選挙の前に大問題!?

現在マーシャルの首都マジュロでは、いつもと違った光景を見ることができます。

選挙用の看板。


あちこちに立ち並んだこの看板は、11月に行われる国政選挙に向けて各候補者がアピールする看板です。4年に1度行われるこの選挙では、ほとんど全ての国会議員や市長が選出されるのでただでさえ出馬数は多いのですが、今回は前回の選挙と比べて立候補者数が倍以上いると言われており、看板も前回より目立っているような気がします。

さて候補者にとって最も重要なのは投票数ですが、その投票について、最近大きな変更がありました。

Marshalls Supreme Court rules voting law unconstitutional(RNZ)

前回の選挙の後、海外在住のマーシャル人による投票の使用禁止という法律が作られたのですが、先日、マーシャルの最高裁はこの法律が違憲であると裁定しました。これに対してヒルダ・ハイネ大統領は、裁判所の決定は11月の選挙には影響は及ぼさない、と述べましたがこれに反発する声も多くあるようです。

実際、国外在住のマーシャル人の数は1~2万人と言われており、その投票を数えるかどうかは選挙結果に大きく影響します。下は4年前の選挙結果(非公式)ですが、”Abs”が不在者投票数、”Postal”が郵送による投票数です。ほとんどの選挙区で大きな影響を与えていることがよくわかります。

RMI election 2015 final, unofficial results(pdf)

というわけで、海外在住者の投票が有効となるか無効となるか?が注目されており、予断を許さない状況が続いているのです。選挙の日まで目を離せませんね。

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