米軍の病院船マーシー寄港中

米軍の病院船マーシーがマジュロに寄港中。

総合病院が丸ごと移動しているような船で、1,000床の病床に加えて、手術室12室やコンピュータ断層撮影(CT)装置など、充実した医療能力を備えているとのこと。

今回イバイとマジュロで、マーシャルの人々に歯科や眼科の医療を提供してくれるそうです。

白い船が病院船

病院船に乗る700人以上の船員を歓迎しようと、今週末11月4日(土)にRRE周辺でナイトマーケットが予定されています。

mika

マニットデーのイベント

9月下旬行われたマニットデー(文化の日)のイベントの様子をご紹介します。

各学校では、マーシャル文化を紹介・体験する行事が行われていました。

アメタマ(マーシャル・ココナッツキャンディー)
ジャカロ(ヤシの樹液のシロップ)とジャカロを水で薄めたジュース
ボップ(パンダナスの実)

アレレ博物館前では、マニットデーの午前中に式典が行われ、子供たちによる伝統的なチャント(詠唱)やアイリンラプラップ環礁の人々による伝統ダンスが披露されました。魚の捕り方を表現したダンスだそうです。

マーシャルの伝統文化に触れる機会の多い1週間でした!

mika

Manit Day 2023

9月29日(金)はManit Day(マニットデー/文化の日)で、マーシャルの祝日です。

今年も29日には午前10時よりアレレ博物館前の広場にて、イベントの開催が予定されています。

マニットデーの1週間は曜日ごとにテーマが設けられ、学校や職場でマーシャル文化にちなんだものを飾ったり身に着けたりします。

9月25日(月)旗の日

9月26日(火)生花の冠と首飾りの日

9月27日(水)ヤシの葉で編んだ帽子の日

9月28日(木)伝統衣装の日

9月29日(金)アミモノの日 & 午前10:00より終日 アレレ博物館前にてイベント

 10:00から11:30 式典

 12:00から17:00 マーシャル料理をブースで販売&マーシャル伝統競技

 17:00から21:00 ナイトマーケット&ダンスパフォーマンス

今年のマニットデーのテーマは、“ Kūbwij Buñi Eo”。

どういう意味なのか、アレレ博物館の方に伺いました。

テーマを直訳すると「ブニを掘り起こそう」。ブニは伝統的首長だけが身につけることができる首飾りです。ブニは、首長が人々のために背負っている大きな責任を象徴しており、何よりもマーシャルの慣習と伝統の象徴です。そのため、今年のテーマは、「徐々に失われつつある慣習や伝統を掘り起こそう」というメッセージを伝えているそうです。

Happy Manit Day!!

mika

NHK WORLD-JAPAN NEWSでマーシャルが取り上げられました

2023年6月23日放送のNHK WORLD-JAPAN NEWSにて、

マーシャルと日本の人々で一緒に取り組んでいる、

マーシャル諸島デジタルアーカイブが取り上げられました。

水爆実験、気候変動、マーシャルの歴史・文化を中心としたアーカイブを作成しています。

放送内容は、下記YouTubeにて2023年9月28日までご覧いただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=CStMiGy2PN0

Web記事はこちら。https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/backstories/2617/

NHK WORLD-JAPAN NEWSより抜粋写真

ご興味のある方は、ぜひご覧ください!

mika

マーシャル諸島デジタルアーカイブのワークショップ

2023年4月24日マーシャル諸島短期大学にて、
マーシャル諸島デジタルアーカイブのワークショップが開催されました。

マーシャル諸島短大にて

マーシャル諸島デジタルアーカイブは、日本の研究者とマーシャルの若者たちが中心となり取り組んでいる、市民参加型プロジェクトです。MJCCもお手伝いで参加しています。


マーシャルの核実験の歴史、核被害、気候変動の影響、
各環礁の文化や昔話、歴史などの情報を地図上に掲載する
デジタルアーカイブを作っています。


完成すると世界中から誰もが、これまでは現地に来ないと知ることができなかったようなマーシャルの情報にアクセスすることができます。

今回のワークショップのテーマは、AIの技術を使った白黒写真のカラー化。
ウェブ上のサイトにアクセスすると、簡単に写真のカラー化ができました。
参加した学生たちは、自分のスマホやノートパソコンからウェブサイトにアクセスし、写真のカラー化を体験していました。

日本統治時代に撮影されたマーシャルの白黒写真をカラー化すると、
「昔」という印象だった白黒写真が、急に生き生きと見えてきました。
「写真に命が吹き込まれたみたい!」と驚く学生もいました。

左:オリジナルの白黒写真 右:Palette Appによる自動着彩写真
マーシャルのコプラ製造、ジャルート
出展:国立国会図書館「南洋群島寫眞帖 : 南洋廰始政十年記念」(南洋廳 編纂) (https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1899662/37)を加工して作成

白黒写真をカラー化する目的は、昔の出来事や人々を身近に感じ、
共感したり、その感想を話すことで対話が生まれ、
より深い歴史学習ができることです。
カラー化した昔の写真は、デジタルアーカイブに掲載予定です。

マーシャル諸島デジタルアーカイブは、年内の完成を目指しています。
こちらのブログで最新情報をお知らせしますので、どうぞ完成をお楽しみに!!

mika