Marshall Islands Pop Songs (男性歌手編)

ヤッコエ~。

マーシャル人は歌と踊りが大好きで、宴の席では必ずと言っていいほど歌が披露され誰かが踊りだします。休日に外を歩いていても家の中にいてもどこからともなく歌が聞こえてくる、そんな島です。

そんなマーシャル諸島にもミュージックシーンがあり、いくつか有名な曲をご紹介します。

まず最初はChaninwayによる「Request」。

アップテンポの曲調で、レゲエの影響を感じさせる曲です。彼らに限らず今でもシンセサイザーを使っての録音が主流で、懐かしさ満載です。80年代から90年代初頭にかけてチャートを賑わしたUB40を彷彿とさせます。

続いては惜しまれながら2年前に他界したEddie Enosの「Ritto Ro Ad」。マーシャル人アーティストとしては珍しくSpotifyでも入手可能で、ほぼ全てのマーシャル人に知られていると言っても過言ではないかと思います。

この曲はこの島を発見し、伝統を受け継ぎ、文化を育んでくれた先祖に対して「ありがとう」の気持ちを届ける歌です。

Les Anjolokの「Etolok Aelon Eo」。

アメリカに移住したマーシャル人が祖国を懐かしむ歌です。

この曲が書かれた下地として、年に2千500人ものマーシャル人がアメリカに移住しているという現実があります。人口が5万人程度の国なのでその影響は小さいものではなく、発展途上にある段階で人口減少に直面するという珍しい国でもあります。

現在多数のマーシャル人がアメリカに住んでおり、コミュニティも形成されているようですが、楽天家のマーシャル人であってもホームシックは無縁ではないようです。

ちなみに原曲はサイモン・アンド・ガーファンクルの「サウンド オブ サイレンス」です。

最後を飾るのはMJCCの若手社員、Mr. Jによる選曲でFlavah Cの「Kolikit io」。

ガールフレンドに初めて出会った時のことを歌にしたキュンキュンソングです。

いかがでしたでしょうか。

また日を改めて女性ボーカル編等も掲載したいと思いますので是非お楽しみに!

ヒデ

コインランドリー

ヤッコエ〜。

マーシャル諸島の洗濯についてです。

当地では一般家庭で洗濯機を持っていることはまれで、洗濯物が溜まった時に近くのコインランドリーを利用するのが一般的です。

写真のコインランドリーでは洗濯機25台、乾燥機15台程度と当地最大級の規模です。

料金は洗濯機、乾燥機それぞれ$1.50/$2.00とかなり控えめな価格です。何と言っても水道代が掛からないことが大きいでしょう。大きなタンクに貯めた雨水を使用しているので水道代はゼロです。住んでいるところのすぐ隣に小さなコインランドリーがありますが、そこは時々水が無いと言う理由で閉まっています。エコロジーには何かと不便がつきまとうものですね。

大型テレビが写真にありますが、順番待ちや洗濯が終わるまでの間、皆で映画を観るシステムです。今日はブルース ウイルスさんの若い頃のアクション映画(非ダイ・ハード)が上映されていました。

上の写真の金網の中が売店になっていて、お菓子やカップ麺、コーヒーを買うこともできます。

また、コインランドリーは主婦の皆さんの憩いの場ともなっており、そこら中で井戸端会議が開催されています。色々な島から出てきたであろう人達が一同に集まって熱心に互いの近況や各家庭の問題(愚痴?)を絶え間無く語り合う様は、ほぼ「マーシャル諸島主婦サミット」と呼んでも良いでしょう。

ヒデ

天然上物生マグロ

ヤッコエ~。

今日は上司が水産物加工業者へマグロの買いに行くというのでついて行きました。

ネットで調べてみるとこちらの会社は台湾系、水産物加工と貿易を主にやっており、3機のボーイング727を所有して太平洋諸島からマグロなどを世界中に輸出しているとのことです。

普段は輸出分と現地のスーパーに卸す分を加工して出荷していますが、毎週水曜日と金曜日は一般の人でも買える日です。

下の写真のように柵にしたものを販売してくれますが、60センチもの長さで重さは3.8㎏でした。このボリュームでなんと100ドルです。

3.8kgの生マグロが$100!!

味の方は一度も冷凍されていない、本物の生マグロです。こちらでは新鮮でありなおかつ日本で高い値で競り落とされるようなマグロがお手軽な値段で入手できます。

現地の人の食べ方としてはチャチミ(刺身: 日本語由来ですが、現地の人にはサ行の発音が難しいため、このように発音します)、ポキ(ハワイ風漬け: 醤油等で味付け、マーシャル風ポキはライムと塩で味付け)が一般的です。

皆様もマーシャル諸島へいらっしゃる際には是非味わって頂きたいと思います。

ヒデ

待機中の漁船
出荷準備中のコンテナ

4 ON 4

ヤッコエ~。

マーシャル諸島ではバスケットボールが一番人気のあるスポーツです。

そこらじゅうでバスケットボールのコートを見かけますし、夕方くらいになると大体いつも子供や若者らがバスケットボールに興じています。

最近私も日曜バスケに誘われ参加してみました。

ルールは4 on 4、6点先取で勝利ですが、これが非常にきつい。

パスをもらうのに走り回り、ドリブル阻止のために体を張り、うまく手を抜かないと卒倒するペースです。

台湾の方と日本人数名ずつ、あとは地元の子供達というメンバーから混成チームを作って戦います。

それにしても地元の子供たちのうまさには驚かされました。レッグスルー、ピボット、レイアップ、様々な技を披露してくれます。もう一つ子供たちに驚かされたことがあります。試合後に一人の子供が近くに生えているヤシの木にスルスルと登り、みんなの分のヤシの実をゲット。コンクリートの角にたたきつけて穴をあけると中にはあふれんばかりのヤシの実ジュースが。おいしそうにのどの渇きを潤していました。

ヒデ

島のごちそう「バルレップ」

ヤッコエ~。

先日、当社の関係者がたくさんのお土産を持って帰省先(隣の島)から帰ってきました。

生きたままのニワトリやクーラーボックスいっぱいのゴシキエビや魚、さらに何匹もの「バルレップ」。元々サービス精神旺盛な人ですが、それにしても豪快です。

さて、下の写真がマーシャル人が大好きな「バルレップ」です。

そうです。マーシャル語の「バルレップ」はココナッツクラブ = ヤシガニのことです。

社員に聞くとこの島の食材の中ではNo.1のごちそうなのだそうです。ご飯と一緒にカニ味噌をからめながら食べるのが最高なのだとか。

私は今回ゴシキエビを一匹もらいました。

下の写真ではわかりにくいですが、通常の伊勢海老の倍くらいのサイズ感です。

この大きなエビを通常サイズのエビと同じ要領でしっぽの部分を切り離し、殻をむいてかぶりつきます。身の方は比較的淡白ですが、濃厚な味と香りのミソとタマゴを絡めて食べるとこれが格別な味わいです。

無我夢中で完食、エビだけで満腹になるという得難い体験をしました。

ヒデ