コロナウイルス続報

マーシャル政府保健省は25日に新型コロナウイルスの状況報告を更新しました。

新型コロナウイルス報告

特に前回から変わった点はなく、相変わらず感染者はなし、とのことです。

ウイルスは高温地域では繁殖力が弱くなるという話もありますし、このまま終息すると良いのですが。

なお現在マーシャルへの入国には通常の書類の他に「麻疹予防接種済の証明書」が必要です。渡航の際は忘れずにお持ちください。

SATO

コロナウイルス続報

マーシャルの保健省から、マーシャル入国についての続報が出ました。

1 世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスに関する「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC:Public Health Emergency of International Concern)」を宣言したことを踏まえ,マーシャル政府として,1月24日付渡航勧告を再考察し,暫定的に,マーシャルへの全渡航者を対象に勧告内容を以下のとおり更新する。これら勧告は2月2日付で発効する。
(1)2月2日から3月2日までの30日間,空路・海路いずれも渡航制限対象国(以下2参照)からの全ての渡航を禁止する。
(2)マーシャル政府医療機関紹介委員会の承認を得た患者を除き,次の通知があるまで,渡航制限対象国への全ての公務及び渡航費支援のある出張を禁止する。即時発動。

2 渡航制限対象国
(1)中国
(2)マカオ
(3)香港

外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=78278

つまり中国・マカオ・香港からの直接渡航禁止(第三国での14日間滞在の義務付)です。

またお隣のミクロネシアでは緊急事態宣言が発令され、中国本土及び汚染された国と地域からの直接渡航禁止(第三国での14日間滞在の義務付)を発表しました。この汚染された国には日本も含まれるようです。

1月31日夜,ミクロネシア大統領府は,概要以下の新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言を発出しました。
 なお,宣言発出後の2月1日及び2日のポンペイ空港での対応は,平常通りでしたが,今後,同宣言を踏まえて日本人旅行者に対する当局の規制が厳しくなる可能性もあるところ,充分な注意が必要です。
 現在,本件について情報収集に努めており,追加情報が判明次第,改めてお知らせします。

●1月30日に発表されたWHOによる新型コロナウイルスに関わる非常事態宣言を受けて,1月31日,パニュエロ大統領は憲法第11条セクション6に基づき,国民の安全を守るため,FSM全土に以下の非常事態宣言を発出。

●コロナウイルスが効果的に抑止されたと確認されるまでの間,すべてのFSM国民の中国本土及びその他の汚染された国,地域への渡航を禁止する。

●FSMに居住する外国人に対して,不必要な中国本土及びコロナウイルス汚染国,地域への渡航の延期を強く勧める。

●2020年1月6日以降,直接または間接,空また海利用を問わず,中国本土からの旅行者のFSM入国を禁止する。

●コロナウイルス汚染国,地域からの旅行者によるFSMへの入国は,非汚染国,地域で,FSMへの入国直近の少なくとも14日間を滞在した者以外の入国は認めない。

●FSM連邦政府はこの決定を効果的なものとするため保健省を中心としたタスクフォースチームを結成した。

2020年2月3日
大使館

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=78274


グアムからミクロネシアを経由してマーシャルへ飛ぶアイランドホッピングですが、ユナイテッドに確認したところ「現時点で、ミクロネシアで下りなければ日本人がマーシャルへ来ることはOK」とのことです。
また続報が出ましたらこちらでお知らせします!


SATO

マーシャルへ入国予定の方、ご注意ください!

マーシャル諸島共和国保健省より、コロナウイルスの感染拡大を受けて、1月24日、以下の発表がありました。

1 マーシャル諸島へ入国する全ての旅行者を対象に,2020年1月24日付で以下の措置を発動する。(1)入国する全ての旅行者は,マーシャル到着前又は到着時に健康申告書の提示を義務付ける。(2)2020年1月24日現在,中国本土又は中国本土経由で渡航する全ての旅行者は,新型コロナウイルスに感染されていない渡航国(現時点では中国のみ。今後感染拡大状況に応じて対象国追加があり得る見込み。)に少なくとも14日間滞在することを義務付ける。これを満たさない旅行者の入国は例外なく認められない。
2 マーシャルより中国又は他感染が確認された国への渡航を計画している全ての者に対し,渡航の延期を強く推奨する。渡航延期が不可能な場合は,予防措置を十分に行うこと。マーシャル再入国時には上記1の措置が適用される点に留意すること。(外務省HPより転載)

外務省海外安全ホームページ

昨年末から義務化されている麻疹の予防接種証明の提出に加え、コロナウイルス対策として健康申告書の提出が義務化されたことになります。また中国から直接マーシャルに入国することは禁止となりました。なかなか素早い対応です。
なお健康申告書は、入国時に空港でもらえる書類に記入して提出すればOKです。実際のものは下の写真のような書類(曲がってます)になります。基本的な個人情報のほか、過去3週間で滞在した場所、もしあれば病気の症状(発熱、顔の紅潮、目の充血、咳、鼻水)等を記入します。

健康申告書

マーシャルにいらっしゃる予定の方は入国の際に手間が一つ増えますが、特別大変なことはありませんので、お気をつけてお越しください!
SATO

2020年、大統領が決まりました!

マジュロ政府庁舎。

明けましておめでとうございます。2020年もどうぞよろしくお願いします。
マーシャルのお正月は、一日二日はさすがに閑散としていますが、三日くらいから通常の生活に戻ります。本日六日からは、昨年末の選挙を受けて新しい国会議員による国会が始まりました。
そしてつい先ほど、新しい大統領にデイビッド・カブア氏が選ばれました。初代大統領アマタ・カブアの息子です。詳しいことはまだわかりませんが、前大統領ヒルダ・ハイネ氏との一騎打ちで勝利したので、今までとは路線が変わるのかもしれませんね。

SATO

選挙の前に大問題!?

現在マーシャルの首都マジュロでは、いつもと違った光景を見ることができます。

選挙用の看板。


あちこちに立ち並んだこの看板は、11月に行われる国政選挙に向けて各候補者がアピールする看板です。4年に1度行われるこの選挙では、ほとんど全ての国会議員や市長が選出されるのでただでさえ出馬数は多いのですが、今回は前回の選挙と比べて立候補者数が倍以上いると言われており、看板も前回より目立っているような気がします。

さて候補者にとって最も重要なのは投票数ですが、その投票について、最近大きな変更がありました。

Marshalls Supreme Court rules voting law unconstitutional(RNZ)

前回の選挙の後、海外在住のマーシャル人による投票の使用禁止という法律が作られたのですが、先日、マーシャルの最高裁はこの法律が違憲であると裁定しました。これに対してヒルダ・ハイネ大統領は、裁判所の決定は11月の選挙には影響は及ぼさない、と述べましたがこれに反発する声も多くあるようです。

実際、国外在住のマーシャル人の数は1~2万人と言われており、その投票を数えるかどうかは選挙結果に大きく影響します。下は4年前の選挙結果(非公式)ですが、”Abs”が不在者投票数、”Postal”が郵送による投票数です。ほとんどの選挙区で大きな影響を与えていることがよくわかります。

RMI election 2015 final, unofficial results(pdf)

というわけで、海外在住者の投票が有効となるか無効となるか?が注目されており、予断を許さない状況が続いているのです。選挙の日まで目を離せませんね。