ロンゲラップ環礁 訪問リポート

先日のビキニ環礁リポートに続いて、ロンゲラップ環礁にも行ってきました。
ロンゲラップ環礁は世界遺産には指定されていませんが、ビキニ環礁と同じくアメリカの行った水爆実験「キャッスル作戦」によって深刻な放射能汚染を受けた環礁です。実験の3日後に島民たちはアメリカ軍によって強制的に移住させられ、治療を受けました。実験から3年後にアメリカの安全宣言に基づき島民たちは環礁に戻りましたが、その多くは甲状腺に腫瘍ができるなどして死亡、1985年に再び避難しました。
1996年にアメリカはロンゲラップ環礁に残る汚染土壌を数インチ除去することで島民と合意しました。多くの評論家は、この作業は不可能だと考えていましたが、ロンゲラップ選出の議員ジェイムス・マタヨシは「作業は順調に進んでおり、明るい未来を約束する」と島民や観光客にアピールしています。
現在のロンゲラップ環礁では島民の帰島に向けて住宅の建設が行われています。また住宅に先立って建設されたロンゲラップ・リゾートは既に営業しています。
放射線量はビキニと同じように問題ないレベルのようですが、やはりロンゲラップ環礁でとれる食料を摂取し続けることは難しいようです。

↓ロンゲラップ環礁の飛行場。かなり大きい飛行機も停まれるので、コンチネンタルの飛行機を停めたがっている、という噂もあります。

↓ロンゲラップ・リゾート。1週間食事付で$1300~。

↓建設中の家屋。私が訪れた時点で建設中の住宅は49軒でした。

↓水爆実験以前からある教会。

SATO

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