを食べながら
軽く誕生日パーティをしました。

 

 

マーシャル人スタッフが全員でマーシャルの歌を4曲披露。
見事な声量とパート別のハモリで、歌い上げてくれました。
特別にこの日のために練習をしたわけではないのに、、
その場できれいなコーラスができてしまうのが不思議です。
日頃から歌に親しんで生活をしている証でしょうか。

 

 

マーシャルの人々が人生の中で最も盛大にお祝いをするのは
「ケーメン」と呼ばれる1才の誕生日会です。

 

無事に1才の誕生日を迎えられたことを、みんなでお祝いします。

小規模なケーメンでも、招待客が50人以上になるのは当たりまえで、

大規模なケーメンになると300人以上の人がお祝いに集まります。

招待客に振舞うご馳走などを準備する親は、出費も多く大変ですが、

借金をしてでも盛大に行うものなのです。

 

世界保健機関(WHO)が発表した「World Health Statistics 2010(世界保健統計 2010)」によると
乳児の死亡率(年間の1000人出産当たりの生後1年未満の死亡数)は、
日本は1000人中3人で、マーシャル諸島は30人です。
医療水準が上がった現在でも、このような統計が出ています。
昔は、1才の誕生日を迎えられるということが
本当に神に感謝すべき喜ばしいことであったのだと思います。

 

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