3月1日核被害者追悼日

3月1日はNuclear Victims Remembrance Day(核被害者追悼日)の休日です。
近頃はNuclear Victims Remembrance Dayを”NVRD”と略されることもあります。

キャンドルを灯して黙とう

1954年3月1日にマーシャル諸島のビキニ環礁で水爆ブラボーの核実験が行われ、
周辺の島々に甚大な被害が出ました。
アメリカによる核実験はマーシャル諸島で計67回行われています。

マーシャルでは核被害により現在にも及んでいる人々の苦難を思い起こし、
核被害者を追悼する式典が毎年行われています。


今年の式典のテーマは、”KŪRTIPLǪK”。
あまり日常で使われていない昔のマーシャル語で、意味は「決して戻らない」。
核被害の過去に戻ることはない、過去に立ち止まることなく前に進んでいこう。
雨にも負けず、風にも負けず、私たちは前に進むために、この核実験の暗い過去を解決するために、皆で一緒に進んでいきましょう、というテーマだそうです。

デビッド・カブア大統領のスピーチ

被ばく認定されている島は、ビキニ環礁、エニウェタック環礁、ロンゲラップ環礁、ウトリック環礁の4島。
今年の式典では、4島それぞれの島の住民が前に出て、島の歌を歌いました。

ロンゲラップ環礁の人々
エニウェタック環礁の人々。MJCC従業員もこの中に一名います。

マーシャルの人々にとって、忘れてはいけない大事な日、それが核被害者追悼日です。

mika

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